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WiMAX2+の速度制限のルールと解除方法を全て解説

投稿日:2017年1月17日 更新日:

スマートフォンやモバイルWi-Fiルーターを利用するときに最も気になるのが、速度制限です。

スマホの3大キャリアの場合、契約した月間データ通信量を超えると最大128kbpsという低速になるために、どうしてもデータ量を気にしながら使いがちになります。

特に動画をよく観るのなら、データの消費量に注意しながら日々利用していることでしょう。

 

またWi-Fiルーターに月間データ量が無制限のプランを提供するワイモバイルでは、3日間で3GB使用した場合にその翌日6時から翌々日6時まで通信速度の制御が行われ、サポートに確認したところ速度は128kbpsまで下げられるとのことです。※1

さらにプラン変更するたびに契約解除料がかかるので、使用量に応じて変えられる柔軟性に欠けます。※2

 

月間データ使用量実質無制限のWiMAXでも速度制限はあり、UQコミュニケーションズだけでなくどのプロバイダを選んでも同じです。

しかしキャリアと同様の128kbpsまで通信速度が下げられる月間7GB制限は、事前にプランをギガ放題に変更したりハイスピードプラスエリアモードの利用を控えたりすれば避けられます。

それに2017年2月から施行される3日間10GB制限は、速度こそ1Mbpsまで下げられますが制限がかかる時間が区切られているので、時間外に多くデータを消費するスタイルなら影響を受けることは少ないでしょう。

月間データ量の制限も速度制限も気にせずに済むインターネットライフをモバイルWi-Fiで実現したいならば、WiMAXを選択することが一番の近道となります。

 

WiMAXの速度制限の内容

WiMAX2+の速度制限は、2種類に大別されます。※3

  • 通常プラン利用時とハイスピードプラスエリアモード利用時に、当月の通信量が7GBを超えたときの制限(月間7GB制限)
  • 直近の3日間で10GB以上利用したときの速度制限(3日間10GB制限)

この2つの状況では、かかる制限の内容が違います。

 

月間7GB制限

WiMAX2+には、月間のデータ量制限がないギガ放題プランと上限7GBの通常プランがあります。

しかし、ギガ放題プランを契約している場合でも月間7GB制限にかかることがあるのです。

この制限にかかった場合、当月の通信量が7GBを超えたあとは通信速度が128kbpsに制限され、月末まで解除されません。

 

通常プランの利用

UQ flatツープラス、通称通常プランは、利用している月の通信量が7GBを超えると、それ以降の通信速度が月末まで128kbpsに制限されます。

 

ハイスピードエリアプラスモードの利用

一部機種に搭載のハイスピードプラスエリアモードでは、WiMAX2+の電波が届きづらいところでau 4G LTE回線が使えます。※4

事前に申し込みしなくても端末の通信モードを切り替えるだけで使えるので、一見便利そうですね。

 

しかしいったんこのモードに設定すると、ハイスピードプラスエリアモード(WiMAX2+とLTE通信)の合計通信量が7GBまでに制限されます。

たとえギガ放題プランを契約していても、この通信モードは7GBまでしか使えません。

また、auスマートバリューmineを契約していない場合はLTEオプション料が別途かかります。

 

3日で10GB制限

連続する3日間の通信データ量が10GBに達すると、その翌日18時から翌々日2時の通信速度が1Mbpsに制限されます。※5

1Mbpsというと、YouTubeの標準画質レベルの動画を観ることができるレベルです。

メッセンジャーやLINEでのやり取りや音声通話、ネットサーフィンはできますが、YouTubeより高い速度が要求されるAmazonのプライムビデオなどのHD画質の視聴が難しいと考えられます。

普段夜に動画視聴やオンラインゲームをするなどの大量のデータ通信をWiMAX2+で行っているならば、この速度制限は以前より厳しくなったように感じられるかもしれません。

 

逆に昼間にデータ通信をする分には、速度制限にかかっていようといまいと関係なく高速通信が可能となりました。

ビジネスでWiMAX2+を利用し、昼間にskypeでの会議を行ったり大容量ファイルを送ったりなどのやり取りがあるならば、速度変更を無視できるこの変更はとてもうれしいですね。

しかも、新制度への変更に合わせてデータ量通知サービスの提供が開始されたので、事前に登録しておけば、通信制限当日の13時ごろから順次通知メールが送られるようになりました。

事前の通知があれば速度制限発動前に動画をあらかじめダウンロードしておくこともできるので、急に不便になって困ることも減るでしょう。

 

ただ、通常プランを契約している月やハイスピードプラスエリアモードを使った月には、この制限がかかる前に月間7GB制限の対象になります。

その場合、ウェブサイトの閲覧すら難しい128kbpsという低速で月末まで我慢することになるので注意してください。

 

制度変更前と変更後の規制される期間のイメージ

制度の変更前は翌日の昼頃から翌々日の昼頃までの制限でしたので、1日で3GB以上使ってしまった場合はその翌日から実質3日間、常に制限がかかっていたのです。

それが翌日18時から翌々日2時までの間だけになったことで、その時間外は通常通りの通信を続けられるようになりました。

(出典:UQコミュニケーションズ)

つまり制限時間外ならば、それまでの3日間でどれだけデータ量を消費していたとしても通常と何ら変わりなく通信できるのです。

固定回線がある自宅で夜を過ごす場合など、制限のかかる時間帯にWiMAX2+を使う必要がないならば、3日間10GB制限は実質ないものとして思う存分使えるでしょう。

 

速度制限を解除する方法はある?

結論から言って、WiMAXには速度制限を解除する方法はなく、3大キャリアにあるような追加料金を払って容量を追加する制度もありません。

月間7GB制限の場合は月末まで128kbpsで過ごすことになりますし、3日間10GB制限は前日までの3日間の使用量の合計が10GB未満になるまで解除されず、夜間ヘビーにネットを使いたいならば解除を待つしかないのです。

 

しかし3日間10GB制限時は2時から18時には制限がかからないので、普段夜に観ていた動画の続きを早起きして早朝に観ることにするのも方法としてありです。

またAmazonプライムビデオなどのビデオサービスの中には、動画をダウンロードすることで、オフライン環境でも視聴できるようになるものもあります。

事前通知メールを上手に活用して、規制前に見ておきたいデータをダウンロードしてしまうのも速度低下対策として活用してみてはどうでしょうか。

データ量通知サービスに登録していれば制限がかかる当日の午後にはメールが来ますから、予定を立てた行動もらくらくですね。

 

WiMAXの速度制限を気にしなくていい理由

WiMAX2+の速度制限は解除不可能なので、通信量の管理が大変だという印象を持つかもしれません。

しかし月間7GB制限は事前に回避できますし、3日間10GB制限はインターネットが使える程度の速度が確保できるだけでなく時間を区切ってかかるので、制限で困る状況になることはそれほど多くないと考えられます。

そもそも3日10GBという数字は、普通に利用している限り簡単に超える数値ではありません。

 

月間通信量7GB制限は事前に対策できる

WiMAX2+の場合、ギガ放題プランと通常プランの間の変更が月単位でできます。※4

変更したプランは翌月から適用される上、契約期間も通算されますから、通信量や予定に合わせてよく使う月にはギガ放題、そうでない月には通常プランとフレキシブルな対応も。

通常プランのほうが月額料金が安いので、データ通信量が少ない月の支払いも抑えられて節約になります。

 

またハイスピードプラスエリアモードでかかる制限は、その通信モードの利用を最低限に控えることで回避できます。

例えば2016年12月発売のWX03は下り440Mbpsの通信に対応している機種ですが、ハイスピードプラスエリアモードを利用することはできません。※6

WiMAX2+のサービスエリア外やつながりにくい屋内に行くときにデータ量が不足して困るのなら、ハイスピードプラスエリアモードを搭載した機種を選ぶだけでなくスマホのデータ量にも余裕のある契約にしておけば、エリア外での通信に困ることは少ないでしょう。

ハイスピードプラスエリアモードの使用には別途LTEオプションの料金がかかりますから、どうしてもWiMAXルーターでのLTE通信が必要な時以外は使わないほうがいいかもしれません。

 

3日間で10GB制限下でも実用的な速度が保てる

3日間10GB制限では、通信速度が最大1Mbpsに制限されます。

YouTubeの標準画質が観られる程度の速度ですので、SNSの閲覧やネットショッピングには問題ないでしょう。

それに、制限のある日でも2時から18時の間は速度が低下しないので、メインで使う時間が昼間ならば影響を受けることはほとんどありません。

 

「3日10GB制限=実質1ヶ月100GB制限」ではない

他の事業者でも、短期間に大量通信をした時の速度制限を設けているところがあります。

たとえばワイモバイルでは、サポートに確認したところ3日間で3GB利用したときに128kbpsになるとのことでした。

いくら翌日に解除されるといっても、128kbpsではLINEをするのがやっとでホームページの閲覧やショッピングはできません。

つまり実質的には速度制限中にネットを使えないので、ある日に1日で3GB使ったら3日後に解除されるまで不自由な環境で待つことになります。

それでは1ヶ月30GB制限があるのと同じでしょう。

 

それに対してWiMAXは速度制限中でも実用の範囲に維持されるぶん、たとえ1日で50GB使ったとしても使い続けることができる上、制限時間外は元の高速通信が可能。

月間7GB制限の要件に当てはまらない限り、使いようによっては完全使い放題も目指せるのです。

 

まとめ

WiMAXには月間7GB制限にかかったときの制限と、連続する3日間で10GB超利用した時の2種類の速度制限があります。

一方、大手キャリアなどにあるデータチャージのような、速度制限を解除するための方法はありません。

 

その理由として、WiMAXの場合は速度制限がかかる状況を事前に回避しやすいほか、3日間10GB制限は時間が限定されているうえ、サイト閲覧やLINEなどでのやり取りができる程度の実用的な速度が維持されることが挙げられます。

動画視聴やオンラインゲームでどんなに大量のデータを消費したとしても、制限がかかる時間に使いさえしなければ速度制限の影響を受けないので実質的には完全使い放題に。

他の事業者の場合、3日で3GB制限でも実用に耐えない速度になり、制限中は実質ネット環境がない状態になることもあります。

月間のデータ量に上限がなかったとしても、インターネットを使えない状況が発生するなら無制限に使えるとは言い難いでしょう。

 

WiMAXのギガ放題プランは、3日10GB制限でも最大1Mbpsの速度が確保されるほか、制限のある日でも時間が区分されているのでそれ以外の時間帯は完全無制限で使えます。

たまに高画質の映画を観たり、アプリやソフトウェアをダウンロードしたりして速度制限に遭っても、8時間の制限期間以外はいつもの通りの環境となるので丸一日ネット利用を我慢するようなことはありません。。

あえて難点を言うとすれば、自宅の固定回線代わりとして利用していた人にとってゴールデンタイムの午後6時から午前2時の速度制限は日々の利用に影響を及ぼす可能性のある措置であることはお伝えしなくてはいけません。

スマホ通信制限回避用のサブ回線として使いやすく進化したWiMAXですが、固定回線代用としては少し評価を待つ必要があります。

 

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