国内旅行や出張など短期間だけWiMAXを使いたいのなら契約よりも、レンタルのほうが断然おすすめです。
なぜならWiMAXをプロバイダで契約するとほとんどの場合が2年や3年以上使用する必要があり、中途解約をすると高額な違約金を支払わなければなりません。
しかしレンタルであれば数日から数ヶ月間と自分の都合に合わせて、WiMAXが利用・返却できるので余計な費用を使う必要もないのです。
ここではWiMAXのレンタルのメリットと、注意点、そしてWiMAXを借りるのにベストな会社をおすすめします!
国内旅行や出張のお供にWiMAXのレンタル
普段パソコンやタブレットでインターネット通信を行うときは、家の固定回線やカフェなどの公衆無線LANに接続してデータ通信を行っているのではないでしょうか。
とはいえ、移動の多い旅行やインターネット環境のない病院での入院など、短期間だけインターネット通信ができる環境を確保したいと思うときはありますよね。
そのような場合には数日や数ヶ月といった短期間のみ使用できるWiMAXレンタルがおすすめです。
簡単なネット接続ならスマホのテザリング機能でも十分ですが、スマホのテザリングによるデータ通信量には上限が決められているのですぐに通信速度制限の対象となる可能性があります。
YouTubeやNetflixのような動画をよく見る人にとって、スマホのデータ通信残量は大切ですのでポケットWiFi代わりのテザリング利用は経済的な負担も重くのしかかってきます。
しかしWiMAXにはデータ通信量に上限のないプランがあるので、スマホのテザリングのようにデータ通信量を気にすることなく思いきりインターネット通信を行えるメリットがあるのです。
しかし通常WiMAXはプロバイダで契約すると2年や3年間使用しなければならず、2年や3年後の契約更新月未満に中途解約を行えば下記のような高額な契約解除料が発生します。
解約までの期間 | 契約解除料 |
---|---|
1〜13ヵ月目 | 20,900円 |
14〜25ヵ月目 | 15,400円 |
26ヵ月目(2年契約時の更新月) | 0円 |
契約先によっては契約解除料が1,000円だったり、契約期間の縛りがないプランがあったりもしますが、その場合でも契約時に15,000円以上もの高額な端末代金の支払いをしなくてはなりません。
こういったことから短期解約を前提にWiMAXを契約すると、月額料金に加えて15,400円~20,900円の余計なコストを支払わなくてはいけないのです。
ですがレンタルWiMAXであればこのような契約解除料や端末購入代金が発生することはありません。
使用した期間分の利用料金と配送料のみで済むからです。
さらにプロバイダでWiMAXを契約すると3,000円の事務手数料が発生しますが、レンタル業者では支払わなくていいこともメリットの1つです。
この事務手数料が意外と隠れたコストで、回線契約には必須の手数料ですので、それだけでもレンタルWiMAX1週間分くらいの金額になります。
WiMAXルーターをレンタルしておけば、スマホやタブレットで旅行先の観光地やレストランを調べる際に便利ですし、毎日退屈な入院生活でもパソコンで動画鑑賞やネットサーフィンをして過ごせるので快適ですね。
レンタル業者比較
WiMAXをレンタルする際に特に気になるのがレンタル料金です。
WiMAXレンタル業者は複数ありますが、その中で5つのレンタル業者をもとに3ヵ月間まで借りた場合の利用料金を下記の表にまとめました。
レンタル業者 | 1泊2日 | 7泊8日 | 14泊15日 | 1ヵ月 | 2ヵ月 | 3ヵ月 |
---|---|---|---|---|---|---|
Wi-Fiレンタル屋さん | 1,100円 | 4,400円 | 8,250円 | 8,250円 | 14,650円 | 20,500円 |
e-ca(W06の場合) | 1,080円 | 4,320円 | 7,560円 | 7,560円 | 14,850円 | 22,140円 |
Wi-Fiレンタルどっとこむ(W06の場合) | 1,080円 | 4,320円 | 7,560円 | 7,560円 | 14,850円 | 22,140円 |
どこでもネット | 972円 | 3,888円 | 8,478円 | 8,478円 | 14,040円 | 19,764円 |
Wi-Fi RENTAL JAPAN(W01・W04の場合) | 960円 | 3,840円 | 4500円 | 4,500円 | 9,000円 | 13,500円 |
上の比較表を見てみると料金が割高なところから安いところまでさまざまで、選ぶWiMAX端末によって料金が異なる場合もあります。
この5つの業者の中でも一番安いのがWi-Fi RENTAL JAPANとなっており、1ヵ月の料金を見ても実際にWiMAXを契約した際の月額料金とほぼ変わらない金額で使用することができます。
Wi-Fiレンタル屋さんは1ヶ月まではどのレンタル業者よりも高い利用料金が設定されていますが、2ヶ月以上のレンタルだとe-caやWi-Fiレンタルどっとこむが最も高くなります。
なお使用可能な通信容量においては、どの業者もデータ容量制限のないギガ放題プランと同じ内容を提供しているのでデータ通信量に上限がなく思いきりインターネット通信を行うことができます。
ただし、もちろん契約した際と同じように3日間のデータ通信使用量の合計が10GBに達した場合には速度制限の対象となりますので注意しておきましょう。
また各業者でレンタル可能なWiMAX端末は下記の表の通りです。
レンタル業者 | WiMAX端末 | 対応速度(下り最大) |
---|---|---|
Wi-Fiレンタル屋さん | WX03 | 440Mbps |
e-ca | W06/WX03 | 1.2Gbps/440Mbps |
Wi-Fiレンタルどっとこむ | W06/WX03 | 1.2Gbps/440Mbps |
どこでもネット | W04 | 758Mbps |
Wi-Fi RENTAL JAPAN | W01/W04/W05 | 220Mbps/758Mbps/758Mbps |
利用料金や取り扱い端末はさまざまですが、レンタル業者を比較してみると最新の端末が使える業者ほど料金が高い傾向にあります。
この中でWiMAX最新端末W06を取り扱っている業者はe-caとWi-Fiレンタルどっとこむですが、前述したように比較したなかで2ヶ月以上のレンタル料金が最も高いです。
一方、どのレンタル日数でも最安の料金だったWi-FiレンタルJAPANだとW01・W04・W05が選べます。
しかしW01でもW04でも同じ料金設定なのに端末のスペックはかなり差が大きいのでW01をあえて選ぶメリットはありません。
また、比較的新しいW05では6泊7日以上のレンタルしか受け付けていませんし、W04と下り最大速度は同じなのにレンタル料金は割高で14泊以上になると他社とあまり変わらなくなってしまいます。
そのため、特に最新機種にこだわらずお得にレンタルしたい場合は、Wi-Fi RENTAL JAPANでW04を選ぶのがおすすめですよ。
レンタル業者を選ぶポイント
短期間だけWiMAXサービスを利用したいという場合、レンタルであれば契約したときのように契約解除料が発生することがないので安く抑えることができるメリットがありますが、他にもWiMAXをレンタルした方がいい理由はあります。
そこで短期間WiMAXを使用する際にレンタル業者を選ぶポイントを紹介します。
レンタルと返却の手続きが楽なこと
WiMAXの短期利用でレンタル業者を選ぶポイントの1つ目はレンタル時と返却時の手続きが簡単かどうかという点です。
モバイルルーターのレンタル業者ではネットで簡単に申し込みすることができ、最短翌日から受け取ってすぐに使用することができます。
また受け取り場所においても、自宅や空港、ホテルなど宅配便やゆうパックが届く場所ならどこでも届けてくれるので、受け取りたい場所を指定したい場合に大変便利です。
特に空港を指定した場合は空港内の郵便局または宅配カウンターに届けてくれるので、旅行や出張、日本へ一時帰国する際でも申し込みさえしておけば空港で受け取ってすぐに使用することができるので利用者にとっても助かりますね。
返却する際はさらに簡単で、空港返却カウンターまたは一緒に同封されていた専用封筒にWiMAX端末を入れてポストへ投函するだけです。
初めての人でも簡単にWiMAX端末をレンタルすることができるので、気軽に利用しやすいですね。
最新に近い端末が選べること
レンタル業者を選ぶ2つ目のポイントは比較的新しい端末を使用できることです。
レンタル業者によって取扱い端末は異なりますが、対象速度がWiMAX2+で最も速い下り最大440Mbps通信に対応した端末が利用できれば、より高速なインターネット通信を行うことができます。
ただWiMAXは2.5GHzと他のポケットWiFiよりも高い周波数を利用してデータ通信を行っており、地下や建物の奥まった場所に電波が届きにくい特徴があるため、利用者の中にはLTEオプション対応機種を使用したいと思う人もいるでしょう。
しかし紹介したレンタル業者の取り扱い端末のなかで唯一WX03だけはLTE通信に対応していません。
下り最大440Mbpsに対応している端末であってもLTEオプションが使えないのは不便なので、WX03しか取り扱いしていないWi-Fiレンタル屋さんは他社に差をつけられていることになります。
WiMAX通信のみ対応の機種は避ける
現在のWiMAX2+最新端末W06の最大速度は下り最大1.2Gbpsですが、レンタル業者の中には利用料金が安い代わりに古いタイプのWiMAX端末を取り扱っているところもあります。
以前はWiMAX通信であっても下り最大40Mbpsでデータ通信を行うことができましたが、現在はWiMAX2+の高速化に伴ってWiMAX回線の周波数帯をWiMAX2+回線へ割り当てたため、下り最大13.3Mbpsまで低下しています。
そのためWiMAX通信のみ対応の機種の場合、WiMAX2+通信が行える機種に比べて非常に遅く通信速度において不利となるので、レンタル業者を選ぶ際には取り扱っている端末を事前に確認しておくようにしましょう。
当記事で紹介した業者では旧WiMAX回線の端末は取り扱い終了していますので安心してください。
WiMAXのお試しサービス利用は不適切
UQコミュニケーションズではWiMAXの契約を検討している人向けに、お試しとしてWiMAX端末を15日間無料でレンタルできる「Try WiMAX」を行っています。
登録料、通信料、レンタル料、宅配費用などが一切かからないため、旅行や出張で短期間だけ使用したいという考えが頭をよぎるかもしれません。
しかし本来の目的は、生活圏での通信状況を実際に確認することです。
もしWiMAXをプロバイダで契約する予定がないなら、Try WiMAX利用は控えましょう。
UQ WiMAXの期間条件なしは割高
WiMAXプロバイダでは短期契約者向けにギガ放題の「期間条件なし」という契約プランを用意しています。
このプランで申し込みすれば契約期間が定められていない分、いつでも解約したいタイミングで手続きが可能です。
その代わり、契約期間が定められている契約プランに比べて月額料金が約170円高くなるうえ、15,000円もの端末代金も必要という注意点があります。
そのため、料金面においてプロバイダ契約よりも端末代金を全額負担する必要のないレンタル業者からWiMAX機器を借りた方が大きく節約できます。
結論!おすすめのレンタル業者
数あるWiMAXレンタル業者がある中、おすすめするのはWi-Fi RENTAL JAPANです。
Wi-Fi RENTAL JAPANは「1泊2日」からWiMAX端末をレンタルすることができ、短期から長期まで格安な料金設定になっています。
ネットから簡単に申し込むことができ、宅配・ポスト投函だけでなく一部の空港でも受取や返却ができるので利用者にとって便利な業者です。
また平日の16時までに申し込めば当日発送され、最短で翌日に受け取って使用することができるので、急な出張などでもすぐにWiMAX端末を手配することができるのは助かりますね。
Wi-Fi RENTAL JAPANの料金は業界の中でも最安級でWiMAX端末のレンタルなら1ヵ月目以降は1日当たり145円からと低価格です。
レンタル料金に送料1,080円が加算されますが、それでも他のレンタル業者と比較して最安級で利用できますよ。
まとめ
旅行や入院などで短期間モバイルWi-Fiルーターを使用したい場合は高速通信で無制限にデータ通信を行えるWiMAXをレンタルすることをオススメします。
2年や3年間使う予定があればレンタルするよりもプロバイダでWiMAXを契約した方が安いですが、数週間や数ヶ月など短期間使用した後に解約すると契約解除料が発生するので結果高額な出費となってしまいます。
一方レンタルであればいつ解約しても違約金を支払う必要がなく、基本的に利用日数分の料金と配送料が請求されるので余計な出費がかかりません。
Wi-Fi RENTAL JAPANは料金面では他のレンタル業者よりも低価格で長期利用するほど安く、最新ではない端末でも下り最大440Mbpsで高速通信を行うことができます。
またレンタル方法が簡単で最短で翌日に受け取ることができるので、急にWiMAXが必要という場合でもすぐに対応することができます。
通信量無制限のWiMAXを持っているだけでも旅行中や入院中の過ごし方がより快適になるので、短期間外出する予定のある人は是非レンタルWiMAXを検討してみてはいかがでしょう。