現在多くのWiMAXプロバイダでは、3年契約プランを主力商品として提供しています。
3年契約プランなら追加料金なしで国内どこでも高速通信を利用することができるのです。
3年契約のメリット
現在、ほとんどのWiMAXプロバイダで3年契約を取り扱っています。
しかしWiMAX回線の提供元であるUQコミュニケーションズやBIGLOBE WiMAXでは3年契約の新規受付を終了したので注意しましょう。
ギガ放題
月間データ通信量の制限がない料金プランです。
例としてBroad WiMAXギガ放題プランの月額料金は契約から3ヶ月間は試用期間として月額2,999円です。
3~24ヶ月目までは3,752円、25ヶ月目以降は4,412円になります。
ライトプラン
月間データ通信量が7GBまでの料金プランで、プロバイダによってはツープランプランという名称で展開されていることもあります。
Broad WiMAXライトプランの月額料金は1~24ヶ月目まで2,999円、25ヶ月目以降は3,326円になります。
このプランはUQコミュニケーションズ・BIGLOBE WiMAXでは取り扱いしていません。
LTEオプション料が無料
現在WiMAXでは次の3つの通信モードが提供されています。
モード名 | 回線 | 長所 | 短所 |
---|---|---|---|
ノーリミットモード | WiMAX | 速度制限がない | 速度が遅い |
ハイスピードモード | WiMAX2+ | 下り最大440Mbpsの 高速通信 | カバーエリアが狭い |
ハイスピードプラスエリアモード | au 4G LTE | 人口カバー率99%という高速ワイドエリア | オプション料がかかる |
このうちハイスピードプラスエリアモードを利用するときだけLTEオプション料月額1,005円が加算されます。
しかし、3年契約の料金プランであれば、au 4G LTE回線を利用しても料金は無料です。
ですが、2つ注意する事があります。
月間使用量が7GBを超えると通信速度制限がかかる
通常ギガ放題プランですと、月々どれだけ使っても実用に耐えないほど厳しい通信速度制限がかかることはありませんでした。
しかしいったんau 4G LTE回線をつなぐとハイスピードプラスエリアモードでの通信が月間7GBに制限されます。
それを超えると、ハイスピードモードでのWiMAX2+通信も含めて通信速度が128kbpsに制限されます。
3日間の速度制限がかかる
3日間で10GB以上使用すると通信速度制限がかかります。
制限時間は翌日の18~翌2時までの混雑時間帯です。
制限後の通信速度はおよそ1Mbpsです。
3年契約がユーザーに優しい2つの理由
3年契約がおすすめの場合は次の2点です。
LTEオプション料がいらない
auユーザーの場合、auスマートバリューmineを適用すればLTEオプション料無料でハイスピードプラスエリアモードを使えます 。
一方3年契約のプランならば、auスマートフォンやauケータイを持っていなくてもau 4G LTE回線のハイスピードプラスエリアモードを利用することができます。
しかもLTEオプション料は無料!
ハイスピードプラスエリアモードを使うことが多い
山村部や郊外部などWiMAX2+サービス対応エリア外の場合、高速通信を行うには必然的にau 4G LTE通信が使えるハイスピードプラスエリアモードを利用することが多くなります。
ハイスピードプラスエリアモードのau 4G LTE回線は人口カバー率が99%と広いため、WiMAX2+のハイスピードモードが対応していない地域でも下り最大150Mbpsという高速通信を行うことができます。
3年契約をおすすめしない場合
対して、3年契約の良さを体感できない状況は3つあります。
au 4G LTEに対応している端末を持っていない
WiMAX機器がau 4G LTE通信に対応していない場合、せっかくのLTEオプション無料プランも意味がありません。
必ずお持ちの端末がLTE通信に対応しているかの確認をしましょう。
auスマートバリューmineをすでに適用している
auスマホやauケータイを持っており、auスマートバリューmineを適用している場合、2年契約のプランでもLTEオプション料が無料になります。
auユーザーにとってこれが最大の旨味と言えましたが、2019年3月以降2年契約という選択がほぼ取れなくなりましたので、auスマートバリューmineの意味はauの代金が安くなることのみになりました。。
LTEオプションを使う月がほとんどない
お住まいの地域や職場などがWiMAX2+のハイスピードモード対応エリアの場合、LTEオプションを使うことはほとんどありません。
理由は2つです。
通信速度が落ちてしまう
WiMAX2+が下り最大558Mbpsなのに対し、au 4G LTE通信は下り最大200Mbpsです。
カタログスペックとはいえ、 通信速度が3倍ほども違いますね。
どちらも利用できるならより高速なほうが良いですよね。
データ通信量が制限される
ハイスピードプラスエリアモードでの通信は月7GBに制限されています。
それを超えると、ギガ放題プランを契約していてもハイスピードモードでのWiMAX2+通信も含めて通信速度が128kbpsに制限されます。
このようなデメリットがあるのに、ハイスピードモードが使えるところでわざわざハイスピードプラスエリアモードを使うことはありませんよね。
2年契約から3年契約に切り替える方法
2019年現在、自動更新の場合は2年契約が維持できます。
しかし2年契約プランから3年契約プランに切り替える場合、更新月以外でも契約解除料はかかりません。
また、変更申し込みをした月からLTEオプション無料サービスが適用されます。
ただし料金プラン変更後は契約期間も変更されます。
利用登録月が開始月にならず、変更後の料金プランサービス開始月が1ヶ月目となることに注意してください。
3年契約の途中で機種変更はできる?
3年契約の途中で機種変更したい場合には別途端末料金がかかります。
なお以下のプロバイダでは、UQコミュニケーションズの機種変更のページから手続きができます。
- UQコミュニケーションズ
- BIC WiMAX SERVICE(ビックカメラ、ソフマップ、コジマ)
- ワイヤレスゲートWi-Fi + WiMAX2+(ヨドバシカメラ)
- Biglobe
- So-net
- ASAHIネット
これらのプロバイダの場合、機種変更に伴う端末購入代金は一律15,000円です。
WiMAXの3年契約プランではハイスピードプラスエリアモードが利用できるLTEオプションが無料になります。
au携帯端末を持っていなかったりWiMAX2+対応エリア外に出ることが多い場合は、ハイスピードプラスエリアモードが料金を気にせず使えます。
auスマートバリューmineにすでに加入していたり、そもそもLTEオプションが必要ない場合にはメリットが少ないです。
それでも3年契約は現在の主力ですので、2年契約に比べてプロバイダの選択肢が多く、月額料金やキャッシュバックなどキャンペーンに応じて選べて安心ですよ。