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東京都心でWiMAX2+の速度を実測!地下鉄駅やビルの高層階で使える?

投稿日:2016年12月18日 更新日:

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WiMAX2+は最大220Mbpsの高速なモバイル通信を、データ通信容量を気にすることなく利用できる魅力的なサービスです。

回線混雑回避のために、3日間で3GBのデータ通信量を消費した場合に速度制限が行われるものの、その制限下でもHD画質の動画を鑑賞できるほどの通信速度を確保できます。

その一方で屋内では電波状況が悪くなりやすく通信速度が落ちやすいです。

実際にどの程度の通信速度が確保できるか、さまざまなシーンでの速度測定の結果を参考にすると、WiMAX2+を契約する際や利用する際に役立つでしょう。

 

WiMAX2+の通信速度について

WiMAX2+の通信速度は下り最大220Mbps、上り最大10Mbps。

ただしWiMAX2+ベストエフォートのサービスなので、実際には電波状況や同時接続数の数などの要因によってこれより低速となります。

最大通信速度ではなく実際の通信速度(実効速度)を知りたい場合は、それぞれの環境で専用のウェブサイトやアプリを使って測定して確認することが必要です。

契約する前に速度や電波の受信状況を知りたければ、UQコミュニケーションズの「Try WiMAX」を利用しお試しをすることが可能。

実際の自分の生活シーンで、WiMAX2+がどれほど役立ち使えるかを知ることができます。

この制度を利用したからといって必ずUQコミュニケーションズと契約しなければならないわけではありません。

他プロバイダと契約したり、使い心地に納得できなければ機器を返却して終わりにしたりもできるので、積極的に利用しましょう。

 

3日間3GBの通信量を消費した場合の速度制限について

たとえばドコモ・ソフトバンク・auのモバイル通信では、あらかじめ契約で定められた月間データ通信量を消費した際に最大128Kbpsという低速な通信速度となります。※1

一方WiMAX2+ギガ放題プランは月間データ通信量による制限がありません。

ただし3日間で3GBのデータ通信量を消費した場合に、回線の混雑を回避するため速度制限が行われます。

速度制限が行われた際の具体的な通信速度は公開されていませんが、UQコミュニケーションズは「YouTubeの標準画質レベルが鑑賞できるレベル」とコメントしています。※2

最大128Kbpsでは標準画質のYouTube動画も鑑賞できませんから、WiMAX2+の速度制限はそれよりはるかに緩いと言えるでしょう。

 

速度測定の環境

この記事で私が速度測定した環境について記載します。

  • 測定場所の自宅は東京都板橋区(埼玉県のすぐ隣)
  • WiMAX2+端末はW03を利用
  • Androidスマホ「Blade S7 g05」を利用

 

自宅での通信速度の測定結果

電波環境のよい窓際にモバイルWi-Fiルーターを設置し、スマホはモバイルWi-Fiルーターのすぐ近くに設置した上で、時間帯を分けて計測したところ以下の通りでした。

全てスマホでの計測結果です。

  • 午前中(10時頃)は下り23.06Mbps・上り11.08Mbps
  • 夕方(16時30分頃)は下り16.01Mbps・上り10.70Mbps
  • 夜(20時頃)は下り18.48Mbps・上り10.14Mbps

 

時間帯によって若干のばらつきはありますが、それ以外の時間帯でも下り15Mbpsを切ることはあまりなく誤差の範囲です。

モバイル通信のサービスとしては、私はこの通信速度で十分満足しています。

 

ちなみに私の環境では、WiMAX2+の上りで最大速度である筈の10Mbpsを若干ですが超えることが多いです。

計測するアプリやサイトを変えてもその結果に変わりはありませんので判定の誤りではないでしょう。

 

窓際から離した場所では?

私の環境では、窓際から離れ屋内の奥まった場所にいくとWiMAX2+の通信速度が落ちることを実感しています。

窓際から3m程離れた場所で計測した結果は下り10.30Mbps・上り10.66Mbps。

下りの通信速度に関しては、窓際で計測した際は15Mbps以上のことが多いのでその2/3以下です。

 

自宅に限らず、この傾向はさまざまな場所で実感しています。

たとえば自宅の近所にある大型ショッピングセンター「イオン板橋店」の入口で速度計測した際は下り12.18Mbps・上り5.58Mbpsでしたが、自動ドアを通り入口から5m程度入った場所で計測すると下り0.74Mbps・上り0.25Mbpsに落ちました。

また以下の口コミのように、外に比べて屋内で電波状況が弱くなるというユーザーの声もよく見かけます。

ソフトバンクモバイルのデータ定額プランしか使っていなかった頃は、屋内外で通信速度の差をこれほど感じたことがなかったので、WiMAX2+を使い始めた時は、この差に驚いたものでした。

 

モバイルWi-Fiルーターから離れた場所では?

モバイルWi-FiルーターのWi-Fiの電波強度を確認するために、W03から離れた場所での通信速度を測ったところ以下の通りでした。

ちなみにW03は窓際に設置しています。

  • モバイルWi-Fiルーターから5m程離れた場所(間にドアが2枚)では下り11.74Mbps・上り10.64Mbps
  • モバイルWi-Fiルーターをアパートの3階窓際に設置し、アパート1階で計測したところ(両者の距離は約5m)下り0.26Mbps、上り0.03Mbps

3階・1階と離れて間に障害物が多い場合はさすがに通信速度が落ちましたが、同じ階で5m程離れた場所ではそれ程通信速度は落ちず使用に耐える範囲でした。

 

カバンにWiMAX2+機器を入れると速度が落ちる

私が計測した範囲では、WiMAX2+でモバイルWi-Fiルーターをカバンに入れた状態で通信を行うと通信速度が落ちています。

窓際にモバイルWi-Fiルーターを設置して速度計測した場合の通信速度が下り16.01Mbps・上り10.70Mbpsだったのに対し、同じ時刻・場所でモバイルWi-Fiルーターをナイロン製のカバンにいれて計測すると下り9.64Mbps・上り10.30Mbpsでした。

下りは2/3以下の通信速度です。

私は外出先でもカバンにモバイルWi-Fiルーターを入れていて通信速度が遅いと感じた場合は、カバンから出して使うようにしています。

 

電車内での通信速度は?

地上を走る電車の車内ではWiMAX2+は快適に利用できています。

たとえば以下、私がよく利用する東武東上線車内での計測結果です。

  • ときわ台~中板橋間は下り9.45Mbp・上り2.75Mbps
  • 中板橋~大山間は下り16.10Mbps・上り8.21Mbps
  • 大山~下板橋間は下り16.92Mbps・上り9.41Mbps
  • 下板橋~北池袋間は下り17.01Mbps・上り9.37Mbps
  • 北池袋~池袋間は下り12.72Mbps・上り9.12Mbps

一方、私が住む東京では、地下鉄でWiMAX2+が使えないことが多いです。

以下、UQコミュニケーションズがホームページで公開している、東京メトロ内でWiMAX2+が利用可能な駅です。

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(引用:UQコミュニケーションズ

実際にこの表にない有楽町線(池袋駅~飯田橋駅間)と南北線(飯田橋駅~溜池山王駅間)の駅ホームと車内で確認しましたが、確かに電波が届きませんでした。

LTEに切り替えると電波をつかめることがあるので、その点はLTEの方が品質がよいですね。

 

高層階での通信速度は?

UQコミュニケーションズのホームページには、「高層ビルやマンションなどの高層階では見晴らしがよくても使えないことがある」との記載があります。※3

 

実際にどう使えないのか、地上200mビル51階の場所にある新宿住友ビルの展望ロビーへ行き確かめてきました。※3

まず1階エントランス前で計測した結果は下り6.82Mbps・上り1.5Mbpsだったので、当然ここは提供エリア外ではありません。

次に展望ロビーですが、場所柄見晴らし自体は最高です。

しかし計測した結果は下り0.42Mbps・上り1.06Mbpsと非常に低速でした。

ちなみに同じ階の展望ロビー以外の場所では、それほど建物の奥へ行かずとも圏外になることもありました。

 

その上で、WiMAX2+とLTEの通信を自動で切り替えるハイスピードプラスエリアモードで計測した結果、下り19.89Mbps・上り8.23Mbpsとまずまずの速度が出ることを確認できました。

これはWiMAX2+ではなくLTEによって接続された結果と考えられます。

この結果から、仮にビルの高層階でクライアントとミーティングが必要になった際はハイスピードプラスエリアモードが役立つだろうと感じました。

 

3日間3GBの速度制限下でも一定の通信速度を維持

3日3GBの速度制限に抵触した場合の通信速度は下り3.98Mbps・上り4.02Mbpsでした。

別の日に同様の制限下で計測しても、私の環境では下り上り共に4~5Mbps程度の通信速度を維持しており、YouTubeのHD画質(1080p)の動画も問題なく鑑賞できています。

UQコミュニケーションズも速度制限後の通信速度について「YouTubeの標準画質レベルが鑑賞できるレベル」と語っているので、この結果はこのコメントの正しさを裏付けています。

 

私が利用している範囲でモバイル通信を使って最も高速な通信速度を必要とするのは、このようにHD画質(1080p)の動画を鑑賞する際なので、この速度制限に抵触しても特に支障は感じていません。

実際3日間3GBの速度制限に抵触したことを気づかず、普段通り快適にWiMAX2+を利用しているユーザーも多いでしょう。

 

WiMAX2+はどのような状況で通信速度が変化するのか?

WiMAX2+の通信速度を測定していて感じるのは、屋内で見晴らしのよい場所から離れる程に通信速度が大きく変わることです。

私が測定した結果では、同じ建物でもたとえば窓際なら約15Mbps出るのに、2~3m奥に入った場所では約10Mbpsに落ちるなど通信速度に大きな差がありました。

またモバイルWi-Fiルーターをバッグに入れると、通信速度が下り16.01Mbpsから下り9.64Mbpsに大きく下がることがあります。

 

これらのことから私は、WiMAX2+機器をどこに設置するかが重要だと感じました。

 

その一方で、仮に3日3GBの通信量制限に抵触したとしても4~5Mbps程度の通信速度を維持できているので助かっています。

私はモバイル通信を使ってHD画質のYouTube動画を観たりAmazonビデオでテレビドラマ・映画を観たりするのが好きなのですが、速度制限下でも私の環境では快適に鑑賞可能です。

このようにモバイル通信として優れた性格を持ちながらデリケートな一面があるWiMAX2+を、私は「モバイル通信界のガラスのエース」だと考えています。

 

まとめ

WiMAX2+は月間データ通信量の制限なしに、最大220Mbpsの高速なモバイル通信を利用できるサービスです。

回線混雑を回避するための速度制限はありますが、制限下でも標準画質のYouTube動画を鑑賞できる程度の速度を確保可能です。

ただし屋内では電波環境が悪くなる傾向があり、契約する際や利用する際はさまざまなシーンでの速度測定の結果を参考にしたり、UQコミュニケーションズの「Try WiMAX」を利用して実際に使ってみたりすることをおすすめします。

どのようにすればより快適に使えるか、イメージすることができるでしょう。

 

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