WiMAXとは?特徴とその長所・短所

様々な会社が熾烈な競争を繰り広げているモバイルインターネット回線ですが、その中でもWiMAXの人気は非常に高い水準を誇っています。

WiMAXの中には古い規格であるWiMAXと新しい規格のWiMAX2+がありますが、現在ではWiMAXの新規加入はできずWiMAX2+のみが申し込み可能となっています。

旧規格であるWiMAXは2020年3月末で停波が決まっているため、その後はWiMAX2+に一本化される予定です。

WiMAX2+の特徴は下り最大558Mbpsにもなる高速通信で、WiMAXの最高速度である13.3Mbpsの約40倍となっています。

そしてWiMAX2+は同じ時期に実用化されたLTE advancedと同様、国際機関で正式に次世代規格である4Gの一種であると認定されましたので、WiMAX2+はまさに次世代のモバイルインターネット回線と言えます。

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 WiMAX2+は他のポケットWiFiとなにが違うのか?

WiMAX2+の主な用途はスマートフォンではなく、ポケットWiFiを使ったデータ通信です。

ポケットWiFiの中にはドコモなどLTEを使う機種もありますが、WiMAX2+にはポケットWiFiを使うにあたって有利なポイントが存在します。

その一つが、WiMAX2+ではスマートフォンユーザーの大きな不満となっている通信制限が回避可能という点です。

ドコモやau、ソフトバンクといった大手通信キャリアでは、通信制限を解除する手段が追加料金の支払い以外存在せず、1ヶ月に大量のデータ通信をする際は非常に高額な料金が必要となります。

しかしWiMAX2+にはギガ放題と呼ばれる1ヶ月毎の通信量の上限が設けられていないプランがあり、追加料金を一切支払うことなくデータ通信をすることが可能です。

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ただし1ヶ月あたりの通信容量に制限がないだけで、実はWiMAX2+も3日間で10GB以上使ってしまうと通信制限がかかってしまいます。

しかしLTEの場合は通信制限後の速度がメールを見るのにも支障をきたすほど低速なのに対し、WiMAX2+の場合は通信制限後もyoutubeの標準画質程度なら問題なく見られるくらいの速度で引き続き利用することが可能です。

たとえ通信制限がかかってしまったとしても快適に使用出来るWiMAX2+は、スマートフォン以外にもパソコンやタブレットなどインターネットにつながる端末を複数所持している場合には非常に有用な回線です。

他の特徴としてWiMAX2+は基本的にデータ通信のみに対応しておりLTEのように音声通話をすることができないのですが、実はこれがWiMAX2+のもう一つの利点となっています。

LTEでは音声通話もデータ通信も同じ回線で行われるので、例えば大規模なイベント時や災害発生時のように、電話が混み合っている時にデータ通信がその影響を受けて遅くなってしまう可能性が高いです。

しかしデータ通信専用で音声通話の混雑とは無関係の回線であるWiMAXはそのような問題とは無縁で、混雑時も比較的快適に安定した速度で使うことが可能です。

通信制限がなくデータ通信専用回線という特徴から、WiMAX2+はポケットWiFiを使ってデータ通信を頻繁に行うのに最適な回線であると言えます。

WiMAX2+はなぜ繋がりにくいと言われているのか

言いことづくめにも聞こえるWiMAX2+ですが、電波が通じるエリアがLTE回線よりも狭いという弱点を抱えています。

電波の繋がりにくい原因には電波の性質などの技術的な問題と、後発サービスであるがゆえにエリア整備が遅れているという、主に2つの原因が考えられるのですがWiMAX2+はこの2つともに当てはまります。

まず一つ目の技術的な問題ですが、これにはWiMAX2+が使っている電波の性質が原因です。

電波というのは文字どおり一種の波で、その波が一秒間に何回振動しているかは周波数という数字で表されます。

さらに周波数の違いによって電波の性質は異なり、高い周波数の電波は曲がりにくく、低い周波数の電波は曲がりやすいという特徴を持っていて、WiMAX2+では2.5GHz以上の高周波数の電波を、LTEでは主に700~900MHzの比較的低周波数の電波を使っています。

実はこの周波数の違いが電波の繋がりやすさに大きな影響を及ぼしていて、LTEのように低周波数の電波は曲がりやすいという特徴を持っているためビルなどの障害物を回り込んで届くことができますが、WiMAX2+のような高周波の電波は曲がりづらいので障害物を回り込むことができません

この性質のせいで、WiMAX2+の電波はビルの陰になる地域、屋内、地下といった場所でのエリアが狭くなってしまう結果になっています。

このような技術的な問題以外にも、WiMAX2+が比較的後発のサービスであることに起因するアンテナ整備の遅れというのも繋がりにくい原因の一つになっています。

例えばLTEを提供している主な会社であるドコモやau、ソフトバンクは古くから電波網を整備してきたので地方の山間部や地下鉄にも電波を広く届けることができましたが、比較的新しい規格であるWiMAX2+はそれらの会社よりも遅くに参入してきたので、エリア整備は必然的に遅れてしまいます

主にこれら2つの原因により、WiMAX2+の電波が通じるエリアが他者に比べて狭いという結果になってしまいました。

通信品質向上に対するWiMAXの取り組み

前述したように2つの原因で繋がりにくいと言われているWiMAX2+ですが、通信品質向上の対策を進めておりエリアが狭いという問題に対する取り組みとして地下鉄や地下街へのアンテナ設置を急ピッチで進めています。

室内に非常に弱いという性質を持っているWiMAX2+の電波はアンテナを多数設置することでこの弱点をカバーすることができます。

実際、東京では都営地下鉄・東京メトロの全駅でWiMAX2+の電波を使うことができるようになりましたし、名古屋、京都、福岡など地方都市の市営地下鉄でも全駅がWiMAX2+の利用可能エリア内となっています。

それに加え、もしWiMAX2+のエリア外に出たとしてもWiMAX2+対応端末では自動的に旧規格であるWiMAXの回線を検索し、WiMAXの電波をつかんで接続することができます。

WiMAXの電波はWiMAX2+に比べると広いエリアで利用できるので、東京メトロ全駅や他の地方の地下鉄でもほぼ全駅でWiMAXが電波が使用可能です。

これからさらに速くなる?

WiMAX2+では電波を繋がりやすくするだけではなく、通信時の速度を向上させる取り組みにも力を入れています。

例えばWiMAX2+の最大の売りである通信速度ですが、これは2015年に本格的に始まったキャリアアグリゲーションという新しい技術によって大幅な向上を達成しました。

WiMAX2+に限らずモバイルインターネット回線の電波では一つの周波数帯だけを使っているわけではなく、電波の混雑防止のために複数の周波数帯を併用してサービスを提供しています。

ここでいう周波数帯というのは例えるならば道路の車線のようなもので、WiMAXの電波はいわば複数の車線が横に並んでいる高速道路のようになっています。

WiMAX2+でデータをやり取りするときは、パケットと言って小さなデータの粒に分けてデータをやり取りしています。

例えるならパケットはトラックに積む荷物のようなものです。

旧規格のWiMAXでは複数の車線帯のうち1つの車線しか使えなかったため通行できるトラックの大きさに限界があり、車線帯よりも大きなトラックが通行できず荷物を一度に運ぶ量に限界があったような状態でした。

ところがキャリアアグリゲーションに対応したWiMAX2+では、複数の車線にまたがって大きなトラックを走らせることができるようになったので、以前よりも速く一気に大量の荷物を運ぶことができるようになったというイメージです。

つまり、複数の周波数帯にまたがって大容量のデータを一気に送りデータのやり取りを速く終わらせることで、通信速度を大幅に向上させる技術がキャリアアグリゲーションなのです。

旧規格であるWiMAXでは、複数ある周波数帯のうち1つの周波数帯しか使うことができなかったため、通信速度の向上は下り40Mbpsで頭打ち状態になっていました。

しかしキャリアアグリゲーションに対応したWiMAX2+では、従来のWiMAXの最大通信速度である下り40Mbpsから11倍の440Mbpsまで通信速度が向上しました。

さらに情報密度を高めて一度に運べるデータ量を増加させる技術である256QAM変調方式を組み合わせることで一部エリアでは558Mbpsの通信速度に対応しています。

最大で558MbpsになるWiMAX2+の高速通信を支える技術には、キャリアアグリゲーションと256QAMのほかに4×4MIMOというものが存在します。

WiMAX2+に限らず、モバイルインターネット回線にはアンテナが必要で、電波を発信する基地局にも、電波を受信する端末側にも必要なものなのですが、通常ですとこのアンテナの数は両者とも2つしかありません。

しかし、アンテナがもし複数搭載されていて、なおかつそれらのアンテナを全て使って同時並行で通信を行ったとしたら、従来よりも高速に通信を行うことができます。

4×4MIMOはまさにそのような発想の元に生まれた技術で、WiMAX2+ではアンテナを基地局側、ポケットWiFi側両者に4基設置し、そのアンテナ全てを使って同時並行で通信を行い、大容量のデータを一気に送受信することを可能にすることで通信速度を大幅に向上させることが可能です。

4基づつアンテナを設置し、それらを使ってmulti-input multi-output、つまり複数アンテナで同時に送受信を行うことを表し4×4MIMOという名前がつけられました。

また、それの拡張として8基のアンテナで同時にデータ通信を行う8×8MIMOという技術が現在実用化に向けて準備が進められていて、これが実現された場合WiMAX2+の通信速度は現行の最大558Mbpsから光回線と同等の1Gbpsまで大きく向上します。

このようにWiMAX2+では複数のアプローチで通信速度のさらなる向上を目指し、注力しています。

まとめ

WiMAX2+はエリアの狭さに対して現在真摯に対策しており、またそれは実際にエリア拡大という結果でも現れています。

LTEに比べて比較的エリアが狭いといっても都市部ではほとんどの場所でWiMAX2+のサービスを使うことができますし、何よりも通信制限を回避できるというLTEにはない大きなアドバンテージがWiMAX2+にはあります。

電波のエリアだけではなく、将来的に光回線に並ぶほどの速度が期待されているなど、回線品質の向上にも非常に力を入れているWiMAX2+は欠点を抱えながらも、それに有り余るほどの魅力を持ったサービスだと言えるでしょう。

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ただ料金プランによって使える端末が異なるのと、標準の通信モードでは通信量の上限があるので★3つです。

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