WiMAX

WiMAXで失敗しないための無制限プラン全知識

投稿日:2016年11月9日 更新日:

WiMAXのギガ放題は、その名前からどれだけ使っても制限のない完全無制限プランと思われがちです。

しかし、実際には通信制限がかかる条件があるのです。

1つはauのLTE回線を使ってWiMAXの電波が届かない地域をカバーする「ハイスピードプラスエリアモード」を使用してしまったとき、もう1つは連続する3日間で3GB以上通信があったときです。

月間7GB制限では超えた時点で128kbpsという低速に落とされますが、3日間で3GB制限にかかってもここまでは落ちず、YouTubeを観ることはできる程度で、通常SNSを見るぶんには困りません。

通信制限といっても困るほどではなく、月間のデータ量には上限がないため、実質無制限ともいえます。

実質無制限で使うためには、それらの制限に引っかからないためによく注意しておく必要があります。

WiMAXとLTE・3Gは何が違う?

WiMAXとLTE・3Gの違いは通信方法にあります。

現代はパソコンやインターネットを扱う能力、またインフラの差によって情報格差がつく時代。

WiMAXはインターネット用の回線を敷設するのが様々な事情で難しい地域において、格差をなくすために無線を通じて高速通信を実現するために開発された通信方法で、あくまでもデータ通信用です。

WiMAXはLTEを利用したポケットWi-Fiと同様にルーターを持ち歩けることもあり、モバイルWi-Fiの一事業者のように考えてしまいがちです。

しかしWiMAXは会社やブランドの名前ではなく通信規格のことなので、実際に使いたいときにはサービスを提供するプロバイダと契約して使います。

料金プランはどのプロバイダもギガ放題か通常プランの2つですが、キャッシュバックや価格、オプションサービスで各社が差別化を図っています。

WiMAXに無制限プランという名前のプランはない

スマートフォンやポケットWi-Fi、格安SIMというモバイル通信サービスを契約すると、月間のデータ量の制限はつきものです。

契約通信量を超過した際、たとえばNTTdocomoのスマホならば回線速度が128kbpsに制限されます。自宅の固定回線もポケットWi-Fiで一本化したり、Netflixなどの動画配信サービスをたくさん利用したりすると、このデータ容量制限が大きなネックとなるのです。

WiMAXの最大の魅力は、データ量の上限がないとうたわれているギガ放題プランにあります。

しかしギガ放題は、何をしようと、どれだけのデータ量を使おうと一切制限のない使い放題プランではありません。

それでも条件にかからないよう気をつけて使うことで、通信速度制限を受けることなく快適に使い続けることが可能となるのです。

たとえ一時的に使いすぎて制限にかかったとしても、公式のアナウンスで「YouTube動画の標準動画が見られるレベル」の速度は確保されているので、Yahoo!などウェブサイトの閲覧程度ならばほぼ影響はないでしょう。

だからこそ、ギガ放題プランは実質無制限に使えるプランだということができます。

WiMAXプラン比較

WiMAXの料金プランは、どのプロバイダを選んでも

  • Flatツープラス
  • ギガ放題Flatツープラス

の2つです。

Auスマホ利用者が受けられるAuスマートバリューと障害者手帳所有者のみ受けられるハートフル割は、上記2つのプランを基本に計算されるため基本プランとして数えられることはありません。

ギガ放題と通常プラン

Flatツープラスギガ放題と通常プランであるFlatツープラスの違いは、月間通信量の制限があるかないかです。

ギガ放題の場合は月間のデータ通信量の制限はありません。

WiMAX通常プランの通信量制限は7GB。それを超えると通信速度制限がかかり、128kbpsまで落ちてしまいます。128kbpsではかろうじてLINEでのメッセージのやりとりができる程度で、FacebookなどSNSの閲覧にも時間がかかり、YouTubeなど動画はもってのほかです。

ギガ放題と通常のFlat ツープラスの間のプラン変更は、月に1回だけ無料でできます。基本使用料はFlatツープラスのほうが安いため、翌月の通信量が7GBを超えそうならば早めに変更しておきましょう。

なお、使ったデータ量は端末やプロバイダのマイページで確認が可能です。128kbpsの制限にかかると当月中は解除されないので、こまめにチェックし早めの対処を心がけてください。

LTEオプションって?

LTEオプションとは、WiMAXのサービスエリア外に出たり、屋内や地下街などWiMAXの電波が弱い場所でもLTEを使って快適に通信したいときにつけるオプションです。

ルーターの通信モードでいうハイスピードプラスエリアがそれにあたり、山間部や一部の離島など、WiMAXのサービスエリア外でもわざわざ他回線を契約することなく端末で切り替えるだけで通信が可能になるので便利です。

しかし、LTEオプションを利用するときには注意すべき点がいくつかあります。

  • ルーターによってauのLTE回線に対応しない機種がある
  • 通信モードを切り替えてLTEを使った時点でその月は追加料金1,005円がかかる
  • LTEを使った月はギガ放題でも月間の通信量が7GBに制限される

LTEオプションを使うとWiMAXとLTEでの合計通信量に対し7GB制限がかかるため、月間の通信量の制限がないギガ放題に入っている意味がなくなります。

WiMAXの通信制限

WiMAXには2種類の通信制限があります。1つは月間の通信量制限で、もう1つは短期間に多量の通信を行った際にかかる制限です。

ギガ放題なら月間の通信量制限がかかることはないはずなのにという疑問が浮かびますよね。でも、ハイスピードモードを利用するとギガ放題でも月間の通信量制限がかかるのです。

月間の通信量が7GBまでに制限

月間の通信量が7GBに達したとき、通信速度が128kbpsに落ちてしまう通信速度制限です。一度かかってしまうと、当月間は解除されず速度制限を解除する方法もありません。

7GB制限にかかってしまう条件は2つあります。

1.Flatツープラスで月間通信量7GBに達したとき

ギガ放題でないFlatツープラスで契約した際は、月間の通信量が7GBに制限されます。普段移動中などにスマートフォンで動画を観たり、自宅でもWiMAXを使ったりすることが多いなら、あっというまにこの制限にかかってしまうことでしょう。

ただ、料金プランの変更は月に1回可能なので、月ごとにギガ放題をつけるか外すかを選ぶことができます。

当初の契約ではFlatツープラスでも、何らかの事情で7GBを超えそうな月だけギガ放題プランに変更し、通信量が少なくなったらギガ放題を外すという対応も可能です。

こまめに通信量をチェックしてプランを変更することで、通信量の多い月と少ない月で月額料金を上手に節約することもできます。

2.ハイスピードプラスエリアモードを使用した場合

一部のルーターでは、WiMAXのエリア外でauのLTE回線を使えるハイスピードプラスエリアモードが搭載されています。

このモードを利用すると、LTEの通信量とWiMAX2+(ハイスピードモード)の通信量の合計が7GBに達した時点で速度制限がかかります。

この制限の欠点は料金プランに関係なく規制がかかるため、ギガ放題だから大丈夫と思っていつもの感覚で利用してしまい、気づいたときに月初で制限がかかり月末までWiMAX2+が使えなくなることも。

なお接続の優先度はWiMAX2+>LTEであるため、WiMAXエリア内で切り替えても恩恵に預かれるとは限りません。

さらに、ハイスピードプラスエリアモードを使った月にはLTEオプションが適用され、使用料に1,005円上乗せされます。使い方を間違えると、余計なお金を払って月末まで使えないポケットWi-Fiになってしまうのです。

ギガ放題なのに月間のデータ量に制限がかかってしまっては、ギガ放題のメリットを享受できないのです。

この制限にかからないようにするには、ハイスピードプラスエリアモードを使わないようにルーター側で設定するのが最も適切な方法でしょう。

3日で3GB制限

ギガ放題か否かにかかわらず、連続する3日間のデータ使用量が3GBを超えた場合、その翌日の昼頃から翌々日の昼頃まで速度制限がかかります。

この制限での通信速度は公表されていませんが、WiMAXのサービスを提供しているUQコミュニケーションズによれば

目安としてYouTube動画の標準画質が見られるレベルでしたが、より利便性の高い運用方法の準備が整うまでの間、それを上回る速度

ですので、通常ネットサーフィンをしたりSNSを見たりするぶんにはほとんど影響はありません。

速度制限にかかったところで影響が小さいので、WiMAXのギガ放題は実質無制限に使えるプランといえます。

WiMAXを実質無制限で使うポイント

WiMAXを実質無制限に使いたいならば、まずは月間7GB制限にかからないようにすることが重要です。そのために押さえておくべきポイントは、

  • ギガ放題プランで契約
  • ハイスピードプラスエリアは使わない

の2つだけです。

月間の通信量を無制限にするには料金プランをギガ放題で契約する必要がありますが、もし通常プランで契約していても前月20日までに手続きをすればギガ放題に変更できます。

プラン変更は毎月1回まで可能なので、使っているデータ量の推移を見てこまめに変更することで基本使用料を節約するのも賢い利用法ですね。

そしてハイスピードプラスエリアモードを使うのは極力避けましょう。

一度使ってしまうとたとえギガ放題を契約していても月間7GB制限がかかってしまいますし、LTEオプション利用料も加算されて実質無制限のうまみがなくなります。

連続する3日間で3GB程度以上使ったときにかかる制限は、大容量のデータをダウンロードするなどのことがない限り月間7GB制限ほど気にする必要はありません。

また、何らかの理由で一日に数十GBを使ってしまっても、制限期間を過ぎればまた元の速さで使えるようになります。

他社の無制限のポケットWi-Fiと何が違う?

WiMAXの他に通信量無制限のポケットWi-FiサービスをLTE回線で提供する事業者は多くありますが、同じサービスに見えてWiMAXとLTEには大容量通信を行う場合に差がうまれます。

速度制限時の速さが違う

連続する3日間に3GB以上の通信を行った場合にかかる速度制限は、何もWiMAXだけの話ではなく他のポケットWi-Fiでもあることです。

しかし、WiMAXは速度制限中でもYouTubeが観られるだけの速度は保っていますが、たとえばワイモバイルでは128kbpsに制限されます。

128kbpsではLINEやメッセンジャーでのやり取りが精一杯で、動画を観るのは難しいです。その点、WiMAXは制限速度が緩やかなため利便性が高いのです。

エリアが狭いのは難―サービスエリアに注意

WiMAXサービスは現在対応エリアを拡充中ですが、一部の離島はまだサービスエリアになっていません。そのため、そのような地域ではキャリアのLTEや3Gの通信網を使わざるを得ないのです。

地方に住んでいるなら、申し込みの前に念のためサービスエリアを確認しましょう。

また、もし自宅の電波が弱いときでも、ホーム用に受信機能を強化した機器を販売するプロバイダもありますのでそちらを買うのも一つの方法です。

さらに、auひかりを自宅の固定回線として利用しているなら、UQコミュニケーションズが2016年度中の運用開始を目指している小型の基地局「UQフェムトセル」の設置も選択肢となりえます。

WiMAXはこんなときにおすすめ!

実質無制限で使用可能なWiMAXは、スマートフォン・パソコン問わず大容量で高速通信をしたい方におすすめです。なぜなら、手軽に持ち運べるサイズのルーター1つで自宅にも外出にも使えるからです。

家でも外でもシームレスにインターネットを使いたい

一人暮らしをしていたり、家庭で自分用に回線を持ちたい場合、データの上限がなく持ち歩きやすいWiMAXを使えば、固定回線とモバイルルーターの料金の請求を1つにまとめられます。

契約を1本化できるので、毎月の支払いもシンプルです。

固定回線を引くときにつきものの機器や配線がないので収納も圧迫されず、WiMAXルーター1つさえあればいいので家の見た目もスッキリします。

さらに嬉しいのは、3日で3GB制限にかかっても通常のネット閲覧には支障がない程度の速度が確保されるので、たとえ1日に50GB使ってしまうような状況があっても翌日以降の急激な速度低下を心配する必要はありません。

自宅でPCのソフトウェア更新をかけたり、外出先でも高画質で映画を楽しんだりできるので、使い勝手がとてもいいです。

スマートフォンの料金を抑えたい

スマートフォンを購入するときに悩むのが、データの上限を選ぶことです。

スマホキャリアの大容量プランは安くなったとは言っても、20GBで6,000円とまだまだ高額。

安さを求めるならU-mobileの25GB2,880円プランも狙い目ですが、月間データ量の上限からは逃れることはできません。

契約したデータ量を超えてしまった場合には実用に耐えないレベルの低速な回線を我慢するか、制限を解除してもらうために月額料金に加えてパケットを購入するかしかないのです。

しかしWiMAXのギガ放題ならば、月間通信量の制限を気にすることなく使うことができます。

電車やカフェでの待ち合わせなどにお気に入りの映画や動画に没頭しても、月間通信量の上限がないので心配はいりません。

毎月お金を払ってポケットWi-Fiを契約するなら、家でも外でもデータ量を気にせず使えるほうがいいですよね。

普段から大容量で通信を行うなら、スマートフォンのパケホーダイプランはできるだけ安くし、WiMAXを別に契約すると通信費の節約になります。

もし生活圏にWiMAXの電波が届きづらい場所が多いならば、パケホーダイ契約を残しておいたほうが結果的にお値打ちになりますよ。

格安SIMの無制限プランとは何が違う?

格安SIMの事業者の中でも、ユーモバイル、ぷらら、スマモバはLTEの使い放題プランを提供しています。

どちらもNTTdocomoの回線を利用しているためサービスエリアは広いのですが、使い勝手や契約期間の面でWiMAXサービスとは大きな違いがあります。

 

下り 速度規制時 最低利用期間 月額料金
UQWiMAX 440Mbps 1Mbps 24ヶ月 4,380円
U-mobile PREMIUM 3Mbps 制限なし なし 2,760円
ぷららモバイル無制限SIM(サービス終了) 375Mbps 非公開 なし 2,480円
スマモバLTE使い放題+端末セット 225Mbps 200kbps以下 24ヶ月 3,980円

月額いくらかかるかを重視するならば、ぷららモバイルLTEとU-mobile PREMIUMは一見安く見えます。

しかしこの料金はSIMカードのみの代金なので、SIMフリーのWi-Fiルーターを自分で用意し、設定しなくてはいけません。

利便性ではWiMAXに軍配

WiMAXの場合、連続する3日間に3GB以上利用した場合はその翌日から翌々日にかけて速度制限がかかりますが、よほど高画質の映画を観ない限り制限中でも問題なく過ごすことができるでしょう。

ぷららモバイルLTEは通信容量制限こそありませんが、大量利用がなくても通信速度は常に3Mbpsです。

3Mbpsでは高画質の動画を観るのが難しく、大量のデータのダウンロードには時間が掛かるでしょう。

さらに、有限な電波を利用者で分け合うので、接続が殺到する時間は速度が遅くなる傾向にあります。無制限ではありますがオンラインゲームや高画質な映画の視聴に、最大速度下り3Mbpsは心もとない数字です。

U-mobile PREMIUMは短期間で大量のデータ通信を行ったときに速度制限が発動しますが、具体的な数値や基準は公開されていません。

何日間で何GB使うとどれくらいの速度になるのか、その制限は何日続くのかがわからなければ、契約の際不安ですよね。

スマモバはWiMAXとほぼ似た内容ですが、データ通信量制限を超えたときの通信速度が200kbps以下です。この速度はテキストでのメッセージができる程度で、ネットサーフィンにも支障が出ます。

WiMAXは通常では高画質な動画も観られ、速度制限がかかっていてもネットサーフィンには支障がない速度が確保されています。

電波状況が安定していれば十分に速度が出るネット環境が常に保てるため、固定回線代わりにも使えます。総合的に見るならば、WiMAXはモバイル回線で最も安心して使えるサービスです。

ワイモバイルやモバイルルーターと比較したWiMAXの性能を知りたい方は【ポケットWi-Fiは無制限で使える?徹底比較最安値級TOP3!】でさらに詳しく解説しています。

まとめ

ギガ放題という名称から、WiMAXは光回線のようにどれほど使っても速度容量ともに無制限で使えるという印象を持たれがちです。

しかし、ギガ放題なしの通常プラン・ハイスピードプラスエリアモードの128kbps制限、3日3GBの通信制限と速度を制限される場面は存在します。

ただ、連続する3日間で通信量が3GBを超えた場合の通信制限は他の回線とは違い、YouTubeを標準画質で観られる程度と非常にゆるく、ニュースサイトやSNSを閲覧する程度ではほとんど影響はありません。

制限がゆるいからこそ、安心して大容量のダウンロードや通信も可能となります。

普段は快適にインターネットができ、制限にかかったとしても4K動画のような高画質にこだわらない限り日常利用が可能なサービス。

これがWiMAX最大の強みと言えるでしょう。

自宅で大容量の通信をしつつ請求を自宅と外出用のネット代でまとめたいときや移動中もデータ量を気にせず動画視聴したいならばWiMAXの検討をおすすめします。

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