SoftBankはdocomo・auと比較して細かな決まりや縛りが多く、格安SIMや新しいキャリアに乗り換えにくい携帯会社です。
だからこそライバル2社と比べてWiMAX2+の導入効果が大きく、違約金の掛からない更新月までの節約効果の高いキャリアでも有ります。
SoftBankでWiMAX2+を導入したら、パケットし放題を最低限の契約にする。ただそれだけなのです。
SoftBankの料金プランの種類
通信大手3社のひとつであるSoftBankのスマートフォンを利用する場合の料金体系やサービスの内容について説明します。
近年、スマホの料金プランはデータ通信に重点を置いており、月間通信量が大容量のプランと、容量は少ないものの使用した通信量ごとに料金が段階的に上がっていくプランとに分かれているのが特徴です。
まず月間通信量がどれくらい利用できるプランにするかを決めて、通話することが多いなら通話料金が無料となる音声通話オプションを申し込むというケースが多くなっています。
SoftBankスマートフォンの料金プランにはウルトラギガモンスター+、ミニモンスター、そしてスマホデビュープランがあり、ユーザーはまずこのいずれかからひとつを選ばなければなりません。
スマホデビュープランは初めてスマホを持つ場合の特別プランなので、今回は割愛し解説を進めていきます。
SoftBankのミニモンスターについて
まず、使用した通信量に応じて料金が段階的に上がっていくミニモンスターについてですが、こちらは月額の基本料金が3,980円からとなっていますが、割引が適用されれば12ヶ月間は最安1,980円からという安さで利用できます。
ミニモンスターの料金体系を表にまとめました。
データ通信量 | 1GBまで | 2GBまで | 4GBまで |
---|---|---|---|
基本料金 | 3,980円 | 5,980円 | 7,480円 |
1年おトク割(12ヶ月間)※1 | -1,000円 | -1,000円 | -1,000円 |
おうち割 光セット※2 | -1,000円 | -1,000円 | -1,000円 |
月額料金合計 | 1,980円 ※2年目以降2,980円 | 3,980円 ※2年目以降4,980円 | 5,480円 ※2年目以降6,480円 |
※1)新規契約または機種変更が条件
※2)自宅のインターネットが対象固定通信サービスであることが条件
ミニモンスターではデータ通信量最大50GBまで利用可能ですが、料金がもっと高額になりおすすめできないことからこれ以上の料金は省略しました。
ミニモンスターはほとんどデータ通信をしないユーザーにとってはお得なプランだと言えますが、ネットをよく利用するなら割高になってしまいます。
なお、Softbank公式サイトでも2GB以上利用するなら後述するウルトラギガモンスター+を推奨しています。
また、ミニモンスターでは通話に関して30秒で20円の通話料金が基本料金とは別にかかってしまいますので、頻繁に電話をかけるのであれば通話オプションへの加入がお得ですよ。
通話オプションは2通りあり、1つは月額500円で1回5分以内の国内通話が無料になる準定額オプション、もう1つは月額1,500円で24時間いつでも国内通話が無料になる定額オプションです。
通話オプションの料金を払うのはもったいないが、通話料金が高額になるのが心配なら、電話をかける場合もLINEの音声通話を利用すれば通話料が一切かかりませんよ。
SoftBankのウルトラギガモンスター+について
続いて大容量のデータ通信がお得にできるウルトラギガモンスター+です。
前述したミニモンスターで2GBを超える場合、こちらを選ぶのがおすすめです。
データ通信量 | 50GBまで |
---|---|
基本料金 | 7,480円 |
1年おトク割(12ヶ月間) | -1,000円 |
おうち割 光セット | -1,000円 |
みんな家族割+※3 | -0円 |
月額料金合計 | 5,480円 |
※3)同一の「家族割引」のグループ内で「データ定額 50GBプラス」、「データ定額ミニモンスター」、「データ定額スマホデビュー」または「データ定額 50GB」に加入している回線数が2回線以上あることが条件。
ウルトラギガモンスター+は月間通信量50GBまで使えるうえに、対象の動画・SNSサービスなら通信量が消費されないというヘビーユーザーに嬉しいプランです。
データ消費されない対象サービスは、YouTubeやLINE、TwitterやInstagramなど利用する頻度が高いものが多いですよ。
ただし対象サービスでも一部機能はデータ通信量が消費されるケースもあるので気を付けてください。
ウルトラギガモンスター+の基本料金は7,480円とやや割高ですが、ミニモンスターにはなかった「みんな家族割+」があるため、Softbankを利用している家族が多いほどお得になるのです。
みんな家族割+は自身を含めて2人がSoftbankユーザーなら毎月500円、3人なら毎月1,500円、4人以上なら毎月2,000円の割引が適用されます。
そのため4人以上の家族でSoftbankを使っていて、おトク割とおうち割セットも適用される場合は3,480円でウルトラギガモンスター+を利用できることになります。
さらに2019年9月30日までにウルトラギガモンスター+へ加入すると、全てのアプリやサービスがデータ消費ゼロになるギガ使い放題キャンペーンが適用されるのもメリットです。
WiMAX2を組み合わせた通信料金
これまでSoftBankのスマートフォンの通信費について書いてきましたが、Softbankの通信費を最も安く抑えられるのはミニモンスターで1GBを超えないようにすることです。
しかしSNSを頻繁に利用したり、動画視聴やアプリのダウンロードといった通信量の大きいサービスを利用したりするならあっという間に1GBを超えてしまいます。
たとえば1GBではYouTubeの標準画質なら月に約8時間、1日あたり16分しか視聴できません。
そこでおすすめなのがSoftbankのミニモンスターとWiMAXのギガ放題プランを組み合わせて使う方法です。
WiMAXのギガ放題プランなら月間通信量に上限がなく無制限でデータ通信を楽しめるため、スマホのデータ通信量が少なくてもその分をカバーできます。
では実際にミニモンスターとWiMAXを併用した場合の通信費がいくらになるのか、またウルトラギガモンスター+のみを使う場合とどちらがお得なのかを比較していきます。
ミニモンスター1GB+WiMAX | ミニモンスター2GB+WiMAX | ウルトラギガモンスター+ | |
---|---|---|---|
Softbank利用料金 | 1,980円~3,980円 | 1年目3,980円~5,980円 | 1年目3,480円~7,480円 |
WiMAX利用料金(Broad WiMAXの料金を参照) | 3,752円 | 3,752円 | - |
合計金額 | 5,391円~7,391円 | 7,391円~9,391円 | 3,480円~7,480円 |
Softbankを利用している家族が多いならSoftbank単体でウルトラギガモンスター+を申し込むのが最もお得ですが、もし自分一人だけでSoftbankを利用しているならミニモンスターで1GBに抑えてWiMAXと併用したほうが安くなります。
また、50GBの通信容量があるウルトラギガモンスター+でもデータ量が足りない場合にも、データ量に上限のないWiMAXをおすすめします。
SoftBankスマホのみで、インターネットを利用量を気にせずに利用しようとすると、思いの外お金がかかってしまいます。
ですがWiMAXの通信プランを組み合わせることにより、SoftBank単独契約の料金よりも安い料金で、インターネットし放題が実現できます。
SoftBankの定額通話や地下鉄構内の電波の繋がりやすさを活用しつつ、普段はWiMAX2+で大容量通信を楽しむのが2台持ちが得られる最大のメリットなのです。
しかしSoftbankを利用している家族がいるなら、Softbankスマホ単体でウルトラギガモンスター+を利用するほうがお得になるケースもあります。
ただしウルトラギガモンスター+は月間通信量に50GBの上限があるため、WiMAXギガ放題プランのように無制限で使えないことは理解しておきましょう。