WiMAXに関する評判を調べてみると悪い評判を見かけることも多く、本当に契約すべきか困惑しているのではないでしょうか。
速度制限やつながりやすさなど様々な点についての不満を見かけますが、中には「制限について知らなかった」などというWiMAXについて理解しないまま使用しているために不満につながったケースも多いです。
WiMAXのサービス内容や特徴について理解しないまま使用するのと理解した上で使用するのとでは不満度は異なります。
そこで、WiMAXを使用する際に注意すべき点やネット上の評判に関するウソ・ホントについて紹介していきます。
WiMAXの評判や口コミはどんなもの?
WiMAXの一番のメリットは、最大1.2Gbpsという高速なモバイル通信が月間データ通信の上限なしにたっぷり使えることです。
以下口コミにあるように、その点を好んでWiMAX2+を契約するユーザーもいます。
外出が多い私、Wi-Fi環境に制限されないように WiMAX W05を購入しました。お陰で外仕事が快適になりました。
— Yuji Kawabata (@y_batayan) May 3, 2018
とはいえ、WiMAXも速度制限から無縁というわけではありません。
月間データ通信量に上限が設けられていないギガ放題プランを利用する際でも、回線の混雑を回避するために3日間で10GBのデータ通信量を消費した際の速度制限があります。
このデータ通信量を消費すると、翌日の18時頃~翌々日の2時頃まで通信速度がYouTube標準画質の動画が鑑賞できる程度(概ね1Mbps)まで制限されます。
ただ、この速度制限は以下口コミにあるように、他モバイル通信と比較してユーザーにとって優しいものです。
WiMAXはモバイルWi-Fiってことでよく分かんない人多いと思うけど、少なくとも速度制限に関して言えばかなり緩いゾ
テンプレな携帯電話契約が1ヵ月7GBで速度制限かかるのに対してWiMAXは3日で10GBだゾ
— うんたん@憂研代表 (@0t4o0m7o) March 31, 2017
大手携帯キャリアが月間20GB・30GBの消費で月末まで最大128Kbpsという低速通信になる大容量プランを展開しているのと比較すると、WiMAXの速度制限はその1/2~1/3のデータ通信量を3日間で消費しないと実施されないともいえます。
ホームページの参照やLINEの利用くらいでは10GBという膨大なデータ通信量はとても3日で消費しきれません。
また携帯キャリアの制限速度である最大128KbpsではYouTube標準画質の動画は鑑賞できないので、その点でも1Mbps程度の速度が確保されているWiMAXの速度制限は、口コミ通りゆるいといえます。
以下のように、どこでも高速通信が使えるUQ WiMAXの特長に満足しているユーザーの声もあります。
転勤して社宅がレオパレスだったんでフレッツ光解約してwimaxに。無事屋内でめアンテナ4本で通信できて一安心。クレードルに有線コネクタ付いてるんでハブぶら下げてLANも構築出来るし速度も不満は無いし。帰省する時も持ち運びできるしいい事ばかりでした。
— 速水 一線 (@1sen_hayami) February 2, 2017
外出先でも屋内でも同じ通信回線を使い、快適にインターネットを楽しめるのは便利ですね。
またモバイル通信を使う際に気になるのが通信速度です。
電波状況によって大きく変化することはありますが、以下のようにWiMAXの通信速度に満足しているといったユーザーの口コミも多く見受けられます。
WIMAXが安定していて速度出ているのでクレードルから無線LANルータに接続するのがベストに思えてきた。
— 村松健太郎 (@ken_b4u) April 5, 2017
速度規制が緩和されたWiMAX2になった。快適。以前はWiMAXで繋いでて8Mbpsくらいだった。 pic.twitter.com/bBI3JnJpRW
— あさ@総菜屋さん (@dasa_101) March 20, 2017
一方でWiMAXは、2.5GHzという直進性が強い高周波帯の電波を利用しており、700MHz~900MHzの低周波帯の電波を利用するLTE回線と比較すると障害物に弱いため、以下のような口コミがあるのも事実です。
ためしにWiMAX使ってtwitterしてる。早くて満足。
ただ、2.5GHz帯を使うこともあってLTEより電波掴みにくいね。自宅1Fの居間で、窓のシャッター下ろした状態だとアンテナ立たなくて使えなかった。屋内は思った以上に使えないかも。— {{ hiroChika }} (@hir0_chika) December 30, 2016
私の個人的な経験でも、建物の奥まった場所や地下ではLTE回線と比べると残念ながら電波状況が悪くなることがあります。
この弱点をカバーするために、自宅では窓際にWiMAX機器を設置したり、コーヒーショップやファミリーレストランのような場所では窓際の席を選んだりするとよいでしょう。
また電波状況が不安であれば、15日間無料でWiMAXが試せる「Try WiMAX」を利用すると生活圏での実態を把握できますよ。
また月額1,005円の有料オプションとなりますが、LTE回線を利用することもできます。
LTE回線を使うためには申し込みは不要で、通信モードをWiMAX回線のみ使う標準のハイスピードモードから、ネットワークの状況に応じてWiMAX回線・LTE回線に切り替えるハイスピードプラスエリアモードに切り替えるだけです。
ただしハイスピードプラスエリアモードで月間7GBのデータ通信量を消費すると、ギガ放題プランを利用していても、月末まで最大128Kbpsまで通信速度を制限されるので注意しましょう。
ハイスピードプラスエリアモードは便利ですが、本当に必要なときにだけ節約して使うとよいですね。
なお3年契約の場合、LTEオプションは無料です。
WiMAXの悪い評判の背景
ネット上に書き込まれる悪い評判の理由には「つながりにくさ」や「速度制限」などがあげられます。
docomoLTEよりWiMAXが遅いってどうなってんの…?あれ、もしかして知らないうちに速度制限かかるようになった???
— rye (@i_rye) July 6, 2016
「つながりにくさ」において、WiMAXは2.5GHzの高い周波数帯を利用して電波を届けており、LTEと比較すると確かに地下や建物内での通信を若干苦手としているため、それが悪い口コミにつながっているようです。
しかしWiMAXはつながりにくい場所やエリアであってもインターネット通信が行えるようにLTEオプションを用意し。ていたり、電波の届きにくい場所には小型基地局を設置したりするなど「つながりやすさ」への取り組みには積極的です。
今後もさらに基地局の増設やエリア拡大がされる予定なのでつながりやすさに関する問題は徐々に解決されるでしょう。
また「速度制限」においては、ギガ放題プランを契約していても3日10GB制限にかかると速度が一気に低下することに対して、「実質無制限ではないのではないか?」や「知らないうちに制限にかかっている」などの声があがっています。
WiMAXプロバイダの公式サイトには3日間のデータ通信量の合計が10GBを超えると速度制限にかかることを小さく記載していますが、それに気づかないまま契約する人は少なくありません。
さらに制限後、インターネットを使用する時間帯によっては回線が混み合って、速度がより低下することもあるので、データ通信の遅さにストレスを感じる人もいるのです。
しかしWiMAXの速度制限は3日3GBだったところを2017年2月より3日10GB制限へと変更し、制限がかかるまでのデータ通信量を大幅に緩和したため、制限にかかるユーザーが減り不満も減ったのは事実です。
WiMAXの悪い評判はこれら以外にも「通信速度」「キャッシュバックの受け取り」「サポート体制」などもあがっており、これらにおいては解決策があるので以下で説明していきます。
速度が遅い
WiMAXはLTEの通信方式を採用している他社のポケットWiFiよりもサービスエリアが狭く地方ではつながりにくかったり、屋内など場所によっては電波が届きにくく通信速度が遅くなったりします。
このような場合に下記の解決策を試してみることをおすすめします。
使用する場所を変える
WiMAXの電波は、直進性が強く建物を回り込む力が弱い特徴があり、建物の奥まった場所や室内などでの通信を苦手としているため、このような場所では速度が低下することがあります。
そのような場合は、使用する部屋を移動したりWiMAX端末を窓際に置いて通信を行ったりすると、通信速度が改善されることがあります。
また通信速度は気づかないうちにWiMAX2+通信からWiMAX通信に切り替わっていることによって遅いと感じることもあります 。
旧WiMAXの通信速度は下り最大40Mbpsでしたが、現在はキャリアアグリゲーション技術によってWiMAXの周波数帯をWiMAX2+に割り当てたことで、下り最大速度が13.3Mbpsへ大幅に低下し、通信速度の遅さが目立つようになったのです。
もし移動可能であれば、またWiMAX2+のサービスエリア内に戻ることで速度が改善されます。
有線LANやUSBで接続する
WiMAX2+のWi-Fiルーターでは「Wi-Fi」「USB」「有線LAN」にてインターネット接続が可能ですが、パソコンでより高速通信を行いたい場合は「USB」または「有線LAN」を使用することをおすすめします。
Wi-Fiで通信を行うと他のWi-Fiや電子機器などによる電波の干渉を受け、速度低下につながることがあるのでUSBや有線LANで直接つなぐことで、このような問題を避けることができるのです。
ハイスピードプラスエリアモードを併用する
WiMAXプロバイダでは、地方のようなサービスエリア外や地下などの通信が途切れやすい場所でも通信できるように「LTEオプション」を用意しています。
通信モードを標準のハイスピードモードからハイスピードプラスエリアモードに切り替えるだけでau 4G LTE回線を利用することができるのです。
ただしハイスピードプラスエリアモードはLTE対応端末でしか利用できない点に注意しておかなくてはいけません。
またWiMAXにとってハイスピードプラスエリアモードはオプションで、メイン通信方式はWiMAX/WiMAX2+です。
そのためハイスピードプラスエリアモードへ月に1度でも切り替えると、当月の月額料金に1,005円のオプション利用料が課金されるので使用する際には注意しておきましょう。
ただし3年契約のプランで申し込んでいる場合や、2年契約であってもauスマートバリューmine加入者はオプション料が無料となりますよ。
7GBの巻き込まれ制限に注意!
ハイスピードプラスエリアモードを利用する場合に一番気をつけてほしいのが、LTEで月間7GBを使い切るとWiMAX2+を巻き込んで速度制限が発生することです。
LTEで速度制限に引っかかると、WiMAX2+の通信も128kbpsへ強制的に速度制限されてしまいます。
この場合、ハイスピードプラスエリアモードからハイスピードモードに戻しても翌月になるまで速度制限が解除されることはありません。
強制的な速度制限は、ハイスピードプラスエリアモードで7GB使った時のみ発生しますので、回避する方法は単純で7GBを超える前に端末側で再度ハイスピードモード(WiMAX2+のみ利用するモード)に切り替えるだけです。
7GBを超えないようにハイスピードモードとプラスエリアモードを切り替えるといいですね。
キャッシュバックが受け取れない!
WiMAXのMVNOプロバイダでは独自にキャンペーンを行っているところが多く、特にお得に契約できるとして人気なのが高額キャッシュバック特典です。
しかしキャッシュバック率の高さで人気なGMOとくとくBBは受け取り方法が煩雑で時期も約1年後と遅いため、契約したのに受け取れなかったという人は少なくありません。
キャッシュバックを受け取るにはプロバイダから送られてくる案内メールに沿って受け取り手続きを行う必要がありますが、重要なメール以外にも大量のメールマガジンも送られてくるのでメールに気づかないまま手続きの期限を過ぎてしまい特典失効となるケースが多いのです。
もしキャッシュバックにこだわらないのであれば、私は面倒な手続きなしに確実に安くなる月額料金割引キャンペーンをおすすめします。
GMOとくとくBBの月額割引プランやBroad WiMAXが月額割引で安いプロバイダです。
キャッシュバックよりもお得になる金額は減りますが、手続きがなく特典失効になる心配がないため選択肢の1つとして検討するといいですね。
サポートにつながらない
WiMAXの悪い評判は、通信品質以外にもプロバイダのサポート体制についても書き込まれていることがあります。
特にGMOとくとくBBは、何度も電話をかけているのにつながらなかったり、つながっても担当者につなぐまでに数十分待たされたりして問い合わせの回答を得るまでに時間がかかるようです。
GMOとくとくBB自身も電話サポートのつながりにくさを承知しているのか、公式サイトにて待たせる可能性があることを記載しています。
さらに技術サポートへの問い合わせは年中無休ですが、事務手続きサポートへの問い合わせは平日のみとなっており、どちらも営業時間は10〜19時までと短いです。
一方WiMAX本家のUQコミュニケーションズのサポートセンターは、年中無休で営業時間も9時〜21時までと長いです。
特に平日に働いていて仕事の都合で19時までに連絡することが厳しい人にとってはUQコミュニケーションズのように営業時間の長いプロバイダはありがたいですよね。
端末トラブルがいつ発生してもすぐに対応してもらえるよう、営業時間の長いプロバイダで契約しておくと安心してWiMAX通信を楽しめます。
過去に速度制限で提訴された
あまり取り上げられることはありませんが、UQコミュニケーションズは過去に速度制限に関して消費者から提訴された過去があります。
WiMAX2+提供開始前は無制限だった
WiMAXの通信サービスが開始された当初は、下り最大40Mbpsとそこまで高速ではありませんでしたが、動画干渉やWeb閲覧などをスムーズに行える速さで、さらに速度制限がなくデータ通信も無制限に行うことができるユーザーにとって非常に嬉しいサービスでした。
現在UQコミュニケーションズが提供しているWiMAX2+の通信サービスは下り最大558Mbpsと高速インターネット通信が行うことができ、料金プランは月間通信量7GB制限のUQ Flatツープラスと使い放題のUQ Flatツープラスギガ放題の2種類が用意されています。
ただし、ギガ放題プランでも3日間の通信量が10GB(以前は3GB)を超えると速度制限が適用される要件があり、これがユーザーの怒りを買ってしまったのです。
速度制限導入は話が違う?
UQコミュニケーションズはWiMAX2+サービスを開始する当初から通信制限について案内していました。
しかし「月間転送量無制限」や「ギガ放題」という誤認を招くような広告表示や店員が制限について十分に説明をしないまま加入をすすめること対して多くのユーザーが不満をネット上に書き込んだのです。
さらにWiMAX2+移行前はYouTubeのHD画質動画が鑑賞可能だったのにWiMAX2+サービスが開始されてからは「実際は3日3GB制限があって通信速度制限にかかると使い物にならないではないか」と怒ったユーザーがUQコミュニケーションズの広告は詐欺にあたるとして集団訴訟をネット上で呼びかけました。
これに対しUQコミュニケーションズは、3日3GB制限は従来通りとするものの、「頂戴したご意見ご要望を真摯に受け止め、今後の広告表現などにつきましてはより分かりやすく誤解のない内容に速やかに改善して参ります」と広告表示の見直しを明らかにしました。
新しい3日間10GB制限で昼間が完全無制限に
訴訟問題のキッカケとなった3日3GB制限ですが、UQコミュニケーションズは2017年2月2日より3日10GB制限へと大幅に緩和することを発表しました。
3日3GB制限では制限する時間帯について3GBを超えた翌日昼頃から翌々日昼頃としていましたが、3日10GB制限では時間帯を少々短縮し翌日18時頃から翌々日2時までとしており、昼間は完全無制限に通信を行えることになります。
速度制限の緩和により、10GB制限になってからは制限にかからなくなったというユーザーも多いはずです。
WiMAXの利用を検討するなら「Try WiMAX」を
ここまでWiMAXに関する評判や注意点などを紹介しましたが、まだ契約するには不安だと感じるかもしれません。
そのような場合は、契約前にUQコミュニケーションズの「Try WiMAX」を利用してWiMAX2+をお試しで利用することをおすすめします。
「Try WiMAX」とは、15日間無料でWiMAXルーターをレンタルできるサービスで、登録料、通信料、レンタル料、配送費用などの費用がかからないので、気軽にお試し利用することができるのです。
契約前にWiMAXルーターを利用しておくことで、実際に使用するエリアでの通信状況や速度制限にかかった際の回線速度について知ることができるため、WiMAXの契約を検討しているのであれば一度「Try WiMAX」でお試し利用してみてください。
まとめ
ネット上にはモバイル通信サービスであるWiMAXに関する評判が多く書き込まれており、何がウソで何がホントか判断に悩むことがあります。
特にネット上に書き込まれることのほとんどは悪い評判なので、WiMAXを検討している人にとっては本当に契約して良いのか不安になりますよね。
確かにWiMAXには速度制限があったり、通信モードによってデータ通信量が変わったりと注意点はありますが、それらを理解せずに使用するのと理解して使用するのとではWiMAXに対する不満度は違います。
また、制限後の速度やつながりにくさに関する不評を見かけることはありますが、UQコミュニケーションズでは小型基地局を増設して通信状況を改善したり、通信制限を2017年2月からは3日10GB制限に緩和したりと通信サービスの向上に積極的です。
そのためサービス開始当初に比べてユーザーの満足度は大幅に向上しています。
ただ契約とは1つの大きな決断でもあるので、WiMAXを検討している人は通信状態を確認するためにも一度UQコミュニケーションズの「Try WiMAX」を利用されることをおすすめします。