WiMAXと格安スマホの2台持ちは、安さとデータ使い放題のいいとこ取り!

モバイル通信で月間20GBを超えるようなデータ通信量を消費する場合は、大手携帯キャリア(au・ドコモ・ソフトバンク)のプランを契約する場合と比べ、格安SIMとWiMAX2+の併用がお得です。

プランの組み合わせによっては月1,000円以上の節約が可能なうえ、データ通信量を使い放題で楽しむことができますよ。

また1人暮らしのユーザが、WiMAX2+を固定回線代わりに利用する場合は、さらにお得になります。

データ通信量を気にせずモバイル通信を利用しつつ通信費用を節約したい場合は、ぜひ格安SIM・WiMAX2+の組み合わせをご検討ください。

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WiMAX2+・格安SIMの併用はこんなにお得!

毎月のお小遣いや家計の中でも馬鹿にならないのが通信料金ですよね。

その中でも高額なのがスマートフォンの月額料金で、毎月1万円近く、もしくはそれ以上支払っているユーザも多いでしょう。

そんな中、近年注目されているのが格安SIMです。

格安SIMを利用することで、スマートフォンでのインターネットや通話がソフトバンク・ドコモ・auよりはるかに安い月額料金で利用できるようになります。

格安SIMでも通信量が膨大になれば高額な料金に

低価格が売りの格安SIMですが、スマホで動画鑑賞などの大量なデータ通信量が必要な利用を頻繁に行い月間データ通信量が増える場合は大手携帯キャリアと変わらないほどになってしまいます。

格安SIMの参考例としてOCNモバイルONEの音声対応SIMと、携帯キャリアを代表してドコモで2019年6月1日から提供開始される新プランとの料金を比較しました。

格安SIM・ドコモ(ギガホ・ギガライト)の月額料金

この表に記載しているのは、OCNモバイルONEは音声通話対応の月額基本料金、ドコモは新料金プランのギガホとギガライトの月額料金です。

OCNモバイル ONEドコモ
3GBコース1,800円ギガライト1GB(ステップ1)2,980円
6GBコース2,150円3GB(ステップ23,980円
10GBコース3,000円5GB(ステップ3)4,980円
20GBコース4,850円7GB(ステップ4)5,980円
30GBコース6,750円ギガホ30GB6,980円

(2019年9月30日までの加入で最大6ヶ月間5,980円)

この表からみても、いくら節約のために格安SIMを使うとしてもデータ通信量によっては高額になってしまうことが分かりますね

20GBまでならOCNモバイルONEのほうがドコモより圧倒的に安いですが、30GB必要ならドコモのギガホと大きな差はありません。

WiMAX2+と格安SIMでどの程度お得になるか

続いて紹介したいのがWiMAX2+と格安SIMの組み合わせです。

WiMAX2+には高速なモバイル通信が月間データ通信量の上限なしで使えるギガ放題プランがあります。

WiMAX2+を取り扱うプロバイダは多くありますが、中でも月額最安級のBroad WiMAXのギガ放題プランの月額料金は以下の通りです。

利用期間月額料金
利用開始月~2ヶ月目2,999円
3~24ヶ月目3,752円
25ヶ月目以降4,412円

これを踏まえ格安SIM(OCNモバイルONE)とWiMAX2+(Broad WiMAX)を組み合わせた場合の月額料金と、ドコモの月額料金を比較しましょう。

OCNモバイル ONEとBroadWiMAXを併用ドコモ
3GB+上限無し1,800円+3411円=5,211円ギガライト1GB(ステップ1)2,980円
3GB(ステップ23,980円
5GB(ステップ3)4,980円
7GB(ステップ4)5,980円
ギガホ1~30GB6,980円

(2019年9月30日までの加入で最大6ヶ月間5,980円)

WiMAXが繋がりにくい場所での通信を考慮し格安SIMは3GBが上限のコースを利用した場合で、Broad WiMAXの月額料金は契約3~24ヶ月目の料金で計算しました。

格安SIMとWiMAX2+を組み合わせた場合、月間通信量の上限がないうえにドコモのギガホプラン通常料金より毎月1,000円以上安くなります。

さらに、ドコモのプランでは契約した月間データ通信量を超えて通信速度制限がかかっても、「1GB追加オプション」または「スピードモード」を申し込めば通常速度に戻せますが1GBごとに 1,000円が追加されます。

一方のWiMAX2+のギガ放題プランなら月間通信量上限無しでインターネットを利用することが出来るので、月間データ通信量の制限にかかることはありません。

こういったことまで含めて考えると、WiMAX2+と格安SIMの組み合わせが非常にコスパが良くお得であることが分かりますね。

格安SIMでもかけ放題プランを利用した場合

格安SIMのOCNモバイルONEでは1回10分の電話がかけ放題となるオプションを月額850円で提供しています。

OCNモバイルONEでこのかけ放題オプションを含めてBroad WiMAXと併用した場合と、ドコモのギガライト・ギガホプランと比較しました。

OCNモバイル ONEとBroadWiMAXを併用ドコモ
3GB+上限無し+10分かけ放題1,800円+3411円+850円=6,061円ギガライト1GB(ステップ1)2,980円
3GB(ステップ23,980円
5GB(ステップ3)4,980円
7GB(ステップ4)5,980円
ギガホ1~30GB6,980円

(2019年9月30日までの加入で最大6ヶ月間5,980円)

先ほどと同様に格安SIMは3GBまでの料金コースを利用するものとし、Broad WiMAXの月額料金は契約3~24ヶ月目の料金で計算しました。

ドコモでギガホプランを契約した場合、ギガホ割が無くなる7ヶ月目以降は格安SIM+WiMAX2のほうが安くなります。

また、ドコモのギガライトやギガホで通話無料になるのは家族間に限定され、家族以外との通話には30秒20円の追加料金が発生することに注意が必要です

もしも通話する相手を限定せずに国内通話無料となる「かけ放題オプション」や5分以内の通話が無料になる「5分通話無料オプション」を付けると1,700円もしくは700円のオプション料金が必要です。

そのため家族以外とも通話をするならば格安SIM+WiMAXの組み合わせのほうが確実にお得になります

また、データ通信量に上限がないという点でも格安SIM+WiMAXの組み合わせのほうが優位に立っていると言えるでしょう。

追加料金がかかるならかけ放題オプションを付けたくないという場合には、LINEやFacebookなどのメッセンジャーアプリを使えば通話料金も節約できますよ。

WiMAX2+を固定回線の代替として利用した場合

ドコモからドコモ光という固定回線サービスが提供されていて、ドコモのスマホと組み合わせて使うとお得になります。

ドコモ光をドコモのスマホを組み合わせて使うとドコモ光セット割が適用され、ギガホプランを利用するなら毎月1,000円割引になります。

ギガライトプランなら利用した通信量に応じて割引額が変わり、3GB以上なら1,000円、1GB以上3GB以下なら500円の割引がされますが、1GB以下なら割引はありません。

例としてスマホのギガホプラン、ドコモ光のマンションタイプAを契約すると毎月の合計金額は以下の通りになります。

ギガホプラン4,980円(ドコモ光セット割適用)+ドコモ光4,000円=8,980円

なお7ヶ月目以降はギガホ割がなくなるため、9,980円に上がります。

また、ドコモ光を新規契約する際には工事費の15,000円(マンションタイプ)も必要となるのがネックです。

一方、月間データ通信量の上限がないWiMAX2+を固定回線の代替として利用すると、このシミュレーションよりも毎月約3,000円安くなりますし、工事費用もかかりません

なぜなら前述したように格安SIM+WiMAX2+の組み合わせはかけ放題オプションを付けても月額約6,000円で済みますし、WiMAX2+は無線の通信サービスなので回線工事が不要だからです。

そのためドコモでスマホと固定回線を契約するよりも、格安SIM+WiMAX2+の組み合わせのほうが年額で約36,000円以上は確実に安くなるのです

特に1人暮らしの場合モバイルWi-Fiルーターをご自宅・外出先の両方で利用すれば、回線を複数用意する必要がないので節約になります。

WiMAX2+・格安SIMの併用の注意点

WiMAX2+と格安SIMの組み合わせはお得ではありますが、以下にあげる5つの注意点があります。

月間データ通信量が少ない人には割高であること

WiMAX2+と格安SIMの組み合わせは、au・ドコモ・ソフトバンクのような大手携帯キャリアのプランと比較するとお得です。

しかし月間データ通信量が少量である場合は、あえてWiMAX2+を組み合わせる必要はありません。

たとえば、OCNモバイルONEの音声通話のプランとWiMAX2+の組み合わせでは最も低価格な場合で月額5,211円ですが、OCNモバイルONEの音声プランだけなら月額1,600円(110MB/日)で使えます。

ちなみに1日110MBあればWebサイトの閲覧は約100ページ、動画視聴は約30分、LINEメッセージ送受信は約100往復できるとOCNモバイルONE公式サイトで記載されていました。

このことからスマホでのモバイル通信ではホームページの閲覧やLINEのメッセージ送受信ぐらいしか利用せずそれほど通信量を消費しない場合は、格安SIMだけの利用で十分ですね。

WiMAX2+は契約解除料が存在すること

WiMAX2+は最低でも2年間の契約が前提となっており、契約更新月以外に解約をすると以下の通り契約解除料が発生するため注意が必要です。

 

解約までの期間契約解除料
1~13ヶ月20,900円
14~25ヶ月15,400円
26ヶ月以降10,450円

一方、ドコモのプランでも2年毎の契約更新月以外の解約では10,450円の違約金が発生します。

また格安SIMの音声通話付きのプランには最低利用期間があり、OCNモバイルONEでは最低利用期間を6ヶ月、楽天モバイル・DMM mobileは12ヵ月と設定しています。

最低利用期間の解約でそれぞれOCNモバイルONEは8,000円、楽天モバイルは9,800円、DMM mobileは9,000円の解約手数料が発生します。

比較すると短期利用で解約する際、WiMAX2+は格安SIMの音声通話プランよりも契約解除料が高くなっていることがわかりますね。

そのため、WiMAX2+は長期利用を前提として契約するのがよいでしょう。

障害物に弱い2.5GHz帯域を利用しているWiMAX2+

au・ドコモ・ソフトバンクのキャリアや格安スマホが利用するLTEとWiMAX2+を比較すると、建物の奥まった場所などの障害物の多い場所や郊外などでは、LTEの方が電波が繋がりやすい強みがあります。

これはWiMAX2+のデメリットではありますが、格安SIMとの併用ならWiMAX2+の電波が届かないところだけ格安SIM側のLTE通信を利用するといった使い方も可能ですよ。

スマホ本体とWiMAX端末の2台持ちが必要

大手携帯キャリアや格安SIMの通信契約でスマホを利用する場合、当然スマホ本体のみ持ち歩けばインターネットが使えます。

その一方で格安SIMとWiMAX2+を組み合わせる場合は、スマホ本体に加えてWiMAX2+を利用するためのモバイルWi-Fiルーターが必要です。

今までスマホだけパンツのポケットやバックに入れて持ち歩いていたユーザにとっては、一緒にモバイルWi-Fiルーターを持ち歩かないといけなくなるのは面倒に感じるかもしれません。

しかし、モバイルWi-Fiルーターはスマホよりコンパクトなので慣れれば気にならなくなるでしょう。

そのうえ外でLINEの音声通話をしても消費されるデータ通信量は1分で1MBにも満たないため、近くのコンビニへ出かけるくらいならスマホの通信容量だけで十分補えるでしょうから、モバイルWi-Fiルーターを携帯する必要はありませんよ。

3日10GBの通信量制限が存在する

WiMAX2+のギガ放題プランには月間データ通信量の上限はないものの、回線の混雑回避のため3日間の合計通信量が10GBを超えた場合に通信速度制限が設けられています

この制限に抵触した場合、3日間で10GBの通信量を消費した翌日の18時から翌々日の午前2時まで速度制限が行われます。

しかしながら、仮にこの制限に抵触したとしても制限後の通信速度は1Mbpsは確保されています。

1Mbpsもあれば高速な通信を必要としないLINEでの音声通話やホームページ参照も快適に行えますし、標準画質なら動画視聴も支障なく楽しめるほどです。

数十MBを超えるような大容量のファイルを送受信する時や、より高速な通信が一定時間求められるような場合に限り、「いつもより時間がかかるな」と感じるでしょう。

こんな場合はWiMAX2+・格安SIMの併用がオススメ

WiMAX2+と格安SIMの併用でお得感があるのは、モバイル通信で消費するデータ量が月間20GBを超えるような場合です。

通信費用をおさえつつモバイル通信で動画鑑賞・ビデオ通話といった大容量のデータ通信量を消費するインターネットサービスを頻繁に利用したいユーザには、WiMAX2+・格安SIMの併用をおすすめします。

1人暮らしのユーザにもWiMAX2+・格安SIMはおすすめ

WiMAX2+は月間データ通信量が使い放題なので固定回線の代わりにもできます。

そのため、1人暮らしのユーザの場合は固定回線を契約せずに、WiMAX2+と格安SIMを併用すれば、通信費用をさらに節約できるでしょう。

こんな場合はWiMAX2+・格安SIMの併用はオススメできない

以下2つのパターンに当てはまる場合は、WiMAX2+・格安SIMの併用はおすすめできません。

モバイル通信をあまり利用しない場合

WiMAX2+と格安SIMの併用がお得になるのは、モバイル通信で月間20GBを超えるようなデータ通信量を消費するユーザです。

逆に言うと月に10GB以下のコースでは格安SIMのみの方が低価格なので、この場合WiMAX2+を組み合わせる必要はないでしょう。

しかし、外出先でデータ通信量を気にせずYouTubeの動画鑑賞やSkypeやLINEのビデオ通話ができるのは快適です。

節約のためにモバイル通信を控えているような場合は、WiMAX2+との併用で快適なインターネット環境を試してみてはいかがでしょうか。

スマホとモバイルWi-Fiルーターの2台持ちがどうしても面倒な場合

格安SIMとWiMAX2+の併用には、どうしてもスマホとモバイルWi-Fiルーターの2台持ちが必要です。

そのため、この2台を持って外出するのがどうしても面倒というユーザには残念ながらおすすめできません。

ただし、モバイルWi-Fiルーターはスマホと比較してもコンパクトですから、慣れてしまえば気にならなくなる筈です。

さらにWebサイトの閲覧やLINEメッセージの送受信程度なら消費するデータ量はわずかなので、ちょっとコンビニや近くのスーパーに出かける場合はスマホだけ、長時間の外出ならモバイルWi-Fiルーターとの2台持ちというように使い分けるのも良いでしょう。

まとめ

モバイル通信の利用で月間データ通信量が20GBを超える場合、WiMAX2+と格安SIMの併用をするとau・ドコモ・ソフトバンクの契約プランや格安SIMのみの契約と比較して月額料金がお得になります。

プランの組み合わせによっては月額1,000円以上の節約が可能なうえに、月間通信量も上限無しで利用することができるのです。

また、1人暮らしのユーザがWiMAX+を固定回線代わりに利用する場合はお得になる額がさらに増え、2年間の総額で計算すると7万円以上の差が発生する場合があるのでぜひご検討ください。

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