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ひかり回線+公衆無線LANがあればモバイルWiFiは不要?

投稿日:2017年2月5日 更新日:

公衆無線LANのアクセスポイントは、街を歩けば必ず見かける程に多くなり仕事からプライベートまで、幅広く活用されています。

セキュリティ面では今でも不安なスポットも少なくありませんが、WPA2という強度の高い暗号化技術に対応しているスポットも増えてきました。

自宅ではひかり回線・外出先では公衆無線LANで事足りるので、スマホさえ契約していれば、WiMAX2+のようなモバイルWi-Fiは不要と考える人もいるかもしれません。

しかし公衆無線LANと比較して、WiMAX2+は電波の届く範囲ならどこでもインターネット接続できる、通信速度が速いなどのメリットがあります。

セキュリティ的な面でも、共有で利用する公衆無線LANはWiMAX2+にはかないません。

2017年時点で公衆無線LANが有料でモバイル通信に特化したWiMAX2+と同じ感覚で利用することは難しいのかもしれません。

WiMAX2+は持ち運べる固定回線なのか

固定回線だけでなくスマホの普及で高くなるばかりの通信費用は節約したいものですね。

WiMAX2+ギガ放題プランであれば、最大440Mbpsという高速なモバイル通信が月間データ通信量の上限なしに利用できるので、モバイルでの利用にとどまらず固定回線の代替えとして利用されることがあります。

毎月かかる固定回線の料金をまるまる浮かすことができるので、節約派にとってはうれしい方法ですが主に以下2つの理由で注意が必要です。

注意点1:3日間10GBでの速度制限がある

WiMAX2+ ギガ放題プランに月間データ通信量の制限はありませんが、回線の混雑を回避する目的での速度制限が存在しています。

直近3日間で10GBのデータ通信量を消費した場合に、その翌日の18時頃~翌々日2時頃までYouTube標準画質が鑑賞できる概ね1Mbpsまで通信速度が制限されます。

10GBのデータ通信量といえば、高画質(HD)のYouTube動画は約13時間(1日あたり約4.3時間)、超高画質のYouTube動画なら約7時間(1日あたり約2.3時間)まで鑑賞できる程度なので、普段外出先で使う分には十分でしょう。

しかし自宅でゆっくりインターネットを利用するのであれば、この容量では足りないこともあるのではないでしょうか。

固定回線の代替えとして利用するケースを想定すると、家族複数人でWiMAX2+を共有することも考えられ当然その分消費されるデータ通信量も増えます。

制限がかかる18時~2時という時間帯にも注意が必要で、モバイル通信としてWiMAX2+を利用しているのであれば自宅へ帰って固定回線のWi-Fiに切り替えている時間帯でしょう。

WiMAX2+をモバイル通信用にだけ使っていれば、この時間帯だけに速度制限が行われるのはメリットがあるといますが、固定回線の代替えとして考えるとその逆に最もよく利用する時間帯なので、速度制限の影響をもろに受けるユーザーが多いと想定されます。

最後に制限下の概ね1Mbpsという通信速度について、LINEでのメッセージのやり取り、音声通話やメール送受信は基より、ネットサーフィンをしたりYouTubeの標準画質の動画を鑑賞したりする分には支障はないです。

しかしHD画質以上の動画は快適に鑑賞できません。

それ以外にも、たとえば家族で1つの回線を共有しているケースでも影響が考えられます。たとえばお父さんが自室でYouTubeの標準動画を鑑賞していると、ソファで寝そべってスマホでお子さんがYouTube標準画質の動画を観ようとしてもすでに帯域が埋まっているため、画像が止まるなどして視聴できないといったことが起こり得るのです。

注意点2:一部オンラインゲームが快適にプレイできない

一部オンラインゲームでは、回線の通信速度の他に応答速度が重要になることがあります。

応答速度の値が大きくなればなるほどサーバとの通信のやり取りで遅延が生じ、特にFPSのようなアクションゲームであると応答速度が遅いと快適にプレイできません。

応答速度はPING速度とも呼ばれ、単位は「ms(1,000分の1秒)」で表されます。

たとえば以下の速度測定の画像で、「ピン(PINGの略)61ms」というのが応答速度のことです。

 

モバイル回線と比較すると安定性の高い固定回線の方が応答速度は良く、仮に通信速度がどちらも同じぐらいだとしても応答速度に大きな差が生じることもあります。

そのためFPSのようなオンラインゲームでは、WiMAX2+をはじめとしたモバイル回線下でプレイしようとすると、ゲームにもたつきが生じて快適にプレイできないわけです。

応答速度が厳しく問われるオンラインゲームを快適にプレイするには、固定回線を使うのがおすすめです。

注意点3:LTEと比較すると一部の施設内で電波が届きにくい

LTE回線を使った大手携帯キャリアや多くの格安SIMのプランと異なり、WiMAX2+は月間データ通信量の上限がないのがメリットです。

その一方で、周波数1GHz未満の周波数を利用するLTEは2.5GHz帯という高い周波数を使うWiMAX2+と比較して、電波が遠くまで障害物を通り抜けて届きやすいというメリットがあります。

そのため建物の奥まった場所や地下では、WiMAX2+では圏外の場所でも、LTEなら電波が届くということがあります。

ひかり回線+公衆無線LANで十分?

公衆無線LANは、近年WPA2という強度の高い暗号化技術に対応したアクセスポイントが増えるなどセキュリティも高くなっています。

街を歩いていると、公衆無線LANが利用できることを示すシールが貼られた店舗や施設はたくさんあります。

そこで自宅ではフレッツ光ネクストなどの固定回線を使い、外出先では街にあふれる公衆無線LANのアクセスポイントを利用すれば、WiMAX2+などのポケットWi-Fiは必要ないという考え方もあります。

WiMAX2+とひかり回線+公衆無線LANの比較

ひかり回線と公衆無線LANを使えば、WiMAX2+が不要になるか否かはそれぞれのメリット・デメリットをよく吟味してから判断する必要があるでしょう。

それを把握しないまま使っていると、思わぬところで不便に感じることになります。

ひかり回線+公衆無線LANのメリット

以下5つがあげられます。

  1. 自宅では高速な通信が使い放題
  2. 固定回線なら高画質な動画の鑑賞やFPSのようなオンラインゲームも快適にプレイ可能
  3. 無料~月額数百円で公衆無線LANのアクセスポイントが使い放題
  4. 一部バスなどは移動中でも利用できる
  5. 2020年にかけて国家事業としてスポットが整備される

ひかり回線+公衆無線LANのデメリット

次にひかり回線と公衆無線LANの組み合わせでは以下6つのデメリットが考えられます。

  1. 宅内工事が必要
  2. 場所が固定されるため外出中の利用はできない
  3. 公衆無線LANはアクセスポイント周辺のみ利用可能
  4. 公衆無線LANは各アクセスポイントを使えるサービスに加入・PASS入力が必要
  5. 公衆無線LANはスポットごとにセキュリティのばらつきがある
  6. 同じ回線契約を複数のユーザーで共有するため通信速度が落ちる

WiMAX2+のメリット

WiMAX2+には、ひかり回線+公衆無線LANと比較して以下6つのメリットがあります。

  1. 固定回線と違い回線工事が不要で開通が早い
  2. 最大440Mbpsのモバイル通信が月間データ通信量の制限なく利用可能
  3. 特定の店舗などのスポットに限らず電波が届く範囲で使える
  4. 専用の暗号化パスワードが使えるため、公衆無線LANと比較してセキュリティが高い
  5. 公衆無線LANのように複数のサービスを使い分ける必要がない
  6. 引っ越しした後もすぐに使える

WiMAX2+のデメリット

ひかり回線+公衆無線LANを利用する場合と比較すると以下4つの点に注意する必要があります。

  1. ひかり回線と比べ通信速度・応答速度が劣り、一部オンラインゲームが快適にプレイできない
  2. 3日間10GBの速度制限がある
  3. エリア外では使えない

外出での利用が多いならWiMAX2+が有利

公衆無線LANは店舗や鉄道駅などその場所でしか利用できず、その周辺から離れると電波がキャッチできないため、移動中のネット利用には不向きです。

またアクセスポイント毎にサービスが異なるため、自分が契約していないサービス用のアクセスポイントだと使うこともできません。

複数契約していても、隣接したコンビニやカフェ同士で電波が競合してしまい接続と切断が繰り返されるなど、スムーズな接続ができないこともあります。

一方のWiMAX2+なら提供エリア内で電波さえ届いていれば、特定の場所に限らずどこでも利用できる上に、移動中の利用も可能です。

また高画質な動画を鑑賞するなどモバイル通信で速い通信速度が必要なら、1つルーター配下の通信を何人かのユーザーで共有する公衆無線LANより、モバイルWi-Fiルーターを1人で占有できるWiMAX2+の方が適しています。

公衆無線LANはアクセスポイントが設置されたスポットに立ち寄って、ちょっとネット閲覧をしたりSNSを使ったりするような利用には便利です。

しかし場所やデータ通信量にとらわれずに、外出先で常にセキュアで高速なモバイル通信を使いたいのであればWiMAX2+がおすすめです。

固定回線と同様の使い勝手とはいませんが、自宅でインターネットを使うのとそれ程変わらない環境でたっぷりモバイル通信を楽しむためには、月間データ通信量の上限がなく電波が届く範囲なら場所にとらわれることもないWiMAX2+を利用したいものですね。

WiMAX2+の快適さに慣れたら、公衆無線LANで代替えできなくなるでしょう。

まとめ

月間データ通信量の上限がないWiMAX2+を、ひかり回線の代替えとして利用すれば通信費用の節約になります。

しかしWiMAX2+はひかり回線と比較すると通信速度や応答速度で劣り、なおかつ3日間10GBの速度制限があるので代替えとして使うには注意が必要です。

とはいえ、1人暮らしなどで自宅でインターネットを長時間利用しないような場合など、検討する価値があるのではないでしょうか。

またWiMAX2+と公衆無線LANを比較した場合、電波の届く範囲でどこでも使える利便性や通信速度、セキュリティといった面で、公衆無線LANはWiMAX2+の代替えにはなり得ません。

外出先で通信の盗聴などを気にせず快適にモバイル通信を行いたいなら、WiMAX2+がおすすめです。

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