ひかり回線+公衆無線LANがあればモバイルWiFiは不要?

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公衆無線LANのアクセスポイントは、街を歩けば必ず見かける程に多くなり仕事からプライベートまで、幅広く活用されています。

セキュリティ面では今でも不安なスポットも少なくありませんが、WPA2という強度の高い暗号化技術に対応しているスポットも増えてきました。

自宅ではひかり回線・外出先では公衆無線LANで事足りるので、スマホさえ契約していれば、WiMAX(ワイマックス)のようなモバイルWi-Fiは不要と考える場合もあるでしょう。

しかし公衆無線LANと比較して、WiMAX2+は電波の届く範囲ならどこでもインターネット接続できる、通信速度が速いなどのメリットがあります。

セキュリティ的な面でも、共有で利用する公衆無線LANはWiMAX2+にはかないません。

2017年時点で公衆無線LANを、有料でモバイル通信に特化したWiMAX2+と同じ感覚で利用することは難しいといえます。

WiMAX2+を固定回線として利用するときの注意点

固定回線だけでなくスマホの普及で高くなるばかりの通信費用は節約したいものですね。

WiMAX2+ギガ放題プランであれば、一定の月額料金で最大558Mbpsという高速なモバイル通信が月間データ容量上限なしで利用できるので、モバイルでの利用にとどまらず固定回線の代替えとして利用されることがあります。

毎月かかる固定回線の料金をまるまる浮かすことができるので、節約派にとってはうれしい方法ですが主に以下3つの理由で注意が必要です。

3日間10GBでの速度制限がある

WiMAX2+ギガ放題プランに月間データ通信量の制限はありませんが、回線の混雑を回避する目的での通信制限が存在しています。

直近3日間で10GBのデータ通信量を消費した場合に、その翌日の18時頃~翌々日2時頃まで概ね1Mbpsまで通信速度が制限されます。

10GBのデータ通信量といえば、高画質(HD)のYouTube動画は約13時間(1日あたり約4.3時間)、超高画質のYouTube動画なら約7時間(1日あたり約2.3時間)まで視聴できる程度なので、普段外出先で使う分には十分でしょう。

しかし自宅でゆっくりインターネットを利用するのであれば、この容量では足りないこともあるでしょう。

固定回線の代替えとして利用するケースを想定すると、家族複数人でWiMAX2+を共有することも考えられ当然その分消費されるデータ通信量も増えます。

制限がかかる18時~2時という時間帯にも注意が必要で、学校や仕事先から自宅へ帰ってネットをよく利用する時間帯でしょう。

WiMAX2+を外出時にだけ使っていれば、この時間帯だけに速度制限が行われるのはメリットがありますが、固定回線の代替えとして自宅で使うことを考えると最もネットをよく利用する時間帯なので、速度制限の影響をもろに受けるユーザーが多いと想定されます。

最後に制限下の概ね1Mbpsという通信速度は、LINEでのメッセージのやり取り、音声通話やメール送受信は基より、ネットサーフィンをしたりYouTubeの標準画質の動画を視聴したりする分には支障はないですが、HD画質以上の動画は快適に視聴できません。

1人でWiMAX回線を利用するのであれば速度制限による影響は少ないですが、家族で1つの回線を共有しているケースでは影響が大きいと考えられます。

たとえばお父さんがパソコンでネット閲覧をしているなか、スマホでお子さんがYouTube標準画質の動画を観ようとしてもすでに帯域が埋まっているため、画像が止まるなどして視聴できないといったことが起こり得るのです。

一部オンラインゲームが快適にプレイできない

一部オンラインゲームでは、回線の通信速度の他に応答速度が重要になることがあります。

応答速度の値が大きくなればなるほどサーバとの通信のやり取りで遅延が生じ、特にFPSのようなアクションゲームであると応答速度が遅いと快適にプレイできません。

応答速度はPING速度とも呼ばれ、単位は「ms(1,000分の1秒)」で表されます。

たとえば以下の速度測定の画像で、「ピン(PINGの略)61ms」というのが応答速度のことです。

 

モバイル回線と比較すると安定性の高い固定回線の方が応答速度は良く、仮に通信速度がどちらも同じぐらいだとしても応答速度に大きな差が生じることもあります。

そのためFPSのようなオンラインゲームでは、WiMAX2+をはじめとしたモバイル回線下でプレイしようとすると、ゲームにもたつきが生じて快適にプレイできないわけです。

応答速度が厳しく問われるオンラインゲームを快適にプレイするには、固定回線を使うのがおすすめです。

LTEと比較すると一部の施設内で電波が届きにくい

LTE回線を使った大手携帯キャリアや多くの格安SIMのプランと異なり、WiMAX2+は月間データ通信量の上限がないのがメリットです。

その一方で1GHz未満の周波数を利用するLTEは、2.5GHz帯という高い周波数を使うWiMAX2+と比較して、電波が遠くまで障害物を通り抜けて届きやすいというメリットがあります。

そのため建物の奥まった場所や地下でWiMAX2+では圏外の場所でも、LTEなら電波が届くということがあるのです。

ひかり回線+公衆無線LANで十分?

公衆無線LANは、近年WPA2という強度の高い暗号化技術に対応したアクセスポイントが増えるなどセキュリティも高くなっています。

街を歩いていると、公衆無線LANが利用できることを示すシールが貼られた店舗や施設はたくさんあります。

そこで自宅ではフレッツ光ネクストなどの固定回線を使い、外出先では街にあふれる公衆無線LANのアクセスポイントを利用すれば、WiMAX2+などのポケットWi-Fiは必要ないという考え方もあります。

結論からいうと家族でネットを楽しみたいなら固定回線は便利ですが、一人暮らしならWiMAXのほうがおすすめです。

WiMAX2+とひかり回線+公衆無線LANの比較

ひかり回線と公衆無線LANを使えば、WiMAX2+が不要になるか否かはそれぞれのメリット・デメリットをよく吟味してから判断する必要があるでしょう。

それを把握しないまま使っていると、思わぬところで不便に感じることになります。

ひかり回線+公衆無線LANのメリット

ひかり回線と公衆無線LANを組み合わせて使うメリットは以下5つがあげられます。

  1. 自宅では高速な通信が使い放題
  2. 固定回線なら高画質な動画の鑑賞やFPSのようなオンラインゲームも快適にプレイ可能
  3. 無料~月額数百円で公衆無線LANのアクセスポイントが使い放題
  4. 一部バスなどは移動中でも利用できる
  5. 2020年にかけて国家事業としてスポットが整備される

ひかり回線の魅力は高速で安定した通信を行えるため、動画視聴などのデータ容量が大きいサービスもスムーズにできることです。

そして公衆無線LANは、Wi-Fiスポットなら無料もしくは低価格でネットを楽しめるため、上手に活用すれば通信費を節約できるでしょう。

さらに災害時などで電話回線が使えない場合にも、情報伝達手段として公衆無線LANの活躍が期待できることから、2020年にかけてWi-Fiスポットの整備が推進されるため今後ますますエリアが増えるでしょう。

ひかり回線+公衆無線LANのデメリット

次にひかり回線と公衆無線LANの組み合わせでは以下6つのデメリットが考えられます。

  1. 宅内工事が必要
  2. 場所が固定されるため外出中の利用はできない
  3. 公衆無線LANはアクセスポイント周辺のみ利用可能
  4. 公衆無線LANは各アクセスポイントを使えるサービスに加入・PASS入力が必要
  5. 公衆無線LANはスポットごとにセキュリティのばらつきがある
  6. 同じ回線契約を複数のユーザーで共有するため通信速度が落ちる

ひかり回線には工事が必要で、ネットが開通するまで数週間かかることもあり、すぐにネットを使いたい場合にはおすすめできません。

そして公衆無線LANはスポットごとに接続設定が必要なのが弱点でもあります。

一度設定してしまえば次からは接続の手間はかからないので毎回同じエリアでネットを使うなら便利ですが、様々なWi-Fiスポットを利用するのであればその都度設定しなければならず時間も手間もかかりストレスに感じるでしょう。

WiMAX2+のメリット

WiMAX2+には、ひかり回線+公衆無線LANと比較して以下6つのメリットがあります。

  1. 固定回線と違い回線工事が不要で開通が早い
  2. ギガ放題プランなら最大558Mbpsのモバイル通信が月間データ通信量の制限なく利用可能
  3. 特定の店舗などのスポットに限らず電波が届く範囲で使える
  4. 専用の暗号化パスワードが使えるため、公衆無線LANと比較してセキュリティが高い
  5. 公衆無線LANのように複数のサービスを使い分ける必要がない
  6. 引っ越しした後もすぐに使える

WiMAXは工事が不要で端末が届きさえすればすぐにネットへ接続できるので、急ぎの場合にも転勤などで引っ越す機会が多い場合にも便利です。

申し込み後最短翌日には端末が届くプロバイダもあります。

さらにWiMAXは、ルーターと通信機器を一度接続設定しておけば、公衆無線LANのように使うエリアごとに設定する必要がないのも便利です。

WiMAX2+のデメリット

ひかり回線+公衆無線LANを利用する場合と比較すると以下4つの点に注意する必要があります。

  1. ひかり回線と比べ通信速度・応答速度が劣り、一部オンラインゲームが快適にプレイできない
  2. 3日間10GBの速度制限がある
  3. WiMAX2+サービスエリア外では使えない
  4. 外出時に端末を持ち運ぶ必要がある

前述したように通信制限や一部のサービスが満足に使えないことがあります。

固定回線や公衆無線LANとの大きな違いは、WiMAX端末を持っていかなければならない点です。

サイズは名刺ほどなので邪魔にはなりませんが、充電をしておく必要があったり外出時には毎回バックやポケットに入れるのを忘れないようにしたり、慣れるまでは特に気を付けなければいけませんね。

外出での利用が多いならWiMAX2+が有利

公衆無線LANは店舗や駅など特定の場所でしか利用できず、その周辺から離れると電波がキャッチできないため、移動中のネット利用には不向きです。

またアクセスポイント毎にサービスが異なるため、自分が契約していないサービス用のアクセスポイントだと使うこともできません。

複数契約していても、隣接したコンビニやカフェ同士で電波が競合してしまい接続と切断が繰り返されるなど、スムーズな接続ができないこともあります。

一方のWiMAX2+なら提供エリア内で電波さえ届いていれば、特定の場所に限らずどこでも利用できる上に、移動中の利用も可能です。

また高画質な動画を視聴するなどモバイル通信で速い通信速度が必要なら、1つルーター配下の通信を何人かのユーザーで共有する公衆無線LANより、モバイル端末を1人で占有できるWiMAX2+の方が適しています。

公衆無線LANはアクセスポイントが設置されたスポットに立ち寄って、ちょっとネット閲覧をしたりSNSを使ったりするような利用には便利です。

しかし場所やデータ通信量にとらわれずに、外出先で常にセキュアで高速なモバイル通信を使いたいのであればWiMAX2+がおすすめです。

固定回線と同様の使い勝手とはいませんが、自宅でインターネットを使うのとそれ程変わらない環境でたっぷりモバイル通信を楽しむためには、月間データ通信量の上限がなく電波が届く範囲なら場所にとらわれることもないWiMAX2+を利用したいものですね。

WiMAX2+の快適さに慣れたら、公衆無線LANで代替えできなくなるでしょう。

まとめ

月間データ通信量の上限がないWiMAX2+を、ひかり回線の代替えとして利用すれば通信費用の節約になります。

しかしWiMAX2+はひかり回線と比較すると通信速度や応答速度で劣り、なおかつ3日間10GBの速度制限があるので代替えとして使うには注意が必要です。

とはいえ、1人暮らしなどで自分しか自宅でインターネットを利用しない場合などは通信速度制限の影響は少ないですし、工事ができない賃貸アパートに住んでいる場合にはWiMAXが活躍するでしょう。

またWiMAX2+と公衆無線LANを比較した場合、電波の届く範囲でどこでも使える利便性や通信速度、セキュリティといった面で、公衆無線LANはWiMAX2+の代替えにはなり得ません。

外出先で通信の盗聴などを気にせず快適にモバイル通信を行いたいなら、WiMAX2+がおすすめです。

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