旅行や引っ越しで数日~1ヶ月ほどの短期間だけネットが使えると色々と便利ですよね。
地図やグルメサイト利用で何かと通信が増える旅行先やネットが開通していない新居でも、スマホのパケット残量を気にしないでネットを利用したいものです。
引っ越し先の固定回線の敷設は地域によって1ヶ月ほど待たされることもあるので、スマホのテザリングでは足りないことも少なくありません。
そこで利用を検討したいのは持ち運びできるポケットWiFiルーターですが、短期間の利用では高額な違約金や端末料金が請求されるなど負担も相当なものになります。
そこでオススメなのが1泊2日から借りられるレンタルWi-Fiの利用です。
今回このページではレンタルWi-Fiと他の短期契約の違いを解説していきます。
国内向けのレンタルポケットWiFiとは?
レンタルWi-Fiはスマホと同じ電波を利用しインターネットに接続できる小型端末を貸し出すサービスです。
レンタルWi-Fiといえば海外旅行向けのサービスが有名ですが、引っ越しや旅行用途など国内利用者向けのサービスも存在しています。
1台の小型端末に同時10台のWi-Fi機器が接続できるので、タブレットやパソコンなど多岐にわたってネットに接続することができます。
ネット接続に特化した端末なのでバッテリーの持ちがよく、長時間の連続使用ができるのが特徴です。
短期契約ならポケットWiFiのレンタルがおすすめ
自分で通信契約を行うと解約時に違約金が発生するので短期の利用には向きません。
ですので利用期間が短い場合ポケットWiFiが借りることができる、レンタルWi-Fiサービスを利用しましょう。
レンタルWi-Fiは事務手数料や解約違約金が不要で1泊2日から1ヶ月以上の短期契約まで、必要な期間借りることができます。
端末も自宅まで届けてくれるので、店舗や窓口に出向かず気軽に借りられるのも大きなメリットですね。
またレンタル料金も価格ドットコムを経由することで1日432円~、1ヶ月の短期なら1日66円~の圧倒的な安さで使えます。
短期間ポケットWiFiを安く使いたいのならポケットWiFiのレンタルサービスを賢く活用することをおすすめします!
レンタルのメリット
- 1日~1年以上のレンタル期間を選べる
- 誰とも会わずにネットで手続きできる
- 事務手数料・解約違約金不要
- 端末は最短翌日に自宅へ配送、返却は宅急便
レンタルのデメリット
- 会社によってデータ容量や端末が違う
- ポケットWiFiによってエリアが違う
- 料金の安い端末はデータ量や端末性能が低いことも
- 月またぎは料金が割高になる傾向に
レンタルポケットWiFiはメリットも多いのですが、デメリットとしてポケットWiFiのエリアから容量プランまで自分で考えて手続きをしなくてはいけない点は無視してはいけません。
ポケットWiFiの利用地域がエリア圏内であることを自分で確認する必要があるのです。
また安さにつられ低容量のプランを契約しないよう、自分の使うデータ量も把握しておく必要もあります。
レンタル会社を選ぶ際、容量とエリアには十分気をつけましょう。
レンタルポケットWiFiの選び方
ポケットWiFiをレンタルする時に注意するべきポイントは、レンタルするWi-Fiルーターがどのキャリアのものであるかという点です。
レンタルは旅行や引っ越しなど周辺の通信環境が未知数の場所の利用が想定されます。
レンタルWi-Fiは渡航先で圏外だとしても返金はされないので、つながりやすさは大切です。
プラチナバンドで通信できるポケットWiFiをレンタルするのが望ましいですね。
無制限のポケットWiFiもレンタルできる
引っ越し先のネット開通までポケットWiFiを固定回線の代替えで使うのならば、データ通信量に余裕が欲しいところです。
海外向けのレンタルWi-Fiと違い、国内向けのレンタルポケットWiFiはWiMAX2+ギガ放題やY!mobileのアドバンスモードも選択可能になっています。
レンタル料金は価格ドットコム限定の割引プランでも1ヶ月レンタル4,249円必要なので、通信制限有りのレンタルサービスと比べて割高です。
しかし固定回線代わりに無制限ポケットWiFiをレンタルすれば、データ残量を意識せずアプリをダウンロードしたり動画を視聴したりできます。最近の使い放題ポケットWiFiは3日10GBと速度制限までの条件がかなり緩和されているので、回線開通までのつなぎとして十分に活躍してくれるはずです。
料金は長期利用ほど安くなる
あるレンタルWifiサービスを行っている会社のwebページで調べたところ、こちらの会社では最低で1泊2日からWifiをレンタルすることが可能で、1泊2日のレンタル料金は780円でした。
これは1日に換算すると390円になります。
こちらの会社では1泊2日~12泊13日のレンタルに関しては1日あたり一律で390円の料金が発生するという仕組みとなっています。
また13日以上レンタルしたい場合は1ヶ月レンタルにしてしまった方が安くなるということで、1か月あたりのレンタル料金が適用されます。
1ヶ月あたりのレンタル料金は5,450円/月となっていて、これを1ヶ月31日として計算してみると1日あたりのレンタル料金は176円/日となります。
またWifiを1ヶ月以上レンタルしたい場合は2ヶ月、3ヶ月、4ヶ月、5ヶ月、6ヶ月と少し長期レンタルのプランも用意されています。
例えば3ヶ月レンタルする場合は14,300円/月で、これを1ヶ月に換算すると4,766円/月です。
さらに1日に換算すると157円/日となり、自ら通信会社と契約した時の料金と比較してもさほど変わらないくらいでしたので、引っ越しなどの際の仮の通信として利用されている方にとっては願ってもないサービスと言えますね。
レンタル料金以外には片道486円の送料がかかりますがそれを考えても割安です。
Y!mobile・WiMAX2+の短期契約の有無について
無線回線を利用していつでもどこでもインターネットを利用できるサービスには様々なものがありますが、近ごろ話題になってきているメジャーなサービスが2つ挙げられ、そのひとつがY!mobile、もうひとつがWiMAX2+だといえます。
このY!mobile・WiMAX2+では契約期間の定めがないプランがあります。
しかしWiMAX2+に関しては契約するプロバイダによっては2年や3年縛りのルールがあるので、契約後2年や3年以内に解約してしまうと違約金が発生してしまうことがあります。
短期解約は高額な違約金や端末代の支払いが発生
契約期間の縛りがないプランでポケットWiFiを契約すれば1ヶ月だけ通信を利用してから解約をしても違約金がかからないので一向に構わないのですが、実はこの行為は端末代金の残債を支払わなくてはならないという落とし穴があります。
そのため解約の際に違約金がかからなくても高額な端末代金を請求されてしまいますし、契約期間の定めがあるプランだと高額な違約金が発生するので注意が必要です。
Y!mobile・WiMAX2+を契約期間内に解約してしまった場合、違約金や端末代金の残債がどのくらいかかるのか、各通信会社のルールについて調べてみました。
1ヶ月で解約した際の違約金 | 1ヶ月で解約した際の端末代金残債 | |
Y!mobile | 0円 | 20,710円(803ZT) |
UQ WiMAX(2年契約) | 1,000円 | 0円 |
UQ WiMAX(期間条件なし) | 0円 | 0円 |
Broad WiMAX(3年契約) | 20,900円 別途キャンペーン違約金10,450円 | 0円 |
この表だけ見るとUQ WiMAXは解約時の負担が少ないですが、実はUQ WiMAXでは契約時に代引きもしくはクレジットカードにて15,000円の端末代金を支払う必要があるので注意しましょう。
WiMAXはBroad WiMAXのように端末代金を無料としているケースも多いのですが、そういったプロバイダでは違約金自体が高額な設定になっています。
加えてどの通信会社も契約時に事務手数料3,000円が必要なので、月額料金や違約金もあわせると1ヶ月で2万円以上も支払うことになります。
Try WiMAXは2週間無料だが本来の使い方ではない
WiMAXでは利用者拡大のために2週間だけ無料でWiMAX端末をレンタルするサービスTryWiMAXを展開しています。
参照(https://xn--max-qi4byo.com/trywimax/)
このTryWiMAXは契約を検討している人が、WiMAXのエリアや速度を体験するためのサービスです。
短期レンタルも不可能ではありませんがサービスの趣旨からは外れますので、そのような目的の利用はしないでください。
WiMAXのレンタルに関して、詳しくは次の記事を参考にしてください。
格安SIMは準備が大変
WiMAX2+やY!mobileについては契約してから2年や3年が経過したタイミングの時に解約をしないと違約金がかかったり、契約期間の縛りがなくても端末代金が発生してしまうということを書きました。
しかし最近話題の格安SIMは2年や3年間縛りのルールは存在しないので、音声通話を利用せずにインターネットを利用するデータ通信SIMについてであれば、ほとんどの会社では使い始めてからいつ解約しても違約金は発生しないというルールになっています。
しかし格安SIMは事務手数料3,000円や1万円ほどするWi-Fiルーター本体を自分で準備するなど、利用開始までに金銭面でも負担が少なからずかかります。
継続的に利用するなら一つの選択肢ですが、期限が決まっている短期間利用には向いていないといえるでしょう。
パケット節約を見越してWiMAX2+を契約するのもおすすめ
引越した時でもスマートフォンに関しては常にインターネットが出来る状態にあるので、例えばスマートフォンのデザリングという機能を利用してパソコンをインターネットに繋げば、数日でしたらインターネット空白状態をしのぐことが出来るかもしれません。
しかしスマートフォンのデータ通信量には1ヶ月に利用できる上限の通信量が設けられており、一定のデータ通信量を越えてしまうと通信制限がかかってしまって、通信速度が極めて遅くなってしまうという宿命をあわせもっています。
スマホで月々に通信できるデータの量を気にせずにインターネットを楽しみたいのなら、スマホの契約の他にWiMAX2+の無制限でデータ通信が出来るプランを契約し、スマートフォンの契約は料金の安い最低量のデータのみ受信できるプランにして、WiMAX2+とスマートフォンの2本立てで通信をするのがおすすめです。
この場合、基本的にインターネットは全てWiMAX2+の通信を利用して行うようにしましょう。
そうすれば、データ通信量を気にすることなく、いつでもどこでも、スマートフォンでもタブレットでも、PCでも通信が出来るので快適なインターネットライフを満喫できます。
通信大手3社(docomo、au、softbank)でスマートフォンの最低料金プランを契約し、WiMAX2+を別に契約した場合の月々の利用料金について調べてみました。
docomo | au | SoftBank | |
5分間通話定額 | 700円 | 700円 (1年間は500円) | 500円 |
データ通信量 | 1GB | 1GB | 1GB |
データ通信プラン料金 | 2,980円 | 2,980円 | 3,980円 (1年間は2,980円) |
スマホ月額料金 | 3,680円 | 3,680円 (1年間は3,480円) | 4,480円 (1年間は3,480円) |
UQWiMAX2+ギガ放題 | 3,880円 | ||
スマホ料金+WiMAX2+の合計 | 7,560円 | 7,560円 (1年間は7,360円) | 8,360円 (1年間は7,360円) |
WiMAX2+の通信し放題のサービスはギガ放題というサービスで、こちらは月々3,880円という料金です。
通信大手3社についてデータ通信は最低の通信量のもので通話については5分間の通話し放題を選択すると、WiMAX2+との合計がdocomoは7,560円、auとSoftbankは1年間が7,360円となります。
しかしsoftbankのみ2年目以降は8,360円で他の2社よりも800円高くなります。
いずれにしても月に8,000円程度で電話はかけ放題、データ通信はWiMAX2+を利用して通信量を気にせずに通信し放題ということが実現します。
またWiMAX2+を契約していれば、いつでもどこでも通信できるので、引っ越しなどの際もインターネットの空白時期はなくなりますね。
まとめ
突然の長期出張や旅行など固定回線のある自宅から長期間離れる場合や引っ越してから新居の固定回線の工事が完了するまでの間には、そこでのインターネット環境を確保する必要が出てきます。
そういうときに便利なのが、国内Wi-Fiレンタルサービスです。
1泊2日から半年、長い業者では1年程度の契約ができ、プロバイダで契約するときに発生する契約期間や違約金を気にする必要がありません。
そのため、ごく短期しかその回線を使わないことが確実な場合は、プロバイダで契約するよりお得です。
ただポケットWiFiを全く持っていないのなら、この際新しく持つのも一つの手です。
というのは、スマホのテザリングのみでタブレットやノートパソコンの通信を賄う場合、どうしても月間データ通信量の上限が気になるからです。
出張先でのデータのやり取りや、一息入れるときの動画の鑑賞も、すべてデータ量と相談しながら行わなければなりません。
その点WiMAXのモバイルルーターならば、ギガ放題プランで月間データ通信量の上限を気にすることなく下り最大1.2Gbpsの通信が可能なので、旅行先でも普段通りインターネットをフルに使えます。
中でもBroadWiMAXは月額2,999円から回線を維持できるので、スマートフォンの契約データ量を少なくすればほぼ賄える金額です。
1日ペットボトル1本分のお値段でデータ量の心配とおさらばできますよ。