UQ WiMAXユーザーの中には「インターネット接続の状態が良くない」や「他社プロバイダに乗り換えたい」などの理由で解約を検討しているケースもあるでしょう。
WiMAXを途中解約する際に契約違約金が発生することは意識しているでしょうが、解約月のWiMAX月額料金のことまで気にしている場合は少なく感じます。
解約月の料金が日割りになるのか、1ヶ月分の支払いになるのかで解約時の金銭的な負担が変わります。
WiMAXの月額料金はプロバイダによって日割りできるところとできないところがありますが、WiMAX本家であるUQコミュニケーションズではありがたいことに日割り計算をしてくれます。
そこで今回は知っておくと役立つ解約の知識や解約の際に損しないためのポイントについて紹介します。
UQ WiMAXの解約方法
UQコミュニケーションズでWiMAX契約を行う場合は公式サイト上で申し込みとなっていますが、解約の際はオンラインではなく電話または郵送にて解約申請を受け付けています。
電話の場合は9:00〜21:00の受付時間内に契約者本人からUQお客様サポートセンター(0120-929−818)へ連絡して解約手続きを行います。
一方、郵送の場合はUQコミュニケーションズの公式サイト上から「UQ通信サービス解約届」をダウンロードし、必要事項を記入後「UQコミュニケーションズ㈱登録センター宛て」に送付します。
なお、解約届と一緒に「宛名ラベル」をダウンロードすると住所の記入する必要がなく、切手代も負担してくれるので契約者にとっては嬉しいですね。
WiMAXの解約方法は契約しているプロバイダによって異なり、オンラインやメールで解約手続きを行っているところもあるので、各公式サイトで解約方法をきちんと確認するようにしましょう。
違約金がかからないタイミングはいつ?
UQ WiMAXの多くのユーザーが2年の利用期間で契約しているでしょう。
2年契約の場合、WiMAXでは課金開始月を1ヶ月目として26ヶ月目に契約更新月を迎えますが、このときに解約手続きを行わなければ自動更新となってしまいます。
26ヶ月目の契約更新月で解約するのであれば違約金なしに解約することができますが、契約更新月以外に解約を行った場合は高額な契約解除料が発生するので注意しましょう。
契約解除料においては、解約月が利用開始後13ヶ月目未満であれば20,900円、14〜25ヶ月目未満では15,400円、27ヶ月目以降では10,450円となっています。
さらに解約する際には契約解除料の他にも解約当月分の月額利用料も請求されて高額になるので、違約金の発生しない契約更新月での解約がベストなタイミングといえます。
なお、2019年10月に登場した新ギガ放題プランで契約した場合の契約解除料は、自動更新ありなら2年ごとの契約更新期間以外は1,000円、自動更新なしなら最初の契約更新月までが1,000円でそれ以降は無料、期間条件なしならいつでも無料となり、途中解約しても負担がかなり少なく済みます。
契約解除料はプロバイダによって異なり、例えばGMOとくとくBBだと2年以内の解約であれば一律24,800円と他社よりも高額な違約金が発生します。
基本使用料は日割りで計算される?
解約する際に違約金と一緒に発生するのが解約当月のWiMAX利用料金ですが、最終月は日割り計算になるのか気になりますよね。
日割り計算に対応していないWiMAXプロバイダもありますが、UQコミュニケーションズは日割り計算にて割り出した金額を請求してくれます。
使用していない日数分を支払う必要がないので契約者にとってもありがたいですね。
契約期間中に解約する前に考えるポイント
契約期間中の解約には必ず違約金が発生するので何も考えずに手続きしてしまうと大きく損する可能性があります。
そうならないためにも解約前に考えるべきポイントが2つ挙げられます。
1つは他プロバイダに乗り換える場合はお得になるのかということ、もう1つは更新月が近い場合は更新月まで継続利用した方が安い可能性があるということです。
他プロバイダへの乗り換えでお得になるか
WiMAXを2年未満で解約するとどうしても避けられないのが高額な違約金ですよね。
しかし違約金よりも高い現金キャッシュバックを受け取れるプロバイダに乗り換えて、受け取った金額を違約金の支払に当てれば自費で負担する必要がないので損することがありません。
またキャッシュバックを行っているほとんどのプロバイダが20,000円以上の金額を提示しており、キャッシュバック額が大きいほど手元に残る金額が増えます。
つまり、2019年10月より前に契約したUQ WiMAXを1年未満(違約金20,900円)で解約して、平均30,000円のキャッシュバックを行っているGMOとくとくBBに乗り換える場合だと10,000円以上が手元に残ります。
その残った10,000円を好きなことに利用したり、GMOとくとくBBの利用料金に当てたりできるのです。
ただし、乗り換え先が以前利用したことのあるプロバイダやキャッシュバック受け取り歴のあるプロバイダの場合、キャッシュバックキャンペーンを適用できない可能性があるので注意しておきましょう。
更新月が近い解約だと残りの月の利用料より解約金が高いことも
契約者の中には早く解約したいと思う人もいるかもしれませんが、WiMAXを解約するタイミングによっては契約更新月まで使用した方が安く済む場合があります。
具体的に言うと、14ヶ月目から25ヶ月目の間に解約する場合の契約解除料は15,400円となっており、UQ WiMAXで過去に受付していた契約プランの3ヶ月分の利用料金の合計を計算してみると、UQ Flatツープラスは11,088円、UQ Flatツープラスギガ放題は13,140円となります。
そのため契約更新月の3ヶ月前、つまり23ヶ月目以降に解約すると損してしまうので、その場合は契約更新月まで待ってから解約手続きを行うことをおすすめします。
解約後の端末はどうすればいい?
WiMAXを解約した際は端末を返却する必要がないので、どうすれば良いのか使い道に困りますよね。
WiMAX端末には大手キャリアのスマートフォンのようにSIMロックがかかっているものとSIMフリーのものがあります。
SIMフリー端末の場合、家電量販店やネットショップでプリペイド式または月額式の格安SIMを購入すれば本体に差し込んでインターネット通信を行うことができるので、スマホが速度制限にかかったときの予備として持っておくと便利です。
しかしSIMロックがかかっている場合はもともと契約していたプロバイダのSIMカードしか利用できないので、SIMフリー端末よりも使い道がなく解約後はガラクタとなる可能性が高いです。
そこでSIMロック端末を中古販売できるヤフオクで出品したり、買取専門業者に持っていったりして現金化するという手があります。
キャンペーンを行っているWiMAXプロバイダであれば端末を無料で選ぶことができますが、中にはバッテリーが消耗したときの予備や故障したときの代替機として購入する場合もあるので、WiMAX端末を使用する機会がないのであれば放置しておくよりも売ってしまった方が良いですよ。
まとめ
解約月の月額料金を全額負担する必要があるWiMAXプロバイダがある中、UQコミュニケーションズでは日割り計算をして利用日数分だけ請求してくれるので余分に支払う心配をする必要はありません。
ただ、どのWiMAXプロバイダでも共通して、契約更新月以外に解約した場合は違約金が発生するので解約するタイミングには注意しなければなりません。
中には他社プロバイダへの乗り換えやスマホのデータ通信量で十分足りるなどの理由で中途解約したいという人いるかもしれませんが、違約金よりも低いキャッシュバックを行っているプロバイダへの乗り換えや契約更新月の3ヶ月前での解約は損してしまうので避けるようにしましょう。
また解約後のWiMAX機器においては、中古販売で現金化したり格安SIMを購入して予備で使用したりするといいですね。