高額キャッシュバックや月額料金割引キャンペーンでWiMAXを安く利用できるプロバイダとして人気のGMOとくとくBB。
GMOとくとくBBのWiMAX接続サービスを解約したい場合、解約の時期によって方法や窓口が違います。
GMOとくとくBB公式サイトの注意事項や会員サポートページにも解約の手続き方法が載っていますが、情報が分散されていたり、小さいフォントで書かれていてわかりづらかったりするので次のポイントに従って確認しましょう。
GMOとくとくBBのWiMAXを解約したい!
GMOとくとくBB WiMAXの解約手続きは契約更新月かそれ以外の月かによって方法が異なりますので、スムーズに解約できるようにいつが更新月かを把握しておきましょう。
契約期間の数え方は?
GMOとくとくBBの場合、WiMAXの最低利用期間は基本的に3年としており、違約金なしで解約できるのは契約してから3年後の契約更新月すなわち37ヶ月目です。
例えば2018年11月に新規契約した場合は、翌月12月を1ヶ月目とし契約更新月は37ヶ月後の2021年12月になります。
ただし申込みの締め日が毎月20日ですので、契約解除料の負担なく解約できるのは2021年11月21日~12月20日です。
契約更新月の確認方法
自分の契約更新月は、会員サイト「BBnavi」の「現在ご利用中のサービス確認」から知ることができます。
GMOとくとくBBのWiMAXサービスを解約したい場合、手続きは解約を希望する月の前月21日から当月の20日までにしなければなりません。
そのため、契約更新月であっても20日を過ぎてから解約手続きをすると、翌月が解約月となってしまい違約金が発生することになります。
会員サイトの「BBnavi」をときどき確認し契約更新月を把握しておくとともに、契約更新月の20日を過ぎないよう早めに解約手続きをしましょう。
契約更新月での解約手続き
契約更新月の場合、解約手続きはBBnaviか書類で行います。
GMO公式ページからの解約
BBnaviの「サービス・オプションの削除・解約」を選ぶと、WiMAX2+接続サービスに「削除」というボタンが現れるので、そこから手続きが可能です。
なおGMOとくとくBB自体を解約したいときは、「解約」ボタンをクリックします。
ただ、契約更新月以外はサービスの削除ボタンや解約ボタンが出現しないので注意しましょう。
書面での解約
書面での解約は、契約した際にWiMAXルーターと同封されていた解約申込書に必要事項を記入してSIMカードと一緒に送付することで完了します。
もし解約申請書を紛失した場合は、GMOとくとくBBの公式サイトにて解約アンケートに答えた後に解約申請書をダウンロードすることもできます。
契約更新月以外での解約手続き
契約更新月以外はBBnaviの会員ページに削除ボタンが現れないので、お客様センターにメールか電話でコンタクトをとったうえでの手続きが必要です。
なおメールの場合は、会員サポート内のお問い合わせフォームから行います。
電話での手続きは平日10時~19時のみで、ナビダイヤルを利用しているため有料です。
月曜日は混雑する傾向がありますので、火曜日から金曜日にかけるようにしましょう。
更新月以外の解約は違約金がかかりますので、いくら支払うのかを問い合わせの際に確認することを忘れないでください。
解約月の翌月末までにSIMカードの返却を忘れずに
初期費用解除と20日以内キャンセルではない、通常解約の場合はWiMAX端末の返却は必要ありません。
しかし、GMOとくとくBBではSIMカードを返却する決まりになっています。
もし解約月の翌月末日までにGMOとくとくBBへSIMカードの返却をしなかった場合はSIM損害金が3,000円請求されますので、解約月が終わったらすぐに返送しましょう。
乗り換え目的で中途解約する場合
GMOとくとくBBでの契約期間を満了することなく、WiMAXプロバイダの乗り換えを目的として解約したい場合は、乗り換え先のプロバイダをよく検討する必要があります。
というのは解約が早ければ早いほど契約解除料の負担が大きくなるためです。
キャッシュバックを受け取っているか否かにかかわらず違約金は発生しますので、負担額を抑えるためにもキャンペーン比較などをして慎重に選びましょう。
契約後すぐ解約したい場合の解約手続き
サービスエリア内の自宅で使いたかったのに電波の入りが悪くて使えなかったり、他にやむを得ない事情が発生したりなど、契約してすぐ解約したいときに、GMOとくとくBBでは違約金の負担が必要なくなる特別な解約方法があります。
それは、
- 初期契約解除
- 申し込み後20日以内の無料キャンセル
です。
初期契約解除
WiMAXサービスを含めモバイル通信は消費者が契約内容を理解したうえで契約しているという考え方が前提になっているため、クーリングオフの制度はありません。
しかし未成年者が親権者の同意のないまま契約したなどの事例に対応するため、電気通信事業法の改正によって新設された、端末着荷後8日以内ならば無条件に解約できる制度が初期契約解除です。
この制度を使えば、損害賠償を請求されることなく契約解除料無料で解約できます。
GMOとくとくBBで初期契約解除制度を利用するのに制限はありません。
手続きは、端末到着後8日以内に初期契約解除を希望する書面と購入した端末、クレードルをGMOとくとくBBお客さまセンターまで返送するだけです。
初期契約解除の具体的な方法は契約書面にありますが、期間が短いので解約すると決めたらすぐにお客さまセンターに連絡しましょう。
なお、GMOとくとくBBへの端末の到着が遅れた場合は端末代が請求されるので、最短で届く方法で送るほうが確実です。
事務手数料の支払いが必要
初期契約解除の場合契約解除料の支払いは不要ですが、契約事務手数料3,000円の支払いは必要です。
申し込み後20日以内の違約金無料キャンセル
GMOとくとくBBでは初期契約解除期間に間に合わなくても、申し込み後20日以内に手続きが完了すれば違約金が免除されます。
ただ、この20日以内キャンセルを利用するには初期契約解除とは異なる手続きが必要です。
違約金が無料になる条件
初期契約解除とは違い、申し込み後20日以内の無料キャンセルには手続きできる条件があります。
UQ WiMAX2+ピンポイントエリア判定が〇であること
申し込み住所のピンポイントエリア判定が「〇」である必要があります。
それ以外の「〇~△」などでは20日以内キャンセルが適用できないので、初期契約解除の手続きをとりましょう。
申し込み当日起算で20日以内に端末がGMOとくとくBBに到着すること
初期契約解除の場合は端末の到着日が8日間の起算日でしたが、申し込み後20日以内キャンセルの場合は申込日が起算日、つまり1日目になります。
端末到着日から20日と勘違いしないようにしてください。
GMOとくとくBBの場合は端末の発送が申し込みの4営業日以降になるので、申し込み後端末が手元に届くのは早ければ5~6日後、遅ければ1週間前後はかかります。
20日目までに返送した端末がGMOとくとくBBに到着している必要があるので、申し込み後の端末の到着が遅ければ遅いほど、手続きできる期間が短くなることに注意しましょう。
例えば2017年6月1日に申し込んで端末の到着が6月7日だと仮定した場合、初期契約解除と20日以内キャンセルで次のように異なります。
- 初期契約解除:6月14日まで
- 20日以内キャンセル:6月20日まで
端末の到着まで時間がかかる地域ほど、この2つの制度にあまり差がありません。
20日以内キャンセルをしたい場合でも、考えるための時間はそれほどないと考えられます。
事前にGMOとくとくBBお客さまセンターに電話連絡すること
20日以内キャンセルを適用するには、WiMAXルーターを返送する前に必ずお客さまセンターに電話連絡をしなければなりません。
連絡せず端末を返送した場合には通常の解約とみなされるため、違約金の負担が必要です。
お客さまセンターの営業時間が平日10時~19時と限定されているため不便ですが、時間を作って連絡しましょう。
GMOとくとくBBに新規入会で申し込んでいること
WiMAX2+サービスの契約が、GMOとくとくBBへの新規入会だったときにのみ20日以内キャンセルを申し込めます。
他のサービスですでにGMOとくとくBBを利用していたり、一度退会しての入り直しでは適用できません。
月額料金の支払いが発生
申し込み後20日以内キャンセルは、あくまでも契約解除料が免除されるだけです。
月額料金は申し込み後端末が発送された日からその翌月末日まで日割りで発生しますし、契約事務手数料やクレードルの代金は返ってきません。
最大2ヶ月分の料金と契約事務手数料の支払いが必要な計算になります。
GMOとくとくBBのWiMAXの違約金は?
GMOとくとくBBのWiMAX2+接続サービスを解約するときに必要な違約金の額は、契約時にどのキャンペーンを適用したかによって変わります。
キャッシュバックキャンペーンを使った場合、30,000円前後という高額な金額を受け取ることができますが、中途解約した場合の違約金も他社プロバイダと比べて高額に設定されています。
キャッシュバックキャンペーン適用の場合の違約金
キャッシュバック適用時のキャンペーン違約金は、端末が発送された月の翌月起算で24ヶ月目までが24,800円と、回線事業者であるUQコミュニケーションズの1~12ヶ月目20,900円、13~24ヶ月目15,400円に比べて非常に高いといえます。
GMOとくとくBBでWiMAXを契約するなら、何があっても2年間使い切るつもりで契約しましょう。
なお、25ヶ月目以降契約更新月以外は10,450円です。
この金額は他プロバイダと変わりません。
受け取りに失敗していても契約解除料に変化なし!
GMOとくとくBBのキャッシュバック特典は手続きが複雑なため、受け取ることができなかったという口コミがネットで散見されます。
しかしキャッシュバック受け取り前の解約はもちろん、手続きミスで受け取れなかったからといって契約解除料が安くなるということはありません。
月額料金割引キャンペーン適用の場合
月額料金割引キャンペーンを適用した場合、契約解除料は他プロバイダと同じで端末発送月の翌月起算で12ヶ月目までが20,900円、13~24ヶ月目15,400円、25ヶ月目以降は契約更新月を除き10,450円です。
月額料金もギガ放題で3,480円と安いうえにauスマートバリューも適用できるのでお得ですよ。
解約するのに良いタイミングはいつ?
契約更新月はまだ先だけど、新しいルーターへの機種変更や別のWiMAXプロバイダの方がお得だからという理由でGMOとくとくBB WiMAXの解約を考えることがあるかもしれません。
しかし解約するのであれば、なるべく解約時の負担を抑えたいですよね。
できるだけ損が少なくなるタイミングを狙いましょう。
そのためには、キャッシュバックを受け取ってからの解約を強くお勧めします。
キャッシュバックを受け取ったタイミングでの解約がおすすめな理由
キャッシュバックキャンペーン適用の場合、割高な月額料金が設定されていますので、損をしないためには特典を受け取ったタイミングで解約することが重要です。
特典の案内メールは端末発送月を1ヶ月目とした11ヶ月目に、GMOとくとくBBのメールアドレス(基本メールアドレス)にきます。
たとえ普段利用していなかったとしても、基本メールアドレスのアカウント名やパスワードを忘れないようにしましょう。
それに従って銀行口座を不備なく登録すれば、口座登録の翌月末にキャッシュバックが振り込まれます。
キャッシュバック額の下限はHOME01を契約した際の約31,300円なので、受け取りさえできればそれで違約金24,800円をカバーできます。
キャッシュバックを13ヶ月後に受けたと仮定し、解約時期と適用キャンペーンによってどのくらい差が出るか表にしました。
キャッシュバック | 月額料金割引 | |||
---|---|---|---|---|
解約時期 | 11ヶ月後 | 14ヶ月後 | 11ヶ月後 | 14ヶ月後 |
ギガ放題プラン月額料金総支払額 | 44,931円 | 57,720円 | 34,350円 | 44,790円 |
キャッシュバック | 0円 | -37,000円 | 0円 | -5,000円 |
契約解除料 | 24,800円 | 24,800円 | 20,900円 | 15,400円 |
負担金合計 | 69,731円 | 45,520円 | 53,350円 | 53,790円 |
キャッシュバックを受け取らず解約した場合、トータルの負担額が上がるのが一目瞭然です。
特典の受取時期直前の解約や、手続きミスで受け取れないままの解約は損になることを覚えておきましょう。
キャッシュバックを受け取れなかったけれども中途解約したいとき
端末が壊れてしまったり、GMOとくとくBBのサービスに不満があったりなど何らかの理由でWiMAXを使い続けたいにもかかわらず、キャッシュバックを受け取れないまま解約をしたい場合、高額な違約金の支払いを免れることはできません。
ただWiMAXを使い続ける前提があれば、違約金負担サービスのあるBroadWiMAXに乗り換えることで支出額を抑えることができます。
BroadWiMAXの違約金負担サービスとは
BroadWiMAXの違約金負担サービスは、契約の際に前のWiMAXプロバイダの契約解除料を示す請求書などの資料を提示することで、最高20,900円までキャッシュバックされるサービスです。
とくとくBBでWiMAXを契約し、かつキャッシュバックを受け取れないまま24ヶ月以内に解約する場合は違約金が24,800円ですので差額の約6,000円は負担しなければなりませんが、それでも負担額が大きく減るのはうれしいですね。
最終的な金額はBroadWiMAXの判断になりますが、twitter上ではこの制度を利用して乗り換えているユーザーの口コミが見られますし、サービスの適用ができなかったという苦情はないので安心して利用できます。
https://twitter.com/Loutre000w/status/952868825757659137
BroadWiMAXのWX04が届いた。毎月4400円払っていたニフティWiMAXを1万4000円の違約金を払って解約。BroadWiMAXから1万4000円もらって、auLTE7込みで毎月3686円に。今のところ快適。
— 栗原景(くりはらかげり) (@kuriharakageri) December 4, 2017
キャッシュバックは受け取れなかったけどWiMAXは使い続けたい、でも月額料金はもっと抑えたいなど乗り換える理由があるのならば、今すぐBroadWiMAX公式サイトで違約金負担サービスをチェックしましょう。
まとめ
GMOとくとくBBはWiMAXのキャッシュバックキャンペーンを行っておりお得に契約できる一方、キャッシュバックキャンペーン適用時の契約解除料はとても高額です。
初期契約解除制度やGMOとくとくBB独自の申し込み後20日以内キャンセル制度を使えば違約金を払う必要がなくなりますので、契約直後の解約ならばこちらを利用しましょう。
ただ、初期契約解除や20日以内キャンセルは受付可能な日数が短いだけでなく事前にお客さまセンターに連絡しなければならないため、解約すると決めたらすぐ行動することが大切です。
それ以外の時期に解約したい場合、契約更新月は会員サイトで確認できますが、契約解除料無しで解約できるのは更新月の前月21日から当月20日までです。
契約更新月でも21日以降に手続きした場合は契約解除料がかかるので勘違いしないようにしましょう。
キャッシュバックキャンペーンを適用していた場合は、特典を受け取ってから解約すると契約解除料の負担を軽減できます。
特典を受け取る直前の解約は避けたほうがトータルの支払額が少なくて済む場合もあります。
契約更新月以外で解約する場合、高額な違約金が発生するため躊躇するかもしれませんが、自己負担額を抑えることはできるのでこれらの方法を覚えておくと良いですね。