So-net モバイル WiMAX 2+は、大手プロバイダ「So-net」によるWiMAX2+サービスです。
大手ならではの安心感があり、サポートが使いやすいという評判もあります。
また3つのお得なキャンペーンの中から希望にあったものを選べたり、豊富なオプションを付与できたりとサービスが充実している点も、So-net モバイル WiMAX 2+を契約する際のメリットです。
So-net WiMAXの評判と口コミ
So-net モバイル WiMAX 2+は、20年の実績を誇るソニーグループのインターネットプロバイダ「So-net」によるWiMAX2+サービスです。
WiMAX2+に限らず、インターネットサービスの契約を検討したことがあれば、So-netは必ず目にしたことのある人気の高いプロバイダの1つといえます。
とはいえ、契約するにあたっては実際に使っているユーザーの評判や口コミは気になるところですね。
そこでSo-netに関するユーザーのレビューを見てみると、例えばこのような口コミが見つかります。
SIMA BLOG更新しました。
「so-net WiMAX」を契約したことで、
セキュリティ面の強化
作業効率アップ
ことをまとめてみました。
月額3500円以内ならコスパ良しかと。so-net WiMAXを契約してみたら快適なネット環境になった。 https://t.co/3NAtShawdb
— もんしょー@週4新卒web屋 (@sima199407) August 18, 2018
特徴
プロバイダとして20年の実績と220万人の会員数を誇るSo-netを選ぶメリットとして、第一にやはり大手プロバイダの安心感があげられるでしょう。
名前の知られていないプロバイダや会員数の少ないプロバイダと比較すると、不安なく契約できるメリットは大きいですね。
第二に多くの会員数を支える充実のサポート体制も、メリットとしてあげられます。
会員向けの電話サポートの受付時間は9:00~18:00と、たとえばWiMAX2+の元祖「UQコミュニケーションズ」の9:00~21:00と比較すれば短いですが、1月1日・2日・メンテナンス日を除いて年中無休で営業しています。
仕事や学校で平日問い合わせができないサラリーマンや学生は、土日に問い合わせができるのは助かりますね。
さらにSo-netでは、利用料金や支払い情報、手続きの進捗状況、各種設定やよくある質問などを簡単に確認・検索できる「So-net 会員サポート」というアプリを提供しています。
こういったアプリは他社でもみたことはありません。
So-netのサポートでは、ユーザーの利便性をあげるべくサービスの充実を図っているのです。
オプションサービス
大手プロバイダならではの豊富なオプションサービスが使えることも、So-net モバイル WiMAX 2+をえらぶメリットです。
具体的なオプションとして以下があります。
なお以下にあげる3オプションともに、接続コースとの同時申し込みで最大12ヶ月無料となります。
- カスペルスキー セキュリティ(月額500円)
Windows、Mac、Androidに対応したセキュリティソフト「カスペルスキー セキュリティ」が最大5機器分まで月額料金で利用できるオプションです。
毎年の契約更新の手間がないため手軽に利用できます。
- So-net安心サポート(月額300円)
WiMAX2+に関することに限らず、パソコンやインターネット、周辺機器に関する不明点について専用電話及び遠隔操作でサポートしてもらえるオプションです。
専用窓口は1月1日と2日及びメンテナンスを除いて毎日9時~21時まで受け付けています。
パソコンの取り扱いに慣れていなければ心強いオプションですね。
なおこのオプションでは月額料金以外に相談料金が必要です。
相談料金は毎月1回のサポートまでは無料ですが、2件目以降は1,200円/件がかかります。
- So-net くらしのお守り ワイド(月額450円)
自宅の水回り・鍵・ガラスなどの生活トラブルを解決するサービスです。
これだけ聞くとインターネットサービス用のオプションには見えませんが、他にもSo-netのインターネット回線に接続されているパソコンやスマートフォン、音楽プレーヤーなどの機器が破損・水漏れなどによって損害が発生した際に保険金を支払う機器補償サービスが付属しています。
保険金の支払いは1補償年度につき1回までで、仮にWiMAX2+機器が破損した場合の補償額は1万円です。
契約する際の注意点
So-net WiMAXの契約にあたっては以下にあげる2つの注意点があります。
新規契約の場合はモバイルコース加入が必須
So-net モバイル WiMAX 2+を利用するには、WiMAX2+のコース以外にモバイルコースへの加入が前提となっています。
そのためWiMAX2+の月額料金の他、モバイルコースの月額料金200円が必要となります。
モバイルコースのみの解約はできません。
たとえばSo-netのオフィシャルサイトにはWiMAX2+の月額料金が掲載されていますが、WiMAX以外のサービスを既に利用している場合はそこからモバイルコースの代金200円を差し引いて計算しましょう。
なおモバイルコースにはメールアドレスが1つ紐づいて提供されており、So-net モバイル WiMAX 2+の契約を解約してもモバイルコースさえ残せば、そのメールアドレスを継続して利用することができます。
決済はクレジットカードのみ
So-net モバイル WiMAX 2+で選べる支払い方法はクレジットカードのみです。
そのため残念ながらクレジットカードを持っていないと契約はできません。
他のプロバイダでWiMAX2+を契約する必要があります。
なお、WiMAX2+の元祖UQコミュニケーションズや月額最安級のBroadWiMAX、BIGLOBEでは、クレジットカード以外に口座振替での支払いも可能です。
So-net モバイル WiMAX2+は機種変更ができる!
WiMAX2+の機器は次々と新しい技術を搭載し、より高速な通信速度を実現した新機種が続々と登場しています。
また契約時に提供されたモバイルWi-Fiルーターを利用していると、期間に応じてバッテリーの持ちが悪くなってくるなどの支障が生じるものです。
その点、So-net モバイル WiMAX2+は契約途中でも機種変更ができて便利です。
契約をし直したり契約解除料を支払ったりする必要はありません。
機種変更は、UQコミュニケーションズの「WiMAX 2+→WiMAX 2+ 機種変更受付ページ」から実行できます。
手元のWiMAX2+端末が、劣化したり機能的にどんどん古くなっていったりして、寂しい気持ちになることもなくなります。
利用期間に応じて端末価格が変動
新しい機種がリリースされたらすぐに取り換えたくなるかもしれませんが、機種変更にかかる料金は選択する機種だけでなく、WiMAX2+の利用期間によっても異なるので注意しましょう。
ただ契約して、あるいは最後に機種変更して22ヶ月経過すれば無料でできます。
通信費用を節約したいのであれば、どうしても手元の機器を交換したい理由がない限り、できるだけ長い期間使ってから機種変更を検討した方がよいですね。
発送まで3~7日かかることに注意
WiMAX2+機器は申し込んですぐに配送されるわけではなく、発送まで3~7日かかりますので注意しましょう。
とはいえ機種変更を申し込んでも、古い機種は新しい機種が到着するまでそのまま利用できるため安心して下さい。
新しい機種が届いたら、自分でSIMカードを古い機器から抜き、新しく届いた機器へ挿入し直せば利用できるようになります。
あとはスマホ等の接続する側の機器にて接続設定をする必要がありますが、これも簡単なのでネットワークの設定に慣れていない場合でもすぐに終わるでしょう。
So-net WiMAXの速度制限
モバイル通信を使うにあたってネックになるのは速度制限ですね。
あらかじめ決められた期間で一定量のデータ通信量を消費すると低速な通信となり、動画を鑑賞したりさくさくとネットサーフィンを楽しんだりすることができなくなってしまいます。
モバイル通信を快適に使いこなすためには、サービス毎に設けられた速度制限の内容をしっかり把握しておき対策することが必要です。
So-net モバイル WiMAX 2+も例外ではありません。
仮に月間データ通信量に上限がない「Flat ツープラス ギガ放題」を契約しても、速度制限のルールがあります。
So-net モバイル WiMAX 2+を利用するのであれば、あらかじめ速度制限の詳細を確認しておきましょう。
他のWiMAXプロバイダとの違いはある?
WiMAX2+の速度制限は、プロバイダ毎に違いはありません。
So-net モバイル WiMAX 2+はもちろんのこと、どのプロバイダを契約してもWiMAXの元祖で回線の提供元であるUQコミュニケーションズと同じ速度制限が設定されています。
そのためこの点は、WiMAX2+のプロバイダ選びの判断基準にはなりません。
速度制限の内容
WiMAX2+の速度制限は大きく分けて月間データ通信量の総計によるものと、3日間のデータ通信量の総計によるものの2種類があります。
それぞれ大きく条件が異なるので、しっかり確認しておきましょう。
月間総量7GB制限
月間データ通信量に関する速度制限は、通常プランに関するものとハイスピードプラスエリアモードを使う場合の2種類に分類されます。
- 通常プランを使う場合
WiMAX2+のプランには月間データ通信量に上限がないギガ放題プランの他、月間データ通信量の上限が7GBまでと定められている代わりに、ギガ放題プランよりも低価格な通称・通常プランの2種類があります。
通常プランの呼び名はWiMAX2+プロバイダによって異なっており、So-net モバイル WiMAX 2+での名称はUQコミュニケーションズと同じく「Flat ツープラス」です。
Flat ツープラスで月間7GBのデータ通信量を消費すると、月末まで最大128Kbpsに制限されます。
最大128Kbpsの通信では、動画鑑賞ができないことはもとより、ちょっとネットで検索したいような際にもホームページが開くのに時間がかかり快適に使えないでしょう。
- ハイスピードプラスエリアモードを使う場合
WiMAX2+のサービスプランでは、利用する機器によってWiMAX2+よりつながりやすく提供エリアも広いau 4G LTEによるモバイル通信が可能です。
そしてWiMAX2+の通信モードには、WiMAX2+による通信のみを行う標準の「ハイスピードモード」の他、WiMAX2+・au 4G LTEいずれかの通信を電波状況によって自動的に切り替える「ハイスピードプラスエリアモード」があります。
ハイスピードモード・ハイスピードプラスエリアモードを比較すると、一見WiMAX2+の他au 4G LTEも使えるハイスピードプラスエリアモードの方が便利にみえますが、このモードには月間データ通信量による速度制限があり注意が必要です。
具体的には、ハイスピードプラスエリアモードで月間7GBのデータ通信量を消費すると、月末までWiMAX2+・au 4G LTE両方の通信速度が最大128Kbpsに制限されます。
なおこの制限は月間データ通信量による制限を設けられていないギガ放題プランを契約していても例外ではありません。
仮にハイスピードモードでWiMAX2+による通信を行おうとしても、この制限に抵触していると月末まで通信速度は最大128Kbpsです。
データ通信量を気にせずたっぷり通信を利用したいためにギガ放題プランを契約したとしても、ハイスピードプラスエリアモードを使ってこの速度制限に抵触してしまうとその長所がなくなってしまいますから十分に気を付けましょう。
その上ハイスピードプラスエリアモードを利用することで、1,005円/月の追加料金が発生することも覚えておいてください。
3日間のデータ通信量での通信速度制限
WiMAX2+ではギガ放題プランを利用していても、ネットワークが混雑して多くのユーザーが快適に使えなくなるのを回避するために速度制限が設定されています。
具体的には直近3日間で10GB以上のデータ通信量が消費されると、その翌日の18時頃から翌々日の2時頃までYouTube標準画質の動画が鑑賞できる程度に通信速度が制限されます。
ただこの速度制限は他社のモバイル通信と比較すると緩いものです。
大手携帯キャリアでは月間データ通信量20GB・30GBの大容量プランを提供していますが、それと比較して考えるとその半分・1/3の容量を3日間で使い切ってはじめて制限がかかるわけです。
またワイモバイルやスマモバなどのモバイル通信サービスでは、3日間で3GBのデータ通信量消費で速度制限が発生します。
一方のWiMAX2+ ギガ放題プランでは、仮に1日で3GBずつのデータ通信量を1ヶ月間継続して利用したとしても速度制限はかかりません。
またWiMAX2+の3日間10GBの速度制限は、制限が行われる時間や制限後の通信速度も要注目です。
まず速度制限が行われる時間帯は18時頃~翌2時頃までなので、裏を返せば多くのユーザーが通勤・通学でモバイル通信を使うと想定される朝から夕方の時間帯は速度制限に心配する必要なく使い放題といるわけです。
また18時~翌2時頃といえば、自宅の固定回線を使ってインターネットをするユーザーが多いのではないでしょうか。
ちなみにWiMAX2+ユーザーである私ものその1人なので、この速度制限については心配していません。
次に制限後の速度も緩やかです。
他社では制限後の通信速度が最大200Kbps・最大128Kbpsと非常に低速となり、テキストメールの送受信やLINEのメッセージ送受信、音声通話程度しか満足に利用できなくなります。
しかしWiMAX2+の3日間10GBの速度制限では、制限後もYouTube標準画質動画を鑑賞できる程度の速度が確保できるので、メール送受信・LINE利用はもちろんのこと、ホームページの鑑賞も制限前とほぼ同様に行えると考えられます。
WiMAXの速度制限と付き合うコツ
WiMAX2+の速度制限に抵触しないように気を付けるためには、第一にどのような通信を行った際にどのくらいのデータ通信量を消費するかイメージできるようになることです。
以下、通信の種類毎に消費するデータ通信量の参考データです。
ホームページ参照
データ通信量 | 7GBで利用できる回数 | |
PC版Yahoo!Japanトップページ | 426KB | 16,400ページ |
スマホ版Yahoo!Japanトップページ | 311.8KB | 22,400ページ |
PC版インスタグラム(1分間) | 10MB | 716.8分 |
スマホ版インスタグラム(1分間) | 10MB | 716.8分 |
メール送受信
データ通信量 | 7GBで利用できる回数 | |
PC版Yahoo!Japanトップページ | 426KB | 16,400ページ |
スマホ版Yahoo!Japanトップページ | 311.8KB | 22,400ページ |
PC版インスタグラム(1分間) | 10MB | 716.8分 |
スマホ版インスタグラム(1分間) | 10MB | 716.8分 |
LINEの利用
データ通信量 | 7GBで利用できる回数 | |
テキスト送受信 | 20KB | 35万通 |
音声通話(1分) | 900KB | 7,700分 |
YouTube
1分間のデータ通信量 | 7GBで利用できる回数 | |
超高画質(1080p) | 113MB | 5.1時間 |
高画質(720p) | 60MB | 9.8時間 |
標準画質(360p) | 17.5MB | 33時間 |
低画質(240p) | 10MB | 58時間 |
この表を見て分かるように、ホームページの閲覧やメール送受信、LINEのメッセージ送受信・音声通話といった使い方では1ヶ月間で7GB、3日間で10GBのデータ通信量はとても使い切れません。
たとえば、LINEの音声通話は7GBなら1ヶ月間で約7,700分通話可能という計算になりますが、1日あたりに直すと約256分(4時間16分)になります。
LINEの音声通話を毎日これだけ使えるのであれば、十分足りるのではないでしょうか。
そのためこれらの通信に関しては、データ通信量を気にせず利用しても問題ないでしょう。
一方、注意すべきはYouTube動画鑑賞のケースです。
たとえばYouTube超高画質(1080P)の動画なら約7時間で10GBのデータ通信量を消費します。
1日あたりに直すと約2時間20分で、このくらいなら現実的に使い切れる数値といるでしょう。
このように動画にかかわる通信では膨大な通信量を消費します。
動画を長時間鑑賞した際はWiMAX2+端末本体で消費したデータ通信量を参照するなどして、注意しておきたいですね。
またハイスピードプラスエリアモードには月間7GBの速度制限があります。
これはau 4G LTEによる通信が本当に必要な時だけ使い、その他は月間データ通信量の上限なしに利用できるWiMAX2+を使うようにすることで回避するとよいでしょう。
WiMAX2+の提供エリアも広くなっているので、au 4G LTEに頼らないといけない機会は以前と比較しても少なくなっています。
So-net モバイル WiMAX 2+は、特長の異なる3つのキャンペーンや豊富なオプションを用意するなどメリットの多いサービスです。
その上、大手プロバイダの安心感もありますし、サポートに対する評判も悪くありません。
端末補償に関しては他社と比較して充実していない面はあるものの、ぜひ検討したいWiMAX2+サービスの1つといえるでしょう。