スマホやパソコンを利用するにあたって欠かせないインターネット回線には固定回線やモバイル回線といった様々な選択肢があり、どのサービスを利用するかで、料金やライフスタイルにも変化をもたらすでしょう。
モバイル回線で有名なWiMAXは他のインターネット契約先にはないメリットがたくさんあります。
Softbank Air(ソフトバンクエアー)とは?
Softbank Airはホームルーターを利用したインターネットサービスです。
ソフトバンクが提供するホームルーター
Softbank Airはソフトバンクが提供しているホームルーター専用の通信サービスです。
ホームルーターが1台あればスマホやパソコン、ゲーム機など様々な機器をネット接続することが出来ます。
ホームルーターは固定回線のように回線工事不要で、コンセントにさすだけですぐにネット回線を利用できるので便利です。
使用する回線
Softbank AirはSoftbank 4G LTEの回線を使用しています。
通信速度
最新機種Airターミナル4では主要都市の一部で下り最大962Mbpsの通信速度で利用できます。
ただAirターミナル3や2など古いモデルでは、350Mbpsもしくは261Mbpsが最大速度となる点に注意しましょう。
徹底比較!Softbank AirとWiMAX
Softbank AirとWiMAXのスペックや料金を比較しました。
スペック
Softbank Air | WiMAX | |
使用回線 | Softbank 4G | WiMAX2+ au 4G LTE |
通信速度 | 下り最大962Mbps | 下り最大1.2Gbps (ハイスピードプラスエリアモード利用かつ有線接続時) |
速度制限 | なし | あり |
モバイル性 | なし | あり(モバイルルーターのみ) |
同時接続可能数 | 64台 | 42台(モバイルルーターは最大16台) |
エリア | AXGP TDD-LTE(Airターミナル3のみ) | WiMAX2+ au 4G LTE |
Softbank AirとWiMAXの大きな違いはモバイル性で、Softbank Airは自宅専用のサービスですが、WiMAXはモバイル回線を利用するルーターであれば外出時でもインターネット接続が可能です。
そしてWiMAXには様々なプロバイダがあり、契約先によってキャンペーンやキャッシュバックを実施しているため、お得になるメリットがあります。
Softbank Airが優れている点
WiMAXよりもSoftbank Airが優れている点は2点挙げられます。
1つは表向きには通信制限がないことです。
ただし夜間など利用が集中する時間にはサービスを安定提供するために通信速度が低下する場合があり、その他にも利用するサービス、コンテンツの内容によっては通信速度制限がかかることもあります。
WiMAXには通信制限の明記があり、3日で10GBを超えた場合の翌日18時から翌2時の時間帯のみ通信速度が最大1Mbpsへ低速化します。
もう1つは同時接続台数がWiMAXのホームルーターよりも多い点です。
最大64台までの接続が可能ですので、自宅だけではなくオフィスでも活躍できるでしょう。
WiMAXが優れている点
WiMAXが優れている点は特に通信速度です。
ホームルーターL02やモバイルルーターW06では1.2Gbpsの高速通信を可能にしています。
WiMAXでは通信制限がありますが、制限される利用データ量や時間帯が明確にわかるので、いつ制限されるかわからないSoftbank Airよりも安心して利用できると言えます。
規制速度1Mbpsであれば、YouTubeの標準画質なら視聴可能なレベルなのであまり支障なく利用できるでしょう。
先ほど同時接続台数がSoftbank Airの方が優れていると述べましたが、自宅据え置き型のホームルーターなら42台の接続が可能なので十分なスペックと言えます。
更にサービスエリアもWiMAXのほうが広いというメリットもあります。
Softbank Airは自宅専用なのに対し、WiMAXは外出先でも利用可能なので対応エリアが狭いと使い物になりません。
主要都市でSoftbankスマホの電波は入るが、Softbank Airは利用出来ないというケースもあるので注意しましょう。
料金体系
Softbank Air (レンタル) | Softbank Air (購入) | Broad WiMAX ギガ放題プラン | |
月額料金 | 24ヶ月目まで3,800円 | 24ヶ月目まで3,800円 | 1~2ヶ月目まで2,999円 3ヶ月以降3,752円 |
端末代金 | 490円 | 1,620円×36ヶ月 月月割で実質無料 | 無料 |
契約期間 | 2年 | 2年 | 3年 |
24ヶ月利用時総額 | 102,960円 | 91,200円 | 80,494円 |
更新月での解約時支払い金額 | なし | 残りの端末割賦代金19,440円 | なし |
契約解除料 | 10,450円 (更新月は無料) | 10,450円 (更新月は無料) | 12ヶ月目まで20,900円 13~24ヶ月目まで15,400円 25ヶ月目以降10,450円 (更新月は無料) |
Softbank Air とWiMAXプロバイダのBroad WiMAXと比較してわかったことは、Softbank Airの料金設定が高いことです。
Softbank Airは端末をレンタルか購入か選択でき、レンタルの場合は月額料金と別に端末代金が発生するため料金が異なります。
購入の場合も端末代金58,320円を36回払いで毎月1,620円がかかりますが、割引適用で実質無料です。
購入よりもレンタルの方が端末代を支払わなくてはならないので総額も高くなりますが、購入代金は36ヶ月の分割のためもしも24ヶ月利用して解約する場合は19,440円の残債を支払う必要があります。
購入を選択して2年で解約する場合は総額110,640円を支払う必要がありますし、2年以内に解約する場合は違約金と合わせて端末の残債が発生してしまうのでレンタルの方がお得です。
Softbank Airの料金体系は割高なので、料金面でもBroad WiMAXのほうがおすすめです。
Softbank Airの契約期間は端末の割賦払いの期間と異なることに要注意
Softbank Airの契約期間は2年ですが、端末購入時の割賦払い期間は3年となっています。
契約期間満了して解約した場合でも、端末代金は残り1年分19,440円が発生するので注意しましょう。
そして2年の契約期間を更新し、端末代金を支払い終えた3年目で解約しようと思うと、更新した契約期間内のため違約金が発生する点も要注意です。
Softbank AirとWiMAXならWiMAXがおすすめ
料金面でも通信品質でもWiMAXのほうがおすすめです。
料金体系がわかりやすい
WiMAXは端末無料なので、Softbank Airのように購入時の割賦払いがありません。
契約期間と端末分割期間が異なるなどのわかりにくい料金体系ではないので、解約時にトラブルになることもないでしょう。
モバイルWi-Fiルーターを契約すれば外でも使えてお得
WiMAXからは持ち運び可能なモバイルルーターも発売されていますので、自宅だけでなく外出先でもインターネット接続できるメリットがあります。
外出時にモバイルルーターを利用することで、スマホのデータ量を使わずにネット接続ができるのでスマホのプランをデータ量が少ないものへ変更すれば料金もお得になります。
モバイルルーターは自宅では固定回線代わりとして利用でき、外出時でもインターネットを楽しめ更に通信費の節約にもつながる便利でお得な端末と言えるでしょう。
通信速度が速い
WiMAXの最新端末では下り最高速度1.2Gbpsを可能にしているため、光回線並みの高速通信です。
回線速度が遅いと動画を視聴しても途切れ途切れになってイライラしてしまう事もあります。
WiMAXの高速通信でストレスなくネットを楽しめるのも嬉しいですね。
まとめ
Softbank Airは自宅専用のサービスで、WiMAXは自宅でも外出先でも利用できるという大きな違いがあります。
どうしてもSoftbank Airを契約したい場合には、端末を購入するのではなくレンタルを選ぶと良いでしょう。
購入した場合割賦代金支払い期間と契約期間にズレが発生するので、違約金も端末代金も無料で解約するためには4年継続して利用しなければいけません。
こういった弱点をふまえて、外出先でネットを利用する場合はもちろん、自宅でしか利用しないという場合にも、WiMAXの方が通信速度も速く料金面でもお得なためおすすめです。
中でもBroad WiMAXは業界最安級の月額料金で利用可能ですし、公式サイトのWeb申し込みで初期費用無料キャンペーンも実施しているため、便利なWiMAXをお得に契約できるプロバイダです。