ポケットWiFiが遅い!容量制限、速度制限を解除する方法

外出先などでパソコンやタブレットをつないでインターネット通信を行える便利なポケットWiFiですが、残念ながら固定回線のように完全使い放題で使用できるものはありません。

モバイル通信サービスは、プロバイダの定めるデータ量以上を消費するとスマホのように通信速度制限が適用されるので気をつけて利用する必要があります。

ただ、データ量使い放題プランで契約しているモバイルWi-Fiルーターであれば、比較的制限が緩く実質的に制限なしで使用することは可能です。

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ポケットWiFiの通信が遅い原因

ポケットWiFiは無線の電波を利用しているため様々な原因で通信速度が遅い、電波が悪いと感じることがあります。

通信速度が遅いと動画がスムーズに再生できないなど、色々な支障が出てくるのでストレスになるでしょう。

通信が遅い際に考えられる原因を状況別にまとめました。

常に速度が遅い場合

常に通信に時間がかかるという場合は、端末側の問題や利用しているエリアに問題がある場合が考えられます。

ポケットWiFiの性能が低い

ポケットWiFiの最大通信速度は機種によって異なります。

たとえばWiMAXで最速なのはWiMAX2+通信とLTE通信を併用し1.2Gbpsを実現したW06ですが、その前モデルW05では758Mbpsが最大速度です。

これはポケットWiFiで採用している技術による差が大きく関わっています。

ポケットWiFiの技術の進化はとても早いため、発売から2年も経過すると最新の技術を採用し、より性能が良い端末を提供していることもあります。

そのため古い端末を利用していると、1つや2つ前の技術しか使えず元々の最大速度が遅く、スムーズに通信ができないこともあり得ます。

そのためポケットWiFiは2年や3年の契約更新のたびに新機種に変更するのがおすすめです。

高速通信の対応エリアではない

高速通信が可能な機種なのに、速度が出ないという場合には利用しているエリアが高速通信に対応していない可能性があります。

前述したようにWiMAXルーターW06では1.2Gbpsが最高速度ですが、実はこの速度で利用できるのは東名阪の一部エリアのみなのです。

いくら高速通信可能な端末を利用していても、使っている地域が高速通信サービスのエリア外だと思ったように速度が出ないでしょう。

UQ WiMAXでは公式サイト上のサービスエリアマップどの地域が高速通信に対応しているか確認できるのであらかじめ把握しておくと良いでしょう。

たまに速度が遅くなる場合

普段は特に問題なく通信できているがたまに通信速度が遅い、途切れ途切れになるという場合は、通信制限にかかっていたり環境に問題があったりすることが原因として考えられます。

ポケットWiFiには通信速度制限がある

ポケットWiFiは通信エリア内であれば場所を問わずパソコンやタブレットをインターネットに接続できるうえ、プロバイダによっては月間データ量の上限なく使用できるプランを選択することができるので、光回線とモバイルルーターどちらを利用するか悩まれる場合は多いです。

しかし、この2つの大きな違いの1つとして通信速度制限の有無があります。

どちらも定額で利用できる通信サービスですが、制限なくインターネット通信を行える光回線に対して、モバイルWiFiルーターはプロバイダの定めるデータ量以上を消費すると通信速度制限が適用されてしまいます。

そして、ポケットWiFiの通信速度制限は月間データ通信量に上限のあるプランまたは、データ量上限なしプランで申し込んでいるかによって内容が異なります。

ポケットWiFiを使用する場合、通信速度制限が適用されるか否かによって快適なインターネットライフを過ごせるかどうかが変わるので、制限内容について理解しておくことは大切です。

月間データ通信量に上限のあるプランの場合

月間データ通信量に上限のあるプランで申し込んでいるポケットWiFiは、スマホのデータ定額プラン同様、データ使用量が契約プランで定められている通信量の上限に達すると通信速度制限が適用されます。

プロバイダによって制限後の通信速度は異なりますが、ほとんどのポケットWiFiにおいて通信速度が最大128Kbpsに制限されます。

高速通信が可能なポケットWiFiを使用していても、制限後の通信速度ではインターネット動画はもちろん、Webサイトの閲覧にも時間がかかってしまうためほとんど使い物になりません。

普段インターネットを利用するのはメールのやり取りやWebサイトで調べものをする程度というのであれば、月間データ通信量に上限のあるプランで契約していても制限が適用される心配はないでしょう。

しかし、速度制限が適用されてはプライベートや仕事に支障をきたすので困るというのであれば、データ量の上限がないプランで契約したほうがよいです。

データ量の上限がないプランの場合

ポケットWiFiの通信速度制限はデータ量の制限がないプランにも適用されることがあります。

データ通信量の上限がないということは、何も気にすることなくインターネット通信を楽しむことができると思うかもしれません。

しかしプロバイダは回線の混雑を避けるために、短期間に一定量以上の通信が行われた際に通信速度を一時的に制限しています。

たとえばワイモバイルのアドバンスオプションの場合、前日までの3日間に通信可能なデータ量を10GBまでとしており、それを超えると当日18時から翌日2時まで通信速度を下り最大1Mbpsに制限しています。

データ量の上限がないプランの場合、直近3日間のデータ使用量が10GB未満になれば速度制限は解除されますし、制限が適用されない限り光回線と同じようにインターネット通信を行うことが可能です。

データ通信量の目安

以下、1GB、7GB、10GBごとにデータ通信量の目安をまとめました。

1GB7GB10GB
Webサイト約3,490ページ約24,430ページ約34,900ページ
メール約2,090通約14,630通約20,900通
LINEチャット約50,000回約350,000回約500,000回
LINEビデオ通話約3時間約23時間約33時間
音楽ダウンロード約250曲約1,750曲約2,500曲
YouTube動画(標準画質)約4.5時間約31.5時間約45時間
YouTube動画(高画質)約1.5時間約9時間約13時間

たとえば月間データ通信量が7GB上限のモバイルルーターを使用している場合、Webサイトの閲覧やLINEチャットなどデータ容量の小さい内容であればたっぷり通信を行うことができますが、データ容量の大きいYouTube動画は標準画質で視聴しても1日平均1時間しか視聴することができません。

一方、データ量の上限がないプランのモバイルルーターであれば3日間で10GB使用することができるので、データ消費量の大きいLINEのビデオ通話を1日平均10時間、標準画質のYouTubeを1日平均15時間、高画質でも1日平均4時間も視聴することが可能です。

このように月間データ通信量に上限のあるプランはデータ容量の大きい通信を行うほど速度制限が適用されやすいですが、上限がないプランは速度制限の条件はあるものの3日10GBも使用できれば毎日たっぷりインターネット通信を楽しむことができます

実際に必要な速度の目安

実際にネットを利用する際にどれだけの回線速度が推奨されているかまとめました。

ただし利用する通信機器や環境によっても異なるのであくまで目安としてください。

YouTube動画視聴(標準画質)1Mbps
YouTube動画視聴(超高画質)3Mbps
Skype(音声通話)100Kbps
Skype(HD画質のビデオ通話)1.5Mbps
LINE(メッセージの送受信)100kbps
LINE(音声通話)200kbps
Webサイトの閲覧1Mbps

動画視聴やビデオ通話などデータ量の消費が多いものほど求められる通信速度も速い傾向があります。

通信速度が遅いと動画の再生や音声通話が途切れ途切れになることもあるので、イライラしてしまいます。

こういった容量の大きいサービスを利用する場合は通信速度が速い端末を選ぶほうがいいですね。

なお、ほとんどのサービスは3Mbps以下が推奨速度となっているため、余裕をみて5Mbpsの通信速度があれば十分インターネットを楽しめると言えるでしょう。

通信速度制限を解除する方法

ポケットWiFiに適用された通信速度制限を解除するには以下3つの方法があります。

翌月になるまで待つ

月間データ通信量の上限に達したポケットWiFiの通信速度制限は翌月になれば必ず解除されて通常速度に戻ります。

ただし月間データ通信量に上限のあるプランの場合、速度制限が適用される日が早いほど翌月になるまで長く待つことになるので気をつけておきましょう。

なお3日10GB制限の場合、制限時間帯を過ぎれば通常速度に戻りますので翌月まで待つことなく通常速度のインターネット通信を再開することができます。

追加データを購入する

モバイル通信サービスを提供しているプロバイダによっては通信速度制限を開場するために追加データを購入できるところがあります。

たとえば、ワイモバイルは500MBごとに500円、ドコモは2GBごとに2,500円の追加料金で回線速度を元に戻すことが可能です。

ただし、追加データを購入すれば当月の利用料金も割高になりますので気をつけておきましょう。

データ量の上限がないプランの速度制限は緩い

ポケットWiFiを利用するにあたって注意しなければならない通信速度制限ですが、データ量の上限がないプランは比較的制限が緩く、使い方次第では回避することが可能です。

制限のないプランを申し込めるポケットWiFiとして主にワイモバイルのPocket WiFiがありますが、3日間で10GBを消費すると通信速度制限が適用されます。

しかし速度制限は夕方から夜間にかけて施されるので、日中は制限なくインターネット通信を行うことができます。

また、制限後の通信速度を下り最大1Mbpsとしており、標準画質のYouTube動画を視聴できるレベルの通信速度が提供されるので、制限が適用されたとしても全くインターネット通信が行えなくなるわけではありません。

さらに3日10GBもあればインターネット通信をたっぷり楽しむことが可能なので、毎日データ消費量を確認しながら通信を行うなど意識しながらポケットWiFiを使用すれば制限を回避することもできるでしょう。

このようにデータ量の上限がないプランのポケットWiFiには通信速度制限がありますが、適用されない限り光回線と同じようにインターネット通信を楽しむことができます。

そのため自宅や外出先でもパソコンやタブレットで思いきりインターネット通信を楽しみたいのであれば速度制限がゆるくデータ通信量に上限のないポケットWiFiを使用することをおすすめします。

7GBを超えるLTE通信に注意

ワイモバイルであれば月間データ通信量の上限7GBのプランにアドバンスオプションをつければデータ通信量を際限なく使用することができます。

しかし電波のつながりやすいLTE回線を使用できる標準モードの利用には注意が必要です。

データ通信量を合計7GB消費すると、標準モードに加えてアドバンスモードでの通信も当月末まで通信速度が128Kbpsに制限されます。

このようにデータ量の上限がないプランで契約しているポケットWiFiを使用していても、LTE通信可能な通信モードにて7GB消費すると加入している意味がありません。

しかし、データ使用量を確認しながらモバイル通信を行ったり、他の通信モードでは電波がつながりにくくどうしてもインターネット通信が必要という場合のみLTE通信可能な通信モードに切り替えたりするなど、上手に通信モードを使い分ければ制限を回避することが可能なので、LTEの7GB制限についてそこまで心配する必要はないでしょう。

ポケットWiFiは技術の進歩がとても早いため、利用して2年も経つと通信品質がより良い端末が発売されています。

ポケットWiFiの通信速度は通信回線や機種により異なりますが、公表されているのは規格上の最大速度なのであくまで目安としておくと良いですね。

ポケットWiFiの通信速度を比較

ポケットWiFiはサービスを提供する事業者や機種によっても最大通信速度が異なります。

ワイモバイル、ドコモの2社で一番通信速度が速いモバイルルーターを比較しました。

プロバイダ名ワイモバイルドコモ
端末名Pocket WiFi 803ZTWi-Fi STATION HW-01L
下り最大速度988Mbps1288Mbps
上り最大速度37.5Mbps131.3Mbps

下り速度というのはホームページの閲覧や動画視聴などのダウンロード時に関わる速度のことで、上り速度というのは動画やメッセージを送信するなどアップロード時に関わる速度のことです。

下り速度が重視されがちですが、写真や動画などをアップロードすることが多い場合には上り速度も気にすると良いでしょう。

最大通信速度より実効速度が重要

前述した最大速度はすべて回線の混雑状況や通信環境によって変動するベストエフォート方式を採用しているため、あくまで規格上の最大数値です。

実際にポケットWiFiを利用する際には最大速度よりも遅くなることがあり、これを実効速度と呼んでいます。

なお、各社共に最大速度を提供しているサービスエリアは一部の地域に限られているため、どの場所でも高速通信が楽しめるわけではありません。

そのためどれだけ規格上の最大速度が速いかより、自分が利用したい地域がどれだけの速度に対応しているか、実効速度がどれだけ出るかがポイントです。

各プロバイダの公式サイトではサービスエリアマップで地域別の対応速度を調べることができるので、活用すると良いでしょう。

ポケットWiFiの速度が遅い原因

ポケットWiFiを利用していて通信速度が遅い、電波が悪いと感じることもあるでしょう。

そういった場合に原因がわかれば、対策ができるのでイライラしながら使い続ける必要もありません。

古い機種を使っている

古いポケットWiFiを利用している場合には、端末自体のスペックが低く通信速度が遅い可能性があります。

ポケットWiFiルーターの技術革新は目覚ましく、2年も経過すればより高速で性能の良い機種が次々発売されています。

そのためポケットWiFiは2年や3年の契約更新のたびに新しい機種へ買い替えるのがおすすめです。

高速通信に対応していない場所で利用している

新機種で高速通信に対応しているポケットWiFiを利用している場合でも思ったように速度が出ない場合には、利用している場所が高速通信のサービス提供エリア外である可能性があります。

たとえばワイモバイルで下り最大612Mbpsに対応している端末でも、地域によっては460Mbps やそれ以下の速度でしか通信できないのです。

また803ZTでも最大988Mbpsの高速通信が可能なのは一部エリアのみとなっていて、順次拡大予定であることが公式サイト上でも記載されています。

各社公式サイトのサービスエリアマップで自分の住んでいる地域がどこまでの速度に対応しているか把握しておくと安心ですね。

電波干渉を起こしている

利用していていつもよりも速度が悪いと感じる場合には、他の電子機器との電波干渉が疑われます。

WiFiで利用される無線の周波数帯には2.4GHz帯と5GHz帯があり、電波が遠くまで届きやすいメリットがある2.4GHz帯をおもに利用することが多いです。

しかし2.4GHz帯は電子レンジやワイヤレスマウスなど他の電子機器でも使われている帯域のため、こういった製品の近くでポケットWiFiを利用すると電波干渉を起こしてしまいます。

マンションなどの集合住宅では他の部屋から電波干渉することもあり得ます。

そういった場合には、ポケットWiFiの場所を変える、5GHz帯に対応しているポケットWiFiなら帯域を変えることで電波が改善されるでしょう。

電波干渉に備えてあらかじめ5GHz帯も使える端末を選んでおくと良いですね。

2.4GHz帯と5GHz帯の違いや使い分けについてはこちらの記事に詳しく書きました。

通信制限にかかっている

いつもよりスムーズな通信ができないと感じる場合には通信制限にかかっている可能性もあります。

ポケットWiFiには2つの通信速度制限があり、1つは月間通信容量を超えた場合、もう1つが短期間で大量のデータ通信を行った場合です。

月間通信容量は契約するプランにより異なり、たとえば7GBまで使えるプランで月間データ量が上限の7GBを超えると、どの会社のポケットWiFiでも最大速度128kbpsという非常に遅い速度に制限されます。

128kbpsではサイトの閲覧ですら時間がかかることが考えられ、まともにネットを楽しむことができません。

制限を解除するにはデータの追加購入が必要ですが、割高なので利用料金の高額化が心配になります。

なおネクストモバイルではデータ追加購入ができないため月が変わるまで我慢するしかありません。

一方短期間で大量のデータ通信を行った場合の速度制限はそこまで厳しいものではありません。

ワイモバイルでは3日間でデータ通信量が10GBを超えると速度制限がかかりますが、制限後の速度は1MbpsなのでYouTubeの標準画質なら再生可能で、サイトの閲覧もできるほどです。

そのうえ制限がかかるのは長くても10GBを超えた日の翌日18時から翌々日2時までという限られた時間だけなので、それ以外は通常通りの高速通信が楽しめます。

また、ネクストモバイルなどこのような制限がないプロバイダもあります。

ポケットWiFiの画面上でデータ通信量を確認できるので、通信制限にかかる前にどれだけの容量が残っているかこまめに把握しておきましょう。

ポケットWiFiは速度だけが重要ではない

ポケットWiFiの速度は速いほうが魅力的ですが、それだけで契約先を決めるべきではありません。

通信速度が他社より速いと言っても、各社そこまで差があるわけではないので体感的にはあまり変わらないでしょう。

前述したように公表されている通信速度はあくまで目安なので、実際にその速度で使えるわけではないですし、他にも重視するべき点があります。

まずポケットWiFiの提供会社別の違いをまとめたので参考にしてください。

提供会社ドコモワイモバイル
料金3,980円~7,980円
※データプラス込み
3,696円~4,380円
エリアXi LTE/FOMA4G LTE/AXGP
データ容量1GB~30GB7GBまたは上限なし

料金の安さ

通信速度が速くても料金が高ければ悩んでしまいますよね。

比較した中ではドコモが一番速い速度ではありましたが、実は料金設定も一番高額なのです。

たとえば一番データ量が少ないギガライトで月1GB以内でも3,980円、30GBまで使えるギガホだと7,980円です。

高額な利用料金を払うよりも、格安でネット通信を楽しめる方がありがたいですね。

通信エリアの広さ

ポケットWiFiは自宅だけでなく、持ち運んで色々な場所で利用する機会も多いでしょう。

ポケットWiFiは対応エリア外では電波が届かずネットへ接続できないため通信エリアの広さも大事なポイントとなります。

いくら通信速度が速くても、エリアが狭くて使えない場所が多ければせっかくのモバイル通信ももったいないですよね。

データ容量の多さ

ポケットWiFiを利用するにあたって契約プランを決めることになりますが、プランに応じて利用できるデータ通信量も異なります。

もしも自分が使う通信量よりも月間データ量が少ないと、通信速度制限にかかりまともにネットを楽しめなくなります。

そのためデータ量に余裕のある料金プランを選ぶのがおすすめです。

ドコモでは最大30GBまで使えますがかなり料金が高額になるデメリットがあります。

もし50GBなど大量に使いたいならば、ネクストモバイルやFUJI WiFiなどのポケットWiFiを利用してスマホのデータ通信をそれで賄うほうが安くなります。

一方ワイモバイルでは7GBまでのPocket WiFiプラン2で足りないヘビーユーザーならアドバンスオプションを契約することで月間データ量の上限をなくすことができますよ。

WiMAXなら制限がゆるくて使いやすい!

ポケットWiFiの速度が遅いとイライラしながら利用することになり、インターネットを満足に楽しめませんよね。

通信速度が遅い原因が分かり、対策をして改善できれば良いですが、端末の性能が低い場合には買い替えるしか方法がありません。

そういった理由などでポケットWiFiを買い替える際にはWiMAXがおすすめです。

多くのWiMAXプロバイダがキャッシュバックやキャンペーンなどを実施しているため、安く利用できる契約先を選びましょう。

端末のスペックが高い

WiMAXルーターは他のポケットWiFiと比較しても、速度が速い端末が豊富です。

たとえばワイモバイルで最速なのは下り最大988Mbpsを実現している803ZTですが、WiMAXなら最速で1.2Gbpsを実現しているのでワイモバイルのポケットWiFiより高速通信が楽しめます。

また、WiMAXではW06の前モデルW05でも758Mbpsの速度に対応しているため、全体的に端末のスペックが高いのです。

WiMAXでは近年発売されている端末なら速度の差はあまりないので、端末のデザインやバッテリーの持ちなど自分の好みを重視しやすいのもメリットと言えます。

通信制限が厳しくない

通信制限は2種類あると前述しましたが、WiMAXでは月間データ容量に上限のないギガ放題プランがあり、この料金プランを選べば月間容量を超えた場合の速度制限は関係なく、データ通信量を使い放題にできます。

ただし3日で10GB利用時の混雑回避のための速度制限はギガ放題プランでも対象となるので気を付けましょう。

もしこの通信制限にかかった場合でも、制限される時間帯が限られている点や通信速度の規制があまり厳しくないためあまり支障はありません。

ギガ放題プランは、ポケットWiFiの月間使用量が上限より多くなってしまい通信制限によくかかるという場合にも助かるプランですね。

電波が届くエリアが広い

WiMAXの魅力の1つは高速通信ですが、その反面でWiMAX2+の電波は障害物に弱く、サービスエリアの範囲もLTEには劣るというデメリットがあります。

そのためWiMAXでは多くの端末をLTE対応にしていて、WiMAX2+とau 4G LTEの2つの回線を利用して通信をできるようにしています。

LTE対応機種は、2つのサービスエリアを併用することができるので利用範囲が広がるメリットがあります。

山間部などでWiMAX2+のエリア外となっている場合や、エリア内でも電波が届きにくいビル街などでLTE通信によってインターネットを利用することができるのは便利です。

なお、LTE通信を行う場合は特別な申し込みは不要で、端末の設定をハイスピードモードからハイスピードプラスエリアモードに変更するだけなので手軽です。

ただしLTE通信はオプションサービスのため、2年契約を選んだ場合は月1,005円の追加料金が必要となることを理解しておきましょう。

さらにギガ放題プランでもLTE通信時には月間データ量7GB制限となるため注意が必要です。

LTEオプションはどうしても必要な場合のみ利用すると良いですね。

まとめ

近年発売されているモバイルWiFiルーターの通信速度は下り最大1Gbpsを超えているものもあります。

ただし通信環境やモバイル回線の混雑状況により変動するため、必ずその速度で通信できるわけではなく、実際に利用する場合には速度の差は各社あまり感じないでしょう。

そのためポケットWiFiの通信会社を選ぶ際は速度の速さだけでなく、料金面の安さや月間通信容量上限に余裕があるプランかどうかを重視するのが良いですね。

ただポケットWiFiはプロバイダの定める一定量以上のデータ通信を行うと通信速度制限が適用されるので、固定回線のようにインターネット通信を行うことはできません。

しかしデータ量の上限がないプランであれば制限内容が緩く、通信モードを上手に切り替えたりデータ使用量を確認しながら通信を行ったりすれば制限を回避することも可能です。

普段インターネット通信を行うのはWebサイトの閲覧やメールのやり取り程度という場合は月間データ通信量に上限のあるプランを選ぶのもよいでしょう。

ですが、データ通信容量の大きいネット動画やLINEのビデオ通話を思いきり使用したい場合や仕事上制限が適用されては困るという場合はデータ量を限りなく使用できるポケットWiFiを使用することをおすすめします。

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15年以上様々なモバイル回線を使ってきた経験から、あなたが自分に合った回線をお得に使えるよう、複雑な契約の中身をわかりやすくお伝えします。

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