スマートフォンは連絡を取り合うだけでなく、インターネットを使うにも欠かせない存在になっていますね。
ただスマートフォンでネットを使う場合には、パケット定額プランへの加入が必要となり利用料金が高くなったり、データ量をたくさん使い過ぎて通信制限にかかったりと悩みも出てくることでしょう。
しかしポケットWiFiを一緒に使うことでそういった悩みも解消され、ストレスなくデータ通信を楽しめるのです。
ポケットWiFiを併用するメリット
スマホとポケットWiFiを併用すると通信費の節約になるほか、ストレスのないネット環境を手に入れられるメリットがあります。
スマホ料金の節約になる
スマホの利用料金の内訳はおもに基本料金、通話料、パケット通信料になります。
この中でも特にパケット料金というのは高い料金設定になっているため、データ通信量を抑えればスマホ料金が安くなるのです。
スマホとポケットWiFiを併用すれば、スマホのデータ量を消費しずにネットを楽しめるため、スマホ自体のデータ容量は少なくても済むようになります。
ポケットWiFiを利用してスマホの料金プランをデータ量が少ないものへ変更すればスマホ料金の節約になるのです。
スマホのプランを下げてもポケットWiFiの料金がかかるなら節約にならないのではと思うかもしれませんが、そんなことはありません。
なぜかというとスマホのパケット定額サービスよりポケットWiFiのほうが安いからです。
たとえばauの場合、ピタットプラン(スーパーカケホ)で5GB使うと月額6,480円、フラットプラン(30GB)だと8,500円です。
一方WiMAXのポケットWiFiで月間容量7GB制限のある通常プランでは2,500~3,000円、月間容量無制限のギガ放題プランでも3,000円~4,000円で利用できます。
このようにポケットWiFiのほうが使えるデータ量が多いうえ、料金もスマホの半分以下で収まるため、スマホのデータプランだけに頼るよりもポケットWiFiを組み合わせたほうがお得になるのです。
スマホの通信制限にかからなくなる
スマホユーザーならネットを使い過ぎて、通信速度制限にかかってしまったという場合もあるのではないでしょうか。
スマホのデータ通信量が月間データ量の上限を超えてしまうと通信制限にかかり、月が変わるまで128kbpsという非常に遅い速度でしか利用できなくなります。
速度制限を解除するにはデータ量の追加購入が必要ですが、料金が高額になる可能性があるのでおすすめできません。
しかし前述したようにポケットWiFiを併用していればスマホのデータ量を消費しないので、通信制限にかかるリスクを大幅に減らせます。
ポケットWiFiには月間データ量上限なしで使えるものもあるので、そういったプランを選べば利用したデータ量を気にすることなく高速通信でネットを楽しめますね。
ポケットWiFiならWiMAXがおすすめ
ポケットWiFiを契約しようと思うと様々な会社で取り扱いがあるので迷ってしまいます。
ポケットWiFiには大きく分けてドコモやワイモバイルなどが取り扱うLTE系とauやUQ WiMAXなどが取り扱うWiMAX系の2種類がありますが、WiMAX系のほうがたくさんメリットがあるのでおすすめです。
データ量上限なしのプランがある
WiMAX系のポケットWiFiを取り扱いしているプロバイダは数多くありますが、どのプロバイダを選んでもプラン内容や通信品質に差はありません。
WiMAXのプランは2通りあり、月間データ量7GBが上限の通常プランと月間データ量上限なしのギガ放題プランから選べます。
通常プランではデータ使用量が7GBを超えるとスマホ同様に通信制限がかかりますが、ギガ放題プランならデータ量を使い放題にできる魅力があります。
動画視聴をたっぷり楽しみたい、SNSやゲームが欠かせないという場合にも嬉しいプランですね。
サービスエリアが広い
WiMAXルーターがおもに利用できるのはWiMAX2+回線の提供エリアですが、LTE対応端末を選べばau 4G LTE回線も使うことができます。
WiMAX2+サービスエリアも順次拡大中ではありますが、郊外などではLTEエリアよりもまだ狭く、ビル街などでは電波が届きにくいというのが弱点です。
そういったWiMAX2+エリア外や電波が届かない場所でも、LTE回線を利用するハイスピードプラスエリアモードに切り替えることでデータ通信が可能となります。
WiMAX2+とLTEの2つのエリアを使えるWiMAXはとても便利ですね。
ただしLTE通信はオプションサービスとなるので、2年契約プランだと月1,005円の追加料金が発生する点に注意しましょう。
キャンペーンでお得になる
すべてのWiMAXプロバイダは大手通信会社のUQコミュニケーションズから回線を借りてサービスを運営しているため通信品質に違いはありません。
そのため利用者側は料金の安さを基準としてプロバイダを選ぶのが良いでしょう。
なかには様々なキャンペーンや特典を実施してお得に利用できるプロバイダもあり、特に月額料金割引キャンペーンを実施しているBroad WiMAXや、高額キャッシュバック特典を受けられるGMOとくとくBBは格安な料金で利用できるので人気があります。
こういったお得なキャンペーンがあるのもWiMAXの魅力の1つです。
auスマホユーザーは更に割引が受けられる
WiMAXではauスマホユーザーを対象とした割引があります。
それはauスマホとWiMAXのポケットWiFiを組み合わせて使うと、auスマホの利用料金から毎月最大1,000円割引されるauスマートバリューmineという割引サービスです。
ただしauスマートバリューmineの適用を受けるには、auショップ店頭またはKDDIお客様センターへ電話して加入手続きが必要となるので忘れないようにしましょう。
さらにauスマートバリューmine加入者はLTEオプションが無料となるメリットもあります。
契約するWiMAXプロバイダによってはauスマートバリューmineの適用を受けられない場合もあるので、auスマホユーザーは契約前に確認しておくと良いですね。
WiMAXプロバイダの料金比較
WiMAXプロバイダは料金の安さを重視して選ぶのがおすすめです。
プロバイダによってどれくらい利用料金の差があるのか分かりやすくするため比較しました。
契約先 | au | UQ WiMAX | Broad WiMAX | GMOとくとくBB |
---|---|---|---|---|
![]() | ![]() | ![]() | ![]() | |
通常プラン月額料金 | 4,196円 | - | 最大25ヶ月間2,999円 26ヶ月目以降3,326円 | 3,969円 |
ギガ放題プラン月額料金 | 4,880円 | 3,880円 | 最大3ヶ月間2,999円 3~24ヶ月目3,752円 25ヶ月目以降4,412円 | 最大3ヶ月間3,969円 3ヶ月目以降4,688円 |
キャッシュバック | なし | なし | なし | 最大34,500円 |
契約期間 | 2年 | 2年 | 3年 | 3年 |
携帯キャリアではauでもWiMAXの契約ができますが、料金が高いのでauスマホを使っている場合でもauショップでの契約はおすすめできません。
そしてWiMAXの本家であるUQ WiMAXもauショップほどではありませんが割高ですし、端末代金の15,000円が別途必要となります。
月額料金割引キャンペーンを実施しているBroad WiMAXでは、auショップよりも毎月400円ほど安い料金で利用できますね。
そして一見UQ WiMAXとあまり月額料金の差がないGMOとくとくBBですが、契約後1年経過すると30,000円を超える現金キャッシュバックが受けられるので結果的にお得です。
ただ注意点としてキャッシュバック受取には条件があるので、もしキャッシュバックを受け取ることができないと損してしまいます。
キャッシュバックを受け取るのを忘れてしまいそう、キャッシュバックはいらないから月々の料金を安くしたいという場合にはBroad WiMAXを選ぶと良いですね。
まとめ
ポケットWiFiは携帯電話と同じようにモバイル通信が可能なので、自宅はもちろん外出先でもインターネットを楽しめるので便利です。
スマホだけでもネット接続はできますが、ポケットWiFiと併用することで通信費の節約になったり、スマホの通信制限にかからなくなったりするメリットがあります。
なお、ポケットWiFiを選ぶ際は料金の安さとデータ容量の多さ、エリアの広さを重視しましょう。
これらすべてを満たしているのはWiMAXですが、auショップや本家UQ WiMAXでは料金が高いので損してしまいます。
数多くあるWiMAXプロバイダのなかでもBroad WiMAXやGMOとくとくBBはキャンペーンやキャッシュバックなどで安くなるのでおすすめです。