ポケットWiFiのメリットとデメリットを徹底調査!お得なプロバイダを選ぼう

スマホやタブレットの普及で外出先でもインターネットを使う機会は多いでしょう。

そういった場合にポケットWiFiを持っていれば、どこでも高速通信を楽しめるほか、通信費の節約になるなど様々なメリットがあります。

一方で持ち運ぶ必要があるなどのデメリットもありますが、それよりもはるかにメリットのほうが多いです。

ポケットWiFiを選ぶ際は料金が安く、月間データ量無制限のプランがあるWiMAXをおすすめします。

 

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ポケットWiFiとは

ポケットWiFiとは、パソコンやスマートフォンをインターネットに接続するために利用される無線のモバイルデータ通信端末です。

ポケットWiFiのほかにモバイルWiFiルーターなどとも呼ばれていますね。

正式にはポケットWiFiはワイモバイルのデータ端末の名称なのですが、一般的に持ち運べるデータ通信端末全般をポケットWiFiと総称しています。

 

ポケットWiFiの種類

ポケットWiFiには大きく分けて、ワイモバイルやドコモなどが取り扱うLTE系とUQ WiMAXやBroad WiMAXなどが取り扱うWiMAX系の2種類があります。

それぞれサービスエリアや通信速度、プラン内容などが異なります。

ワイモバイルとUQ WiMAXの違いをまとめました。

プロバイダ名ワイモバイルUQ WiMAX
対応エリアLTE/AXGPWiMAX2+/au 4G LTE
下り最大通信速度972Mbps(USB接続時)

※Wi-Fi接続時は588Mbps

 

1.2Gbps(LTE利用かつUSB接続時)

※Wi-Fi接続時は867Mbps

月間データ容量5GB/7GB(オプションにより無制限可)7GB/無制限
データ追加購入の有無有り無し

利用する回線が異なるので、対応エリアにも違いがあります。

そして月間データ容量もUQ WiMAXは元々無制限のプランがありますが、ワイモバイルで無制限にするにはオプションサービスへ加入する必要があります。

 

ポケットWiFiのメリット・デメリット

ポケットWiFiにはどんなメリットとデメリットがあるのが徹底調査しました。

メリット

外出先でもネット接続ができる

自宅での利用はもちろんですが、外出時に持ち運べばどこでもネットが楽しめます。

たとえば旅行や出張先の宿泊施設でネット環境がない場合でも、ポケットWiFiさえあればパソコンやタブレットを使うことができるのです。

わざわざネット環境がある場所を探す必要がないのは便利ですね。

 

工事不要で手軽に使える

ポケットWiFiは固定回線のように工事が必要ありません。

そのため、工事ができない賃貸アパートや、転勤などで引っ越す機会が多い場合でも手軽にネット環境を手に入れることができます。

固定回線は工事に数週間かかることもあるのですが、ポケットWiFiは端末が届きさえすれば数分でネットが使えて便利です。

 

安い料金で利用できる

ポケットWiFiは固定回線やスマホのパケットプランよりも安い料金でネットが楽しめます。

固定回線では月額料金が4,000円~5,000円かかることが多いですが、ポケットWiFiは3,000円前後で利用できます。

一方スマホのパケットだけに頼ってネットを利用する場合は高額な請求になる可能性があります。

たとえばdocomoのデータ定額プランでは、月間データ量5GBまで使えるデータMパックでは月額5,000円、30GBまで使えるウルトラデータLLパックでは8,000円となります。

これではポケットWiFiの倍以上の金額を支払うことになりかねません。

ポケットWiFiを併用し、スマホのプランをもっとデータ量が少ないものへ変更すれば通信費の節約にもつながるのでありがたいですね。

スマホのデータ量を消費しない

ポケットWiFiを利用すると、スマホのデータ量を使うことなくネット通信を楽しめます。

スマホのパケット量の上限を超えてしまうと月末まで通信速度が128kbpsという非常に低速な速度へ制限されてしまい、サイトの閲覧すらままならなくなってしまいます。

この通信規制に悩んでいるという場合も多いのではないでしょうか。

ポケットWiFiを併用することで、スマホのデータ量を消費しないため速度制限にかかるリスクを減らすことができます。

そしてスマホをアクセスポイントとしてパソコンなどの通信機器をネット接続するテザリングという機能がありますが、これもスマホのデータ量を消費してしまうほか、スマホの電池の減りを早めてしまうのでポケットWiFiの代わりにはなりません。

セキュリティ面でも安全

ポケットWiFiのように外出先でネットを使う方法として、公衆無線LANサービスが挙げられます。

公衆無線LANとは駅やカフェなどの施設で提供されているサービスで、フリーWi-Fiスポットなどと呼ばれ、誰でも無料で利用できる魅力があります。

しかし、公衆無線LANでは暗号化されていないネットワークを利用していたり、不特定多数の人が利用したりすることからセキュリティ面で不安な点がありますし、Wi-Fiスポットを探す手間がかかります。

通信内容を盗聴される、個人情報を盗み見されて悪用されるなどのリスクがあることから積極的に利用するのはおすすめしません。

一方ポケットWiFiはきちんと暗号化されたネットワークを利用しているため安全です

近年ネットを使った犯罪も多いため、巻き込まれないようにきちんとセキュリティ対策をしておきましょう。

複数の通信機器を接続できる

ポケットWiFiは1台で複数の通信機器をネット接続できます。

近年発売された機種だと最大16台まで同時接続できるポケットWiFiもあります。

一人暮らしでパソコンとスマホを接続するのはもちろん、家族でシェアして使うという方法もできますね。

デメリット

外出時に持ち運ぶ必要がある

ポケットWiFiは携帯しなければ外出先で使うことはできません。

持ち運ぶのに慣れるまでは自宅に忘れてしまう可能性もあります。

ポケットに入るほどのコンパクトなサイズなので、カバンに入れてもかさばる心配はありませんが、カバンを持ち歩かないことが多い男性ではポケットに入れて邪魔に感じることもあるでしょう。

 

充電がないと使えない

ポケットWiFiはスマホのように充電がなければ電源が入らないのでネット通信ができません。

自宅で利用する場合はコンセントに挿して充電したまま使えば問題ありませんが、外出先で充電が切れてしまうと困りますね。

なかには10時間以上も連続通信可能な機種もあるので、外出先でよく使う場合にはこういったバッテリーの持ちが良い端末を選び、毎日充電することを忘れないように気を付けましょう。

 

通信制限がある

ポケットWiFiには2つの通信制限があります。

1つはプランごとの月間データ量上限を超えた際の制限で、この制限時には通信速度が最大128kbpsまで低速化されてしまいます。

ワイモバイルでは速度制限を解除するためにデータの追加購入が可能ですが、WiMAX系ではデータ追加ができないため我慢して使い続けるしかありません。

しかし、WiMAXではプラン変更が自由にできるので、もしも月間容量7GBの上限があるプランでデータ量が足りないことがあれば、月間データ量上限なしのギガ放題プランへ変更することで通信制限にかかることなく利用できるのです。

 

もう1つはネットワーク混雑回避のための制限で、ワイモバイルとWiMAXでは3日間で10GBの通信量を消費した場合に1Mbpsまで低速化されます。

1Mbpsであれば、YouTubeの標準画質なら視聴可能ですし、サイトの閲覧なら問題なく利用できる速度です。

さらに通信制限がかかるのは、WiMAXなら3日で10GBのデータ量を超えた日の翌日18時から翌々日2時までという限定された時間なので、それ以外の時間は制限なく利用できます。

 

通信品質は固定回線よりも劣る

固定回線の魅力は高速で安定した通信ができることです。

無線で通信するポケットWiFiは、ネットを利用する環境によって通信速度が遅くなるなどの弱点があります。

しかし、WiMAX系のポケットWiFiでは別売りのクレードルという置き型の充電器を利用することで、通信の安定性が高まる効果があるので活用すると良いでしょう。

 

さらに固定回線は1Gbps~2Gbpsもの高速通信が可能なプロバイダがほとんどですが、ポケットWiFiは半分ほどまたはそれ以下の速度しか出せません。

通信速度の差は動画視聴など容量の大きいサービスを利用すると実感するでしょうから、ポケットWiFiを選ぶ際はできるだけ高速通信ができる機種を選ぶことがおすすめです。

 

おすすめはWiMAX系のポケットWiFi

非常にメリットが多いポケットWiFiですが、たくさんの種類があるなかでおすすめはWiMAX系を選ぶことです。

使い放題のプランがある

前述したようにWiMAX系のポケットWiFiでは月間データ量7GBまでの通常プランと、月間データ量上限無しのギガ放題プランがあります。

一方ワイモバイルで月間データ量上限なしで利用するには、アドバンスオプションという月額684円のサービスへ加入しなくてはいけませんし、プランによってはアドバンスオプションに対応していないのです。

さらにアドバンスオプションが使えるのはAXGPエリア内限定で、WiMAX2+エリアよりも狭いというデメリットがあります。

こういった点から同じ使い放題のプランでも、月額定額制でAXGPよりも通信エリアが広いWiMAXのほうがおすすめと言えます。

 

プロバイダ独自のキャンペーンで安く利用できる

WiMAXの通信サービスを取り扱いしているプロバイダはたくさんありますが、すべてのプロバイダがWiMAXの提供会社であるUQコミュニケーションズから通信回線を借りて運営しています。

そのためどのWiMAXプロバイダを選んでも通信品質に差はないので、プロバイダを選ぶ基準は料金の安さに絞られます。

WiMAXプロバイダは独自のキャンペーンや特典を打ち出していて、ユーザーの獲得を目指しています。

例として高額キャッシュバック特典のあるGMOとくとくBB、月額料金割引のあるBroad WiMAXの料金を比較しました。

プロバイダ名GMOとくとくBBBroad WiMAX
月額料金(通常プラン)3,969円1~24ヶ月目まで2,999円

25ヶ月目以降3,326円

月額料金(ギガ放題プラン)2ヶ月目まで3,969円

3ヶ月目以降4,688円

2ヶ月目まで2,999円

3~24ヶ月目3,752円

25ヶ月目以降4,412円

キャッシュバック最大37,150円無し

 

どちらのプランでも毎月の料金はBroad WiMAXのほうが安いですが、GMOとくとくBBは最大37,150円のキャッシュバックが魅力ですね。

ただしキャッシュバック受取は契約から約1年後であったり、条件を達成しないといけなかったりするのが注意点です。

確実に安く利用するならBroad WiMAXを選ぶと良いですね。

 

オプションでLTE回線も使える

WiMAX系のポケットWiFiではおもにWiMAX2+回線を利用してネット通信をするのですが、WiMAX2+はLTEよりも障害物に弱く電波が届きにくいというデメリットがあります。

しかし、LTE対応のWiMAXルーターを選べばau 4G LTEの回線を利用でき、WiMAX2+の電波が届かない場所でもネットを楽しむことができます。

au 4G LTE通信をするには端末の設定をハイスピードエリアモードからハイスピードプラスエリアモードへ変更するだけで済みますが、LTEオプションとしてハイスピードプラスエリアモードを利用した月だけ1,005円の追加料金が発生します。

ただし多くのWiMAXプロバイダで主流となっている3年契約ならばオプション料金が無料となるので、WiMAX2+のエリア外や電波が届かない場所でよく利用するなら3年契約プランを選ぶと良いですね。

さらに注意点として、ギガ放題プランでもハイスピードプラスエリアモード利用時は月間データ量に7GBの上限が設けられることが挙げられます。

LTEオプションはどうしてもWiMAX2+通信が使えなくて困る場合など必要最低限の利用にとどめるようにしましょう。

まとめ

ポケットWiFiは回線工事不要で、手軽にネット環境を手に入れることができる便利なデータ通信端末です。

固定回線や携帯電話のパケットプランよりも安い料金で利用できるほか、持ち運べば外出先でもネットを安全に利用できるメリットがあります。

一方、回線速度や電波の安定性が固定回線よりも劣るというデメリットはあるものの、通常の使用であれば支障なくインターネット通信を楽しめるでしょう。

ポケットWiFiにはLTE系とWiMAX系の2種類がありますが、定額料金で月間の通信容量量無制限のプランがあるWiMAX系がおすすめです。

なかでもGMOとくとくBB、Broad WiMAXのように低価格で利用できるプロバイダを選ぶと良いですね。

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