
引用:nifty.com
@nifty WiMAXは老舗プロバイダ「nifty」によるWiMAX2+サービスです。
解約の際に注意すべきなのは、@nifty WiMAXの契約を解除してもnifty IDの契約が残ったままであることと、解約するタイミングによっては最大で49,100円も損をしてしまうことです。
@nifty WiMAXを解約する際は、nifty IDの解約が別途必要であることと手続きすべきタイミングをあらかじめ確認しておきましょう。
@nifty WiMAXを解約したい!
@nifty WiMAXは、富士通の子会社でもある老舗インターネットサービスプロバイダーniftyによるWiMAX2+サービスです。
大手プロバイダならではのサポートの安心感や30,100円にもなる高額なキャッシュバックがメリットのサービスです。
@nifty WiMAXの解除は、@niftyの会員ページから申し込むことができます。
電話や書面での手続きは必要ありません。
解除と解約の違いに注意
@nifty WiMAXを含めてniftyの通信回線の解約で注意が必要なのは、「解除」と「解約」という2つの概念があることです。
これは他のWiMAX2+サービスとは違う特徴といえます。
解除・解約のちがいは、停止できるサービスの範囲です。
解除ではWiMAX2+をはじめとした光ファイバー・ADSLなどの通信回線が停止されます。
一方で解約とは、通信回線を含めて@nifty IDやメールアドレスに至るまで、niftyに関するサービスを全て停止することを指します。
つまり、たとえ@nifty WiMAXのサービスを解除したとしても、@nifty ID・メールアドレスが残るということです。
@nifty WiMAXを停止する際は解除・解約の違いにも気を付けましょう。
@nifty IDを残してWiMAXのみ解除する
@nifty WiMAXを使わなくなった後も、@niftyのメールアドレスやniftyで購入したコンテンツを使いたいということもあるでしょう。
その場合は@nifty WiMAXの契約のみを解除し、@nifty IDのみを残すという方法もあります。
@nifty WiMAXが必要なくなった際は、必要に応じて@nifty WiMAXの解除、nifty契約の解約のどちらかをえらぶようにしましょう。
利用するサービスの料金は引き続き発生
たとえばWiMAX 2+ Flat ギガ放題プランの契約ではWiMAX月額利用料は4,510円/月、その他に@nifty基本料金として275円/月がかかりますが、@nifty WiMAXのみを解除するときは@nifty基本料金275円/月はそのまま残ることになります。
その他、niftyでコンテンツサービスを利用していればその料金はもちろん残ったままです。
@niftyとの契約自体を解約する
メールアドレスやコンテンツを含めてniftyのサービス一切を今後利用しないのであれば、@nifty WiMAXの解除ではなく@nifty IDの解約を行います。
@nifty WiMAX の解除と同様に@nifty IDの解約についても、@niftyの会員ページから申し込むことができます。
なお@nifty IDを一度解約してniftyのメールアドレスを手放すと、同じメールアドレスを再取得することができないので気を付けましょう。
利用料は日割りになる?
サービスを解約する際に気になるのは、月額料金が日割になるかどうかですね。
それだけでも解約時にかかる料金が違います。
その点、残念ながら@nifty WiMAXでは、仮に月の途中で解除をしても解除日は毎月月末となり日割りは行われません。
月額料金は満額での請求となります。
逆に言えば、同じ月内に解約すれば料金は変わらないので月初に慌てて手続きする必要はありませんね。
解除日が月末なので、もちろん@nifty WiMAXも月末までは使うことができます。
その間に乗り換え先のプロバイダを決めたり手続きを進めたりするとよいでしょう。
手続きした月の末日までなら解約の取り消しも可能
解除の手続きをした後に@nifty WiMAXを引き続き使う必要が生じたとしても、解除日(解除手続きをした月の末日)までなら取り消しが可能です。
間違えて解除の手続きをすることはないかもしれませんが、万が一移行先の手続きがうまく進まなかった際などもう少し長く使う必要が生じた際に、取り消しできるのは便利ですね。
解約するのにいいタイミングはいつ?
@nifty WiMAXの解除や@nifty契約の解約手続き自体は、@niftyの会員ページで簡単に行えるので問題はないでしょう。
ただ@nifty WiMAXの解除の際に、一番気を付けなくてはいけないのはそのタイミングです。
解約するタイミングによっては最大で49,100円もの損をしてしまうこともありえます。
具体的に気を付けなければならないポイントは、契約時のキャンペーン特典であるキャッシュバックと、契約期間により発生する@nifty WiMAXの違約金です。
以下、それぞれのポイントについて1つずつ説明します。
キャッシュバック特典を受け取ってから解約しよう
@nifty WiMAXでは契約にあたって30,100円のキャッシュバックを行うキャンペーンを展開しており、このキャンペーンを利用するユーザーも多いことでしょう。
このキャンペーンで気を付ける必要があるのは、契約してすぐにキャッシュバックが受け取れるわけではないということです。
まずキャッシュバック特典は、WiMAX2+機器を発送した月を含んで6ヶ月目の末日までに@nifty WiMAXの契約を解除した際は無効となります。
そして機器発送月を含んで8ヶ月目に受け取り方法や特典の詳細について記した案内メールが配送されます。
案内メールの指示に従って受取口座の登録をする必要があり、その口座にキャッシュバックが振り込まれるのはさらに翌月(機器発送月を含んで9ヶ月目)です。
またこの時点で登録した口座情報に不備があり振込に失敗した場合はその翌月(機器発送月を含んで10ヶ月目)に再度振り込みが行われます。
(この2回の振込に失敗するとキャッシュッバック特典が無効になる)
つまり正常に受取口座の登録をすませれば、契約から約9ヶ月後(1度目の振り込みに失敗した場合は約10ヶ月後)にはキャッシュバックが受け取れるわけです。
何かの事情があって@nifty WiMAXを解約することになったとしても、キャンペーンを適用して契約したのならキャッシュバックを受け取ってから解約することをおすすめします。
その前に解約すると30,100円のキャッシュバックが受け取れなくなり、その分損をしてしまうことになりますね。
違約金がかからないタイミングがベスト
@nifty WiMAXだけでなくどのプロバイダのどのWiMAX2+サービスでも、WiMAX2+は2年または3年間の契約を基本としており、そのために月額料金を抑えて提供されています。
これは@nifty WiMAXのオンラインの申込ページや契約の書面にも記載があることなので、気になったら確認してみて下さい。
仮に2年契約の場合で更新月以外に解約をすると、以下内容の違約金(契約解除料)が発生します。
解約までの期間 | 契約解除料 |
1~13ヶ月 | 20,900円 |
14~25ヶ月 | 15,400円 |
26ヶ月(契約更新月) | 0円 |
27ヶ月以降 | 10,450円 |
50ヶ月(契約更新月) | 0円 |
契約の期間によって違約金の額がかわり、特に契約25ヶ月目までは違約金の額は1万円を超えて高くなっています。
この違約金を支払わないですませるためには、契約更新月まで解約を待つようにしましょう。
とはいえ、解約することが決まっているなら、契約更新月まで待つことでそれまでの月額料金を支払うことになるので違約金を支払って解約してしまった方が負担を減らすことができます。
具体的には、契約してから25ヶ月目までなら契約更新月の4ヶ月前以前、25ヶ月目以降なら契約更新月の3ヶ月前以前なら違約金を支払ってしまった方が、請求される料金の合計が少ないです。
これらの条件をまとめると以下のようになります。
キャッシュバックについて
機器発送月を含んで9ヶ月目(もしくは10ヶ月目)にキャッシュバックを受け取ってから解約した方がよい。
契約更新月について
契約更新月まで@nifty WiMAXを使っていてもよいのであれば、それまで待って違約金を支払わずに解約した方がよい。
契約更新月まで待てないなら
契約更新月はまだ先だがその前に解約したいということであれば、契約25ヶ月目までなら契約更新月4ヶ月前、それ以降は契約更新月3ヶ月前以前に解約した方がお得。
そのため、もっとも解約に適しているのはキャッシュバックをもらえる上に違約金を支払う必要がない最初の契約更新月(契約から26ヶ月目)です。
特別が理由がない限り、それまで待てるなら損することはありません。
その前にどうしても解約する必要があるなら、おすすめはキャッシュバックをもらった後(機器発送月を含んで9~10ヶ月目)のタイミングです。
解約するタイミングによって、このように損をする額が変わってきます。
あとは自分の都合にあわせて解約するタイミングを決めてくださいね。
まとめ
@nifty WiMAXを解約する際は、「解約」「解除」という2つの概念があることと、解約するタイミンクに注意しましょう。
@nifty WiMAXの契約を解除しても、@nifty IDの契約は残ったままになるのでメールアドレスを含めniftyの全サービスを今後使わないのであれば、解約の手続きをする必要があります。
また解約時に損をしないためには、キャッシュバックをもらった上で契約更新月に解約し、違約金の請求が発生しないようにするのがおすすめです。
タイミングを間違えると、違約金ともらえるはずのキャッシュバックあわせて最大で49,100円の損になってしまうので注意したいですね。