モバレコエアー(モバレコAir)のメリット・デメリットを徹底解説!

モバレコエアー(モバレコAir)はソフトバンクAirのサービスを、より安い料金で受けられるサービスです。

面倒な回線工事などはなく、自宅のコンセントにAirターミナルを接続するだけでインターネットを始めることができます。

通信容量の制限はないので、自宅で動画を観たり大容量の通信をしたりするのに不安を感じる必要もありません。

ソフトバンクエアーとの違い

ソフトバンクAirとモバレコAirの違いは料金だけです。

料金体系も使える端末も同じですので、ソフトバンクエアーを契約するならモバレコエアーを契約しましょう。

端末の購入代金を36回の分割で支払うことを仮定して、月々の支払額を比較しました。

モバレコエアーソフトバンクエアー
1・2ヶ月目2,167円5,368円
3~24ヶ月目3,679円5,368円
25~48ヶ月目5,368円5,368円
キャッシュバック26,580円
合計187,524円257,664円

モバレコエアーで申し込む際の月額料金の割引と12ヶ月以上利用したときのキャッシュバックキャンペーンを両方適用することで、ソフトバンクエアーより約7万円安く利用できます。

通信性能には差がないので、モバレコエアーを選ばない理由はありません。

モバレコエアーの料金

モバレコエアーの料金は、キャンペーンがあること以外ソフトバンクエアーの料金体系と差がありません。

モバレコエアーでは端末をレンタルするか購入するかが選べ、購入する場合は一括払いと24回・36回・48回分割払いから選べます。

端末の代金は59,400円ですので、24回の場合1回2,475円、36回の場合1,650円、48回の場合1,238円を支払う計算です。

月々の支払額は

・購入:基本料金(5,368円)+割賦代金-月月割(1,650円・36ヶ月間)
・レンタル:基本料金(5,368円)+レンタル料(539円)

にキャンペーンを適用した額です。

一括24回分割36回分割48回分割レンタル
1・2ヶ月目470円2,720円2,167円1,595円2,460円
3~24ヶ月目1,844円4,094円3,679円2,969円3,834円
25~36ヶ月目3,380円3,380円5,368円4,505円5,370円
37~48ヶ月目5,368円5,368円5,368円6,005円5,370円
キャッシュバック26,580円26,580円26,580円

キャッシュバックキャンペーンを適用できるのは、

  • クレジットカード払い
  • 割賦契約(分割払い)
  • キャッシュバックが受けられる12ヶ月目末日まで利用

の3条件を満たした場合のみなので、端末代金を一括払いにしたりレンタルで契約したりした場合は月額料金の割引だけが適用されます。

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モバレコエアーの通信速度

モバレコエアーで利用する端末Airターミナル4の通信速度は、下り最大962Mbpsです。

このカタログスペックならば、通信が混み合う時間帯でも完全に動画が見られなくなってしまうほどの不利益はありません。

また月間通信量は無制限かつ短期間での大量使用に対する通信制限もないので、追加料金や低速化を気にせず使い続けることができます。

しかし、夜間など多くの人が利用する時間帯や特定のエリア内で特に大きな通信負荷がかかった場合は、サービス安定化のために通信制限が入ることがあります。

夜動画を観ていて急に回線が重くなったなと感じたなら、これらの通信制限がかかった可能性があります。

モバレコエアーのエリア

モバレコエアーの通信エリアは公式サイトから問い合わせることもできますが、利用している端末は同じなのでソフトバンクエアーのサイトからチェックすることもできます。

ただ同じ町内でも一部のみ962Mbps対応になっていることがあるので、自宅がどの通信速度に対応しているか、またそもそも通信できるのかをピンポイントで確認したい場合は問い合わせるほうが賢明です。

ただ観光地となっている山間部や離島を検索したところリストに載っていなかったので、過疎地域ではほぼ使えないと考えられます。

モバレコエアーのメリット

モバレコエアーを選ぶメリットは、お得さと手軽さにあります。

ソフトバンクのスマホ料金が安くなる

ソフトバンクやワイモバイルの携帯を使っているならば、モバレコAirを使っているだけで携帯の料金が毎月最大1,000円割引されます。

スマートフォン、タブレットやワイモバイルの Pocket WiFi プラン2も割引対象になるだけでなく、離れて住んでいる家族の回線も最大10回線まで割引対象になります。

家族や親族でソフトバンクを利用しているならば利用しない手はありません。

固定回線に必要な回線工事がない

モバレコエアーのようなホームルーターを使うメリットは、自宅のコンセントに接続するだけですぐにインターネットを使えるようになることです。

光回線を契約した場合は、回線の工事があるため開通までに数日から数週間待たなければならず、おまけに工事費もかかるので時間もお金も消費します。

ふだんスマホで契約している通信量が少ない場合、開通を待っている間のネット環境を確保するため、データチャージをしたりポケットWiFiをレンタルしたりする必要が出ることもありえます。

待ち時間がないことで、これらの余計なコストをかけないですみます。

口座振替も利用できる

似たようなホームルーターを提供するWiMAXでは、プロバイダによってクレジットカードでしか月々の料金を支払えないことがありますが、モバレコエアーは口座振替も利用できます。

ただ口座振替で支払う場合、キャッシュバックキャンペーンを適用できないことにご注意ください。

モバレコエアーのデメリット

モバレコエアーは手軽に使い始められる反面、デメリットもあります。

料金体系が複雑で実質4年契約

モバレコエアーの最大のデメリットは、回線の契約期間と端末の割賦回数、そして月々割の適用期間が異なっていて料金体系が複雑なことです。

まず、モバレコAirとソフトバンクエアーの回線の契約期間は2年で、契約満了月以外の解約には10,450円の違約金がかかります。

そしてAirターミナルを購入する場合、端末代金の支払いを一括、24回、36回、48回から選べますが、月々割の適用は36ヶ月間に固定されています。

そのため、一括または24回払で端末を購入し回線を2年で解約した場合、残り12ヶ月分の月々割を適用することができません。

だからといって契約を一度更新して月々割が終わった時点で解約する場合でも10,450円の契約解除料を支払うことになりますし、回線のみ2年で解約したとしても36回、48回払では残債の支払いがその後も続きます。

つまり、最初の契約期間のみで解約する場合はどうしても割高になり、端末代金を実質ゼロにしたいなら契約を更新して4年間使い続けないといけない構造になっているのです。

この構造はソフトバンクエアーを契約しても同じです。

エリアが限られる

モバレコエアーの通信エリアはWiMAXに比べると明らかに狭く、過疎地のほとんどではWiMAXは使えてもモバレコエアーは使えません。

都心部で利用するならモバレコエアーとWiMAXを比較しより使いやすい方を使うことができますが、そうでない場合は選択肢にすらならないことが多いです。

契約した住所でしか使えない

モバレコエアーとWiMAXのホームルーターの共通点は、光回線のような回線工事が必要なく届いたその日から使えることにあります。

ただモバレコエアーは最初に登録した住所でしか利用できず、もし契約期間中に引っ越す場合は手続きが必要です。

もし手続きを忘れた場合、引越し先で利用しようとすると通信制限がかかります。

その点WiMAXのホームルーターは契約した住所以外でも利用できますから、一時的な転居でもエリア内であればすぐに使えます。

モバレコエアーのキャンペーン

モバレコエアーは5つのキャンペーンを展開しています。

そのうち2つはモバレコエアーの支払いを安くするもので、他の3つは乗り換え時の負担を軽減したりソフトバンクまたはワイモバイルの料金を安くしたりするためのものです。

モバレコエアーを長期に渡って利用する予定があるなら、同時にソフトバンクに乗り換えるとより多くのキャンペーンを適用できます。

モバレコAir限定月額キャンペーン

モバレコAir限定月額キャンペーンは、契約時点で自動的に適用されます。

ソフトバンクAirを契約したときの正規代金4,880円から、1~2ヶ月目は最大2,910円、3~24ヶ月目は最大1,536円の割引があります。

端末をレンタルするか購入するか、また端末代金の支払い方法のどれを選んだかは関係ありません。

株式会社グッド・ラックが提供する「GL プレミアムメンバーズ(無料メールマガジンサービス)」に加入することが条件ですが、オプション料金の発生は特にありません。

サービス内容はソフトバンクAirと同様ですので、もともとソフトバンクAirを契約するつもりならばモバレコAirにしましょう。

モバレコAir限定キャッシュバック

モバレコAirを申し込み、申し込み月を含む12ヶ月目末日まで継続して利用すると、現金26,580円がキャッシュバックされます。

ただこのキャンペーンを適用するには条件があり、

  • クレジットカード払いで契約かつカード登録を7日以内に済ませること
  • キャッシュバック申請メールにある期間内にキャッシュバックの手続きを行うこと
  • 端末を割賦で購入すること

のすべてを満たさなければなりません。

そのためレンタルと一括払いでの購入はこの条件を適用できず、また口座振替を選んだ場合も同様です。

端末代を24回払にした場合でもキャッシュバックを受け取れるので、少しでもお得に使うなら割賦を選ぶことをおすすめします。

Softbank あんしん乗り換えキャンペーン

固定回線や他のモバイル回線からモバレコAirに乗り換えた場合、違約金や端末代の残債、回線の撤去工事にかかる費用が満額、最大10万円までキャッシュバックされるキャンペーンです。

ただポケットWiFiやWiMAXのようなモバイル通信の場合は、上限額が42,000円になります。

どちらにしろ、工事等にかかった金額を提示できれば満額キャッシュバックされますから、光回線などから乗り換える場合にも安心ですね。

おうち割光セット

モバレコAirを契約し、かつソフトバンクやワイモバイルのスマホやポケットWiFiを契約している場合、月々のスマホの代金が最大1,000円割引されます。

この割引はどちらかを解約するまでずっと続きますし、同居家族だけではなく離れて住んでいる家族の分まで最大10回線に適用できます。

たとえば5人家族で全員がソフトバンクのスマホを使っていれば月々5,000円の割引になり、これはモバレコエアーの月額料金に相当します。

ソフトバンクのスマホを使っているなら、料金の安さではモバレコエアーのほうが勝ります。

おうち割光セットスタートキャンペーン

おうち割光セットはモバレコエアーとソフトバンクまたはワイモバイルのスマホを同時に利用しさえすれば適用されますが、モバレコエアーの契約と前後してスマホをソフトバンクに乗り換えた場合はスタートキャンペーンも適用され、スマホの代金から月に950円、10ヶ月間割引されます。

ただこのキャンペーンを適用するには他社回線の契約解除料の請求書を提示しなければならないので、違約金がかからない契約更新月に他社から乗り換えた場合には適用できないのでご注意ください。

端末は購入とレンタルどちらがいいか

モバレコエアーは、端末を購入する場合4年間使うほうが違約金もかからず、端末代金相当額が月々割で全て引かれるのでお得になります。

ただ、通信技術は日進月歩のペースで発展しますし、サービスの内容もより変化していく情勢を考えると、4年間同じ契約で同じ端末を使い続けるのは少し荷が重いものです。

もし最初の2年契約のみで終わらせたい場合、どのように利用するのが最もお得かを計算しました。

一括24回分割36回分割48回分割レンタル
1・2ヶ月目470円2,720円1,970円1,595円2,460円
3~24ヶ月目1,844円4,094円3,344円2,969円3,834円
残債0円0円18,000円27,000円
キャッシュバック26,580円26,580円26,580円
合計95,508円68,928円68,928円68,928円89,268円

この場合は24回分割で契約するのが、残債も発生せず2年で全て完結できてスッキリします。

一括払いの場合キャッシュバックが適用されないのでその分負担が大きく、また解約後不要な端末が手元に残ってしまうのでレンタルのほうが安くてマシです。

逆に36回、48回払は24回払とトータルで支払う金額は変わらないものの、使えない端末の代金を払い続けなければならず、しかも月々割の適用がないぶん負担感が残る結果になります。

そのため、初回契約のみで解約するなら24回分割払いをクレジットカードで行うのが最もお得です。

クレジットカードを持っていない場合はキャッシュバックがないので、24ヶ月間レンタルのほうが安くなります。

モバレコエアーの契約の流れ

モバレコエアーは公式サイトから契約できますが、口座振替の場合は事前に電話予約を取る必要があります。

クレジットカードで支払う場合は「申し込みフォーム」に、電話予約を取るときは「電話予約フォーム」に書かなければならないので注意しましょう。

なお、申し込みフォームには入力内容の確認が目立たない位置にあるため、クリックする際に間違えないようにする必要があります。

申込みが終わるとオペレーターから電話がかかってきますので、運転免許証などの本人確認書類とクレジットカードを準備して待ちます。

オペレーターと話しながら、支払方法を登録するなどして申込みが完了します。

フォームから送信したけれどもやっぱりエリアが心配などという場合も、質問しながら進められるので安心です。

モバレコエアーを解約するときのチェックポイント

解約するにはソフトバンクサポートセンター0800-1111-820に直接電話します。

受付時間は10時から19時で、末日までに連絡をすればその月限りでの解約として扱われます。

契約は2年毎に自動更新されますので、違約金なしで解約したいならば更新月に電話しなければなりません。

中途解約の場合、10,450円の契約解除料を支払うことになります。

端末到着後8日以内でのキャンセル

モバレコエアーのエリアは細かく区切られており、同じ町内でも対応している通信速度が違うことが多くあるため、端末が到着し早速セットアップして使ってみたものの自宅では使えない、うまくつながらないということもありえます。

そのような場合には違約金がかからない初期契約解除制度を適用できます。

端末到着後3日以内にサポートセンターに連絡を入れて解約方法を聞き、8日以内に端末がサポートセンターに到着するように返送するだけです。

端末を購入した場合の注意点

契約に端末を購入し回線を中途解約した場合は、端末代の残債を支払わなければなりません。

最初の更新をせず2年で解約した場合、36回、48回払では残債の支払いが必要です。

手元に残った端末を使っての持ち込み新規契約もできませんので、新たにモバレコエアーやソフトバンクエアーを契約する場合にはまた端末を買うかレンタルする必要があります。

端末をレンタルした場合の注意点

端末をレンタルした場合でも回線は2年契約ですので、解約した場合には回線の契約解除料がかかります。

また、端末をただ返送しただけでは解約したことにならず、所定の手続きが必要になることに注意してください。

モバレコエアーはこんな人におすすめ

モバレコエアーは固定回線とモバイル回線のいいとこ取りをし、家族親族でソフトバンクのユーザーが多ければ多いほどお得になるホームルーターです。

ただ通信エリアが狭い、利用中に引っ越すと住所移転の手続きをしないと使えないというデメリットもあり、ユーザーを選ぶものと言わざるを得ません。

まとめると、モバレコエアーは

  • 使いたい地点で使えることが確認できた
  • 同居家族や離れて暮らす家族にソフトバンクのユーザーが多い
  • 最低2年間、可能なら4年間継続して契約できる
  • 短期間での大量使用に対する通信制限があると困る

という条件に当てはまるなら便利に利用できます。

中でもエリア確認は極めて重要で、初期契約解除制度が適用できるとはいえ、可能な限り申し込みフォーム送信後の折返しの電話でオペレーターにエリアを確認してもらいましょう。

エリアを確認してモバレコエアーを申し込む

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15年以上様々なモバイル回線を使ってきた経験から、あなたが自分に合った回線をお得に使えるよう、複雑な契約の中身をわかりやすくお伝えします。

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