Broad WiMAXは3年間は解約できないというのが契約の前提条件です。ですから、3年毎の契約更新月以外に解約すると最大で20,900円の違約金が発生します。
さらにBroad WiMAXの初期費用無料キャンペーンを適用すると、契約25ヶ月目までの解約でキャンペーン違約金10,450円が追加で請求される点にも気を付けましょう。
契約した月を把握しておくと、最も解約時の負担が少ない時期がわかるので安心です。
Broad WiMAXの解約は電話1本でOK
Broad WiMAXを解約するには「Broad サポートセンター 解約専用ダイヤル」へ電話して、オペレーターに解約を連絡します。
解約先 | |
受付窓口 | 受付時間:11:00 ~ 18:00(月~土 / 年末年始は除く) |
注意点としてシステム締め切りの都合上、当月中に解約できるのは25日までの連絡で、26日以降から月末までは解約を受け付けてもらえず翌月1日以降に連絡する必要があります。
電話口でお客様番号が必要になるので、端末と一緒に送られてきた契約書を準備しておくと解約がスムーズに進みます。
Broad WiMAXの契約期間と契約解除料
Broad WiMAXは3年間契約を継続することを基本としており、契約期間に応じた更新月の前に解約すると以下の通り違約金(契約解除料)が発生することになります。
契約開始からの利用月数 | 契約解除料 |
---|---|
0~12ヶ月目 | 20,900円 |
13ヶ月目~24ヶ月目 | 15,400円 |
25ヶ月目~36ヶ月目 | 10,450円 |
37ヶ月目(更新月) | 0円 |
38ヶ月目以降 | 10,450円 |
契約開始からの利用月数 | 契約解除料 |
0~12ヶ月目 | 20,900円 |
13ヶ月目~24ヶ月目 | 15,400円 |
25ヶ月目(更新月) | 0円 |
26ヶ月目以降 | 10,450円 |
更新月に解約しなければ契約は自動更新され、改めて2年または3年の契約期間が継続されます。
なお、2年契約をしているユーザーは自動的に3年プランに変更することはありません。
そのため違約金を支払わないようにするためには、2年または3年毎に1ヶ月設定されている契約更新月に解約手続きをする必要があります。
違約金は契約期間が短いほど高額で、契約から1~25ヶ月間での解約は違約金が1万円を超えています。
24ヶ月以内の解約にはキャンペーン違約金が加算
Broad WiMAXには初期費用が0円に設定されたベーシックプランの他に、ベーシックプランより月額料金が安い代わりに初期費用18,857円がかかる月額最安プランがあります。
その一方で「初期費用18,857円割引!Web割キャンペーン」キャンペーンを利用することのデメリットとして、契約開始月から2年以内(1~25ヶ月目まで)に解約すると、キャンペーン違約金として契約解除料に加えて10,450円追加されることがあげられます。
たとえば契約から10ヶ月後に解約すると通常の違約金20,900円にキャンペーン違約金10,450円が加算されて合計28,500円の違約金、契約から20ヶ月後に解約した場合は通常の違約金15,400円にキャンペーン違約金10,450円が加算されて合計23,500円の違約金が発生することになります。
このように短期間での解約では高額な違約金が発生してしまうので、Broad WiMAXを契約する際は契約期間満了を前提とするとよいですね。
Broad WiMAXを解約するタイミング
契約更新月以外に解約すると違約金が発生してしまうので、Broad WiMAXを解約する際にはタイミングに気を付けましょう。
解約する前に早めに自分の契約では契約更新月がいつになるのか確認しておき、カレンダーに印をしておくといった工夫をして忘れないようにしたいものですね。
ただ契約更新月よりずっと前に、何らかの事情があって契約の意思が固まっているのであれば、違約金を支払って早めに解約した方が負担は少ないこともあるのであわせて確認しておきましょう。
具体的には初期費用割引のキャンペーンを利用して月間データ通信量の上限がないギガ放題月額最安プランを契約している場合は、契約1~13ヶ月目の違約金合計は28,500円、14~25ヶ月目までの違約金合計は23,500円で契約3~24ヶ月目までの月額料金は3,752円なので、最初の契約更新月の7ヶ月より前なら違約金を支払って解約してしまった方が安上がりです。
Broad WiMAXのギガ放題月額最安プランは25ヶ月目以降、契約解除料が10,450円に下がる一方で月額料金が3,752円から4,412円に値上がりします。
そのため違約金が安くなる25ヶ月以降なら、契約更新月から3ヶ月以上前なら先に解約した方が支払う料金が少なくなります。
仮に現在Broad WiMAXを契約している場合、契約更新月に違約金0円の状態で解約して改めてギガ放題月額最安プランを申し込めば、あらためて契約1~2ヶ月目は2,999円から始められますからこの方法の方がお得です。
さらに改めて契約し直せば、新しい技術を搭載し最大通信速度が速い最新のWiMAX2+端末が使えますよ。
解約後いつまでつかえる?
Broad WiMAXは解約申込みをしても、申込み月の末まで利用することが可能です。
スマホのようなポータビリティ制度もありませんので解約後の日割り計算もなくどの日に解約しても月末まで使えるので、当然月額料金はいつ解約しても1ヶ月分請求されます。
また解約翌月1日には通信も止まりますので、余分に使ってしまうこともありません。
Broad WiMAXの端末は返却不要
Broad WiMAXを解約すると使わなくなった端末をどう扱ったら良いのか、悩む人が少なからずいます。
結論からいうとBroad WiMAXの端末は月額料金の中に含まれているので、解約後に返却する必要はありません。
縛り期間中に解約しても、違約金の中に端末料金が含まれていますので返却を要求されたりすることもありません。
あなたのものですので、端末は自由に処分できます。
捨てる際はリチウム電池が入っている機械ですので、自治体のルールに従って処分をします。間違っても金属ゴミで捨てないようにしてください。
裏技としてLTEオプションが使える端末なら、au系格安SIM(UQmobileと相性が良い)と組み合わせることで格安ポケットWiFiとして引き続き使うことも可能です。
SIMカードの返却は必要?
Broad WiMAXのSIMカードは返却不要です。
プロバイダによっては返却が必要なところもありますので、混乱してしまいがちですがBroad WiMAXに関しては端末もSIMカードも返却は不要で処分は自由にして良いものになっています。
いつでも解約サポートはどういうときに使う?
提供エリアの確認をしっかりしたうえでモバイル通信を申し込んでも、引っ越しなどで電波状況が悪く接続が安定しなかったり通信速度が遅くなったりしてしまうことも稀にあります。
しかしそれを理由にWiMAX2+を解約すると、契約解除料が免除されることはありません。
そういう予期しない自体に役立つのが「いつでも解約サポート」と呼ばれるBroad WiMAX独自の乗り換えシステムです。
同社のWiMAX2+を契約していてサービスに満足できない、電波状況が変わってしまった場合、満足保証を使えばBroad WiMAXが指定する別回線(Broad 光・Yahoo! BB)に違約金なしで移行できます。
通信販売のクーリングオフとは違いますから、この保証を使っても事務手数料や月額料金が返還はされません。
ですが万が一の際にご満足保証を知っていれば、不本意な違約金を支払う必要がなくなります。
このご満足保証に利用期限はないので、契約後に環境が変わりWiMAX2+の電波が入りにくくなったというような場合でも、理由の申告なしに使うことが可能です。
その際オペレーターが環境にあった回線を提案してくれるのでニーズに合ったサービスをじっくり選ぶことができます。
自宅回線をBroad WiMAXから光回線に変えたいとき
いつでもご満足保証を使ってモバイル通信の回線をWiMAX2+からLTEを使った他社回線へ移行することも可能ですが、より高速で安定した通信が可能な光回線に変えられることも覚えておきましょう。
WiMAX2+ギガ放題プランは月間データ通信量の制限がないため固定回線代わりに使われることもあります。
またギガ放題プランでも3日間の使用データ通信量による速度制限があるので、使い方によっては速度制限に引っかかり思うような通信速度が得られないこともあるでしょう。
新しく使ってみた場合でこの速度制限に抵触して快適にインターネットが使えない状態であれば、いつでも解約サポートを利用して光回線への移行を検討するのも一つの選択肢となりえます。
Broad WiMAXでは2年または3年の契約を満了し契約更新月に解約申込をすれば違約金が発生することはないので、解約時の費用は0円です。
また新規契約時に初期費用無料キャンペーンを利用した場合、契約してから25ヶ月目までに解約すると契約解除料とは別に10,450円のキャンペーン違約金が発生しますが、契約更新月または25ヶ月目を過ぎてからの解約ならばこの違約金もかかりません。
キャンペーン違約金を含めると違約金は最高で28,500円に上るため、契約更新月に解約するのがベストです。
しかしWiMAXが使えなくなるなどの事情があり2年たたずに解約せざるを得ないときは、Broad WiMAXが提供するいつでも解約サポートを使えば違約金が最大20,900円免除されるため、この制度を使った回線の乗り換えも一つの選択肢として検討することをおすすめします。